これは、おお振り交換日記で続いているパラレル設定で書いております(笑)
パラレルなんて見たくもねぇという方はやめたほうが良いと思います。
割と、シリアスかもしれません。
地の文がすべて、平仮名です(たまに単語でカタカナもあり)ので、非常に読みにくいことこのうえありませんが(笑)気にしない方向でお願いいたします。
それでも良いというかたは、どうぞ。ついでに、続いてますよ(笑)
1話は下にあります。スクロールしてお読みください。

2話へ3話へ4話へ5話へ6話へ7話へ最終話へ























むさしのというくにに、ふらりとまほうつかいがやってきました。

そのまほうつかいは、つりめでいかにもなまいきそうなたいどでしたが、ふしぎとむさしののひとたちにはきらわれませんでした。

そのまほうつかいは、すこしまえまでにしうらというくにのはずれに、ししょうやおとうとでしといっしょに、おおきなしろにすんでいたのですが、きゅうにたびにでたくなってそのしろをでてきたとかたりました。

まほうつかいはいつもつかいまのねこといっしょに、むさしののくにをふらふらとさんぽしてすごしました。

ひとけのないもりのおくややまおくで、ひきこもってあやしげなまほうをつかったりしないのも、まほうつかいがひとびとにうけいれられたりゆうでした。

むさしののくににきてからのまほうつかいは、まほうはほとんどつかいませんでした。むらびとやまちのひとに、やくそうをつくってあげたり、てんきをうらなったりと、ほんらいののうりょくのはんぶんもつかわないですごしていたのです。

「あれ、榛名。きょうも暇そうだな〜」

「うるせぇよ、メガネ」

そんなふうにのんびりすごしているうちに、まほうつかいはアキマルというせいねんとなかよくなりました。

アキマルは、ふどうさんやにつとめるきのいいせいねんで、なにかというとまほうつかいをきづかって、いかにものろわれそうなやしきや、ゆうれいがでるとうわさのいっけんやをしょうかいしようとしてくれます。

「あ、加具山さん。こんにちわ」

「よう。秋丸も元気そうだな」

きもちのやさしいアキマルは、まほうつかいがつれているつかいまのねこにも、ていねいにはなしかけます。

つかいまのねこは、そんなアキマルがきにいっていたので、ちょくちょくいっぴきであいにいきました。まほうつかいがそれにやきもちをやくのですが、つかいまのねこはきにしません。

なによりまほうつかいは、ひがないちにちずっとつかいまをなでくりまわすので、つかいまのねこはうんざりするのです。

「加具山さん、こいつに声なんかかけなくっていいですってば」

「…知り合いに挨拶もしないほうがどうかしてるだろうが」

「だって〜」

「あ〜、うるさいうるさい」

まほうつかいは、つかいまのねこにあたまがあがらないようでした。

アキマルはそれをたのしそうにながめています。

ただ、まほうつかいはつかいまにそんなにこしがひくくていいのかとおもうことはありましたが、いままでたずねるきかいがありませんでした。

「そういえば、榛名。なんで加具山さんに敬語なんだ?」

「加具山さんだから」

ついでとばかりにきいてみましたが、まほうつかいのへんじはこたえになっていませんでした。

こたえたくないのか、たんにことばをしらないのかアキマルはすこしなやみましたが、ついきゅうするのはやめました。なんとなくきいてはいけないようなきがしたからです。

「なんだかな…まぁいいや。それじゃ、家が買いたくなったら声かけろよ」

「まともな物件ないから嫌だ」

まほうつかいは、にわつきいっこだてで、しろいかべにぶらんこがついているような、しんこんかていのふうふがほしがりそうないえがほしかったのです。アキマルがつとめるふどうさんやには、そんなかわいらしいものはあつかっていないので、まほうつかいはしゃくやずまいでした。

それでもまほうつかいは、まったくかまいませんでした。

アキマルがさっていくのをみおくって、まほうつかいはまたあるきだしました。やっぱり、つかいまのねこといっしょにあるきます。

「加具山さん?」

「ん〜?」

「加具山さん」

「なんだよ」

「楽しいですか?」

「うん?楽しいよ?」

「なら良かったです。俺も楽しいんで」

「ふ〜ん?」

まほうつかいはじょうきげんで、さんぽをつづけます。そんなまほうつかいを、つかいまのねこはふしぎそうにみましたが、まほうつかいがたのしそうにしているので、まぁいいかとおもいました。




>>