種 作詞/oiko
花屋に並べられ万人に認められた花よりも
小高い丘にひっそりと咲いている名も知らない花
美しきに目を奪われ細(ささ)やかな存在は
人目に触れること無くやがて枯れる
全てを知ることはできないけど
土に還る前に会いたいな
太陽に照らされそれによって
生まれた影の中尚も生きる存在
それが僕の好きな花(もの)
花は咲く 春が来るたびに息を吹き返す
ただ歳を重ねるだけでは賢くなれない
時に僕らは荒(すさ)み利害一致で動く
子供大人でいたいのは僕だけでないはずなのに
人は執拗にそれを否定する
全てを変える必要はないけど
純粋さを捨てたくはないな
心に潜んだ種をそのまま
枯らしてしまう育てれば花が咲くのに
花は咲くよ 愛でるならば
蕾だって増えるのに 増えるのに
造花は綺麗かもしれないが
そこに命は生きてはいない
本当の美しき花は心の中しか咲きはしない
だから種を育てるよ
時が僕一人置き去りにしていっても
花は咲くよ 愛でるならばやがて蕾も増えていくから
花は咲く 庭に今日もまた種を一つ植えた