釣りをするひと




あ、こんなところに居た。スマイル昼飯できたっスよ〜・・・て何してるんスか?

「釣りだよ〜。」

ふーん・・・。

つれるんスか?

「さぁ〜、どうだろうねぇ。」

あの、ごはん・・・・・・。

「もうちょっと待ってて?」

別にいいっスけど・・・。

「まぁ、ゆっくりしてなヨ。芝生に寝転ぶと気持ちいいよ〜」

・・・じゃあ、お言葉に甘えて。

「ん〜・・・釣れないねぇ。」

餌とか何つけてるんスか・・・・ってこれ縫い針じゃないっスか!!

「うん。そうだね。」

そうだねって釣れるわけないでしょう・・・・?

「まぁ、考え事してただけだからね。そもそもここに魚なんていないし。」

・・・・・・・・・・・・・。

「・・・・怒った??」

いえ。ぜんぜん。

「怒らないでよ〜」

怒ってませんてば。

「じゃぁ、拗ねてるのカナ?」

おちょくらないでください。

「おちょくってなんか無いよ〜」

釣れもしないところで釣りしてるなんて言ってる時点でおちょくってますよ。

「あ、そっか。じゃあそういうことでいいや。」

・・・・・・・・・・・まだ「釣り」するんスか?

「うん。もう少しね。付き合ってくれる?」

いいっスよ、別に。

「ありがと。」











・・・・・・・・・「釣り」して何を考え事してるんスか?

「それは秘密〜。」

・・・・・・・・・・・。

「拗ねないでよ。」

拗ねてませんってば。

もう、いいっスよ。

「(拗ねちゃった)」











「不貞寝しちゃったねぇ。」

「・・・・・・・・・・・・ボクの「考え事」は君に決まってるじゃない。ほんと鈍いねぇ、このワンちゃんは。」

「・・・・・・ボクも寝ようかな。」











・・・・・・・・・・・・あれ?

今、何時っスかね・・・・?

・・・・・スマ寝てるしなぁ・・・・。

あ、起きた。

「・・・・オハヨ。」

おはようございます。

「・・・・・もう夕方だね。お昼食べ損ねちゃった。あ、ユーリ怒ってるんじゃない?」

ユーリは今日は仕事っス。

「そっか。なら良かった〜。」

良くないっスよ。

どうするんですか俺の作った昼飯。

「ボクが責任もって食べるよ〜。アッシュの料理は冷めてもおいしいんだから。」

・・・・・・・ありがとうございます。・・・・・・・・・・・つってもカレーだから鍋温めればいいんスけどね。

「ホント?うれしいなぁ〜。」

先帰って用意しときますね。

「あ、ボクももう帰るよ。」

・・・・・・「釣り」はもういいんですか?

「うん。もう満足したしね。」

・・・・・・・・・?

「一緒に帰ろうか。」

はい。