つれづれなるままに
「取り留めのない思い。」
2002年3月11日開設
2002/03/11(XG)
:太陽が落ちかけている…
:それを眺めながら、私はこの雪原の中、佇んでいる、
:そう、もうあれはいつのことになるのだろう…
ある朝、目を覚ますとそこは暗い一室だった、
貴方は開く者だ…その老人は言った
開く者…その言葉の前に召喚された人々は1000人を越すそうだ
皆、急に呼ばれてしまった戸惑いを持ちながらも
この世界の環境に慣れていった。
環境順応能力の高さこそが
開く者の証だとでも言うように
ある者は戦士として、ある者は商人として
それぞれの道を選択していく
そういう意味では私は落ちこぼれだったのだろう…
ああ…
私は何がしたいんだろう…
私は何になりたいんだろう…
私はなぜ…呼ばれたんだろう…
初めの頃はそんな悩みを常に持ちながら、
何も決められずに生きていた…
そんな時だった…、私が彼らに出会ったのは、
:太陽が見えなくなった
:私はこの時間が好きだ、この夜でも夕暮れでもないときが…
:太陽の光がわずかに残りうっすらと空に光を投げかけている
:この時が…
:この光が…美しいと思う
私は彼らの仲間になることにした、
彼らは特に目的もない私を暖かく迎え入れてくれた
彼らに出会ってからは
時間の流れかたが変わったかのように錯覚する…
時に刹那の瞬間の様に早く…
時には朝のまどろみのようにゆっくりと…
(それは…それはとても心地のよい時の流れ…)
私は今、きっと幸せなのだろう…
彼らの声が聞こえる
私を呼んでいるようだ、
私は大きく手を振り彼らの元にむかった
:雪原に月の明かりが乱反射して
:夜だというのに視界はとても広い…
:夜は嫌いだった…
:でも…
:今は前ほど…嫌いではないかもしれない…
fin