I am DETECTIVE


それは俺がまだ小学校6年の頃だった。友達を家に呼び、いつものようにTVゲームをやって楽しんでいた午後の出来事。

はっきり言ってこの後、起きる事件は予測もつかないような出来事だった。少なくとも不幸耐性が無かった俺には予期不可能。

>ごめん、嘘言いました、今でも予期不可能

そんないたいけな(痛い系な)齢11歳の俺の身に起きた事件は今時どこの少年誌でも取り上げられないようなモンだった。

ガッシャァァァァァァァァァン!!!!

どこかでガラスが激しく割れるような音が突如鳴り響いた。

その時は俺とは無関係な出来事だと勝手に認識し遊んでいたのだが漠然とした不安を抱く俺(この時から第6感が備わっていたんだろう)

「まさかウチじゃないよね。。。」

心の中でも自分で言い聞かせていたつもりだったがどうしても嫌な予感がしたので俺は家の所々に異変があるかどうかを調べる事にした。

すると・・・

家の一環、風呂場が悲惨な光景となって俺を出迎えてくれた。

床のタイルは窓ガラスの破片で埋め尽くされ、それはそれは酷い有様としか言い様が無い。

「一体何が起きたのさ…」

バスルームの所々に飛び散ったガラスの破片。どう考えても今の俺でも平静を装うのは困難な状況であっただろう。

だが、11歳の俺はその現実に直面する事になる。これを悲劇と言うんだろうネ(苦笑)

俺は違和感を覚えた。バスルーム内に見た事も無いサッカーボールが転がっている。

「これが原因か…」

とゆーか、俺はこの時はバスルームの凄惨な光景を目の当たりにして頭が真っ白だったが

今、冷静になって考えてみると凄いなこの事件。

“ドラ●もんの世界”かよな。ボールが窓ガラス突き破るって(あの世界では野球の硬球だが)

今では俺の家の前には新築3階建ての家が建っているが、当時は空き地であった(ドラ●もんと同じだな)


やっぱり空き地沿いに建っている家ってのは、ボールが窓ガラスを突き破ってくる宿命なのかネ(血涙)


呆然とバスルームで立ち尽くす俺に襲い掛かったのは母っが激怒するだろうと予測される不安と恐怖だった。

“この事態を知ったら、邪無叔父や母が黙っていないだろう。問答無用で俺を殴りに来るだろう。”と当時の俺は考えた。

>人はそれを“被害妄想”呼びます


でも実際、ウチの家庭は説明するのは忍びないが、言ってしまうと血の気が多いのは確かだ。

この頃から俺は、無駄に責任感の強いガキだったな(−−;

俺は何を考えたのか“このままでは俺が怒られる。真相を突き止めよう”と決心したのだ。

あなたは信じられますか?俺はこの時からこんなヤツだったんですよ?つーか信じてくれ、

信じてくれないとここから先書けません書きません。


友人Nは門限の時刻が迫ったので残酷にも帰宅。俺は一人残されます。本当この人可哀相になってくるね。ここまでくると。

とりあえずNの見送りついでに外に出る事にする。

すると空き地に意味不明にも3輪車が転がっていた。

サンリンシャ?

「なんで事件現場に三輪車が置いてあるんだよ…」俺は混乱した。悶え苦しんだ。だって三輪車だ。

それじゃ何かい?俺が今から捕まえようとしているのは5歳にも満たないような乳臭い子供だと?

>ンなわけあるかいっ!


それにしても犯人はヤケに手の込んだ事をしやがる。俺に“犯人は5歳にも満たない子供だ”と植付けようとしたんだろうが

俺はそんなに甘ちゃんじゃない。俺は冷静を取り戻し聞き込み調査を始める。

余談だケド、小学校の頃なんだよね大人気漫画“名探偵コ●ン”が連載されたのって。

当時俺の中では探偵がマイブームだった。

恥ずかしながら「俺は将来探偵になるんだ!!!」と言い張っていたくらい探偵になりきっていた(実際高1まで本気で探偵になろうとしてた)

俺がこんなに冷静に物事に取り組めた時期もあったんだな〜と今、改めて実感、そして「若かったんだな…」と痛感するよホント。

小学生兼自称“名探偵”の最初で最後の事件。。。最後までお付き合い戴きたい。

>今まで序章だったの?


その後も空き地を入念に調べたが新たな発見は得る事も出来ないまま時間だけが刻々と過ぎていった。

そんな俺の姿を見た同じ学校の先輩(当時は中2?)のKさん(美人)が「どうしたの?」と話し掛けてきた。

「頑張れ!俺!そこで何とかして口説くんだ!!」

と今の俺が昔の俺に会う事が会ったら間違い無く声を大にして言うだろう。

でも残念ながらガキだった俺は年上の女に興味を抱く事なんて無い。

残念だ。。。ここで“口説く”というコマンドが使用可だったら今の俺に多大な影響を与えるLOVEイベントが起きてただろうに。。。


>話の趣旨が凄い勢いでズレてきたのでココで半ば強制的にシャットダウンしとく


俺は「風呂場のガラスが酷い事になって犯人を探してる、怪しい人見なかった?」

「えー、特に見てないよ。それじゃ頑張ってね」会話はそれで終わった。Kさんは付き添いの人と共にどこかへ去っていた。

今、思えばアレがKさんとの永遠の別れだったな(その後、会う事は無かった。恐らく引っ越した)

今だから言えるような気がする、、、きっと俺はKさんの事が。。。


>だから話脱線しすぎですって!


結局、俺は目ぼしい情報は手に入れる事が出来ず終い、恋も出来ず終い(苦笑)

夕焼けチャイムを鳴り、日も落ちてきた。

このままいくと「犯人は見つからなかった。親に殴られた、邪無叔父には半殺し」とか続きそうな雰囲気だけど


モチロンまだ話は終らないよん♪( ̄▽ ̄)

諦めかけたが俺は“犯人を捕まえる”と言葉に出したからには何とかしようと試みる俺。

自宅から1分もしない所にソロバン塾が位置している。塾前で張り込み塾に通う途中のヤツ等に事情聴取をしようと考えに至った。

だがほとんどの人間は俺の話に耳を傾ける事は無く、怪訝そうな表情をして塾内に入っていく。そんなのの繰り返しだった。

まぁ、そうだな。はっきり言って俺のやってた事って不審者と何ら変わりないし。

だが当時の自分は無鉄砲を絵に描いたようなヤツだったからこそ何も気にせず出来た。若いって良いよね。

そんな無鉄砲に付き合ってくれるヤツがいた。「それってY田じゃないかな?」と発言するヤツが現れた。

そいつの話に寄るとY田は空き地でサッカーをやっていたという話だった。

間違いない、犯人はほぼY田で決まりだろう。証言も取れた。更に聞くとY田は塾生らしく今現在授業を受けているらしい。

ここで張り込めば犯人を捕まえる事が出来ると確信した。

待つ事1時間、生徒の一人が塾から出てきた。

「お前がY田か?」

その少年はコクリと頷いた。

一人目からビンゴかよ!!と思うが本当にY田本人だった。

「ウチの風呂場のガラスを割ったのは君だね?」

Y田は素直に自分の犯した罪を認めた。数分間の話し合いの結果、夜に親と共に謝罪に来るという事になった。

Y田と別れ、俺も家に帰る事にした。

俺はこの時、事件解決の悦びと自分の名探偵ぶりに酔いしれていたんだが、良く考えてみたら

もしY田がウチにこの後訪ねて来なかったらどうするつもりだったんだろうか。実際連絡先も分からなかったし。

結果はちゃんとその後、母親と一緒に謝りに来たから良かったんだけどサ。

Y田と別れたその後、家に帰った時、殴られはしなかったが母親にどやされたってのは忘れないだろう。

結局、一時的に俺が罪を着せられたっていうオチ(−−;



後日談として、数日間風呂に入る度にガラスの破片が刺さるの刺さらないのといったらそれは大変だった。

これが(自称)名探偵時代に体験した、最初で最後の大事件でした。最後までお付き合い戴きありがとうございました。


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