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- はじめに -
このレポは書く必要があるので書きました。
これまでご覧の方はなぜ7月の大会以降レポを書いていないのだろうという疑問があると思います。
大会そのものに出てないことも確かですが、それ以上の理由があります。
この大会にてはっきりしましたのでここで書くに至りました。
(番外「Finals'00予選」も併せて読むとわかりやすいかもしれません(^^;))
- 調整 -
2、3週間前に一度だけ友人と行なった。
(このレポにおいて「彼」と書いたらこの友人のことを指す)
「彼」は私と最も長くマジックをしてきた友人であり、「彼」なしで現在マジックしている私はあり得ない。
「彼」は大会にはほとんど参加しなく、しかし私の大会での様子や成績を近くで昔から知っているほとんど唯一の人間である。
そしてまた「彼」と同じ大会に参加するのは数年ぶりであり、マジックをするのも年に何度あるかどうかで、「彼」とマジックするとホッとする。
…以上も必要なことなので書いた。
おそらくこれを読んでいる方にとっても全くの無関係ではないと思う。
(注:「彼」はもちろん実在します)
さて、そこで初めて「彼」と有名デッキいくつかを動かす。
その一週間後あたりだったろうか、実際の様子が知りたかったので大会に出てみる。
結果、1勝4敗(5回戦)という信じられない成績を残す。
4年以上のマジックの中で群を抜く悪さであり、4敗は初めてであり、「彼」と調整してこういう成績になることも初めてである。
むしろ即席だけに順当と言えるがそれにしても、である。
- デッキ分布はどうだ? -
正確な所はどうだったのだろう?
それ以前の問題だったとも思われる。
- 出場デッキ -
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4 Replenish (UD) 4 Frantic Search
(UL) 2 Pandemonium
(EX) |
2 Saproling Burst (NE) 2 Mox Diamond (ST) 4 Adarkar Wastes |
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2 Wastesland (TE) 1 Seal of Cleansing (NE) 3 Chill |
2 Pyrobrast 2 Masticore (UD) |
「Pande-Burst」と言われる補充デッキ。
2ターンキル以降があるが5ターン目以降になるとグンと勝利から遠ざかる。
エクステンドに対する知識や経験があまりにも少なすぎるため長くやらないデッキを選択し、そう作った。
特化させてないクリーチャーデッキに対してさえちょっとでも遅れをとると勝てないことに悩み、最終的に諦める。
限られた時間の中で精一杯だったと思う。
もちろん言い訳でも褒めてるのでもなく。
本文中のターンごとの手順を今回はできるだけ無視したいため、デッキについて書いておく。
「Intuition」「Frantic Search(以下、サーチ)」「Replenish(以下、補充)」の3種類のカードがキーとなり、このうちの1枚が最初の手札に無いと厳しいことになる。
よって重要1マナカード「Pyrobrast」と「Duress」が前2つに効くという問題も含んでいる。
先ほど5ターン目以降になると勝利から遠ざかると書いたがその理由は2つある。
1つにはコンボ成立までのお膳立てがわかりやすく、序盤のそれを阻止されると展開が一気に遅くなること。
もう1つは土地が痛いこと。「AdarkarWastes」と「Ancient Tomb(以下、2ダメ土地)」の痛さは半端ではない。
最も簡単で良くある勝ちパターンを挙げる。
1ターン目、「島」セット。
相手エンドに「Mystical Tutor(以下、青チュー)」で必要なものを。
2ターン目、「2ダメ土地」セット。
相手エンドに「Intuition」でコンボパーツ(「Saproling Burst(以下、バースト)」と「Pandemonium(以下、パンデ)」)を。
3ターン目、「サーチ」からセットランドで「補充」を打つ。
…「モックス」があればさらに1ターン早く、2マナ出る土地が無ければ1ターン遅くなる、これが基本パターンである。
もちろんそんな恵まれた手札を思い通りにするには時間がかかるし相手のいることで、コンボデッキは成立までのパターンの蓄積が大切な部分が大きいので、不明な部分が多ければその辺りはレポで拾ってください。
「サーチ」の代わりに「Firestorm」を使うと遅くなるが相手がウィニーの場合お互い様なので相対的に変わらないことが多い。
今回、「サーチ」系のカード5枚、「Force of Will(以下、Will)」系のカード5枚にした。
構造上2マナ出る土地が重要になるが、テストプレイから上の形に落ち着いた。
なお、テストプレイが足りないため気づくのが遅れたが「Fact or Fiction」を打っているようでは多くの場合手遅れである。
1回戦(ストンピィ)×○○
-1戦目-
普通に押し切られる。
負け。
-2戦目-
サイドから「hibernation」「Masticore」2枚、「Powder
Keg」投入。
「Intuition」からコンボパーツを持ってくるが今対戦に気がかりなことがあったため「バースト」の方を1枚にする。
手札に「バースト」が入る。
「hibernation」から「バースト」素出しで時間かせぎができる。
その後ももたつきが極まり「Masticore」で場を制圧し、「Intuition」から「補充」を打つ。
勝ち。
この対戦に勝ってしまうことに何の意味もありません。
ここは「パンデ」を握って負けるべきところです。
1回戦だと強く意識していたからです。
-3戦目-
相手の3ターン目エンドに「サーチ」(コンボパーツを捨てる)から「Intuition」を打ち「補充」をもってくる。
私3ターン目、セットランドから何も考えず「補充」を打つ。
勝ち。
1勝0敗
2回戦(赤緑)○×○
-1戦目-
相手先攻。
私3ターン目、「Fact or Fiction」を打ち、増えた手札からコンボパーツをディスカーズする。
私4ターン目、「補充」を打つ。
勝ち。
-2戦目-
サイドから「hibernation」「Masticore」2枚、「Powder
Keg」投入。
2ダメ土地やダメランの痛さと相手速攻の相乗効果に堪えきれず、
負け。
-3戦目-
相手マリガンし、タッチせずに返す。
相手1ターン目セット「山」。
エンドに私、「青チュー」で「サーチ」をもってくる。
私2ターン目、セット「2ダメ土地」から「サーチ」。
「バースト」2枚捨てて「モックス」から「補充」を打つ。
勝ち。
3戦とも形が悪い。
1回戦でも同様のミスをしています。
もっとしっかりした勝ち方でないと次に繋がらない。
次は大事な一戦だと知っているのだから。
2勝0敗
3回戦(ターボランド)××
勝負所はここ。決して結果からのものではない。
相手とはスタンダードで1度だけ対戦したことがあり、お互い覚えているが知らぬふり、無言である。
昔対戦したとき相手は白青パーミッションを使用。
性格は2人とも意地っ張りである、と思われる(^^;)
相手のデッキはターボランド。
以前対戦したときPTQは何で出るかと訊ねたそのままのデッキだった。
-1戦目-
相手先攻。
相手、セット「森」から入る。
私は「Adarkar」スタート。
相手2ターン目、セット「Wasteland」から「Adarkar Wastes」を破壊する。
私2ターン目、セット「Tundora」。
相手3ターン目、「Oath of Druid (EX)」。
相手5ターン目エンドに打った「Intuition」がきっちりカウンターされ、こちらも「Will」するが相手も「Will」で譲らない。
相手6ターン目の「Horn of Greed(SH)」をカウンターするもWillで守られる。
以下、一方的に展開され「Time Warp(TE)」からカウンターが3つ乗った「Morphling」に残り11点を一瞬で削られる。
負け。
-2戦目-
「覚えてますかね」と、さらっと聞くと「ええ、覚えてますよ」と微笑みながら返ってくる。
サイドから「Powder Keg」2枚、「白シール」2枚投入。
デュエル。
手札が酷く、マリガンできない。したらもっと悪くなる。もう間に合わない。
私2ターン目に「白シール」を張り相手は3ターン目に「Horn of Greed」を出す。
当然壊すがおかわりが出、カウンターするがきっちり通される。
相手は毎ターン動き、こちらがもごもごしてる間に「Hunted Wumpus(MM)」出される。
(あららっ!)
「頼むからこれで倒れてくれ」という相手の言葉が透き通り、緊張が解ける。
たぶん余裕からくる冗談だったと思うが( 相手は惚れ惚れするほど自分の道を的確な距離でテンポ良く歩く)、相手ペースを最後まで引きずってどうにもならなく、
完敗。
名前も知らないが素晴らしいプレイヤーだった。
デッキの不利をものともしないテンポ良いプレイ。
「今度はリミテッドですかね?」
そんな会話を振りつつ仲良く握手する。
2勝1敗
〜森の水だより(?)
この大会に出るはずだったがある事情から不出場になってしまった「彼」がちょうどやってきた。
ジュースを買おうと自販機前に行く。1回戦終了時もそうだったが、どうしても「森の水だより(?)」というペットボトルに気が取られてしまう、と冗談まじりに喋る。
「これだけは買っちゃいけない気がするんですよ。危ないなあ」
さて、「彼」に対し私が現在どういう状態にいるのか簡単に喋る。
3回戦の相手が明日まで抜けて欲しいということなども喋ったが、自分のことでは大きく2つ。
1つは、さっきの3回戦が勝負所でありその勝負に勝てなかった、ということ。
もう1つは、勝負所を落としてしまったが4・5回戦をどんな形であれ勝てばトントンと行っちゃうだろう、ということ。(これは3回戦の相手に育てられた部分があるから)。
しかしもちろん4回戦目がかなりきつくなるはずで、全く見当がつかないとも。
4回戦(Pande-Burst)○○
デッキチェックが入る。
見てないので信憑性がないが、確実にランド事故や「サーチ」「Intuition」「補充」が1つもない状況ではなかったかと思う。
「Fact or Fiction」が3枚手札に、という辺りか。
冗談を言い合いながら斜め前に座る「Necro-Donate」を2人して見る。
う〜む、この人は明日もいけるな、と思う。
なにか血色が良くて幸せそうに見えた。
このとき気づかなかったが、本戦(PT東京)に行けるのは2人だけなので、残る枠はあと1人ということになる。
デッキが私の方に先に返ってくる。
慎重に、一度人の手にわたったデッキを正直に切る。
相手のデッキは基本地形の多いタイプの補充であり、そのことは知っている。
-1戦目-
相手先攻。
相手3ターン目のエンドに「Intuition」を打つがカウンターされない。
(コンボパーツで、「パンデ」が手札に)
相手4ターン目のエンドに再び「Intuition」を打つがこれもカウンターされず、2枚目の「Will」を持ってくる。
相手5ターン目のエンドに3たび「Intuition」を打ち、2枚目の「補充」を手にする。
また、青チューで「Arcane Dinial(以下、アーケン)」を。
私5ターン目、「補充」を打つ。
→Mana Leak (SH)
私6ターン目「サーチ」で、相手はこれをカウンターできない。
「パンデ」を捨て、もちろん「補充」を打つ。
→Counterspell
→アーケン
→Will
→Will
→Misdirection
→Will
勝ち。
-2戦目-
サイドから「Pyrobrast」2枚投入。
デュエル。
先に「補充」まで繋げ、「補充」を打つ。
私は1戦目の展開からこの「補充」で終わると思っていた。
→Mana Leak
→アーケン
→Will
→Will
→Misdirection
つまり通らない。変だ。
手札には青いカード2枚に補充が1枚ある。
すると次のターンに打つ補充は通るので次のドローは「Will」か「Misdirection」しかない。また、相手にカウンターが無ければもちろん次のドローはそれら以外である。「Pyrobrast」はどうか?あったかもしれないがこの時の印象はピッチ以外なかった。結果ドローは「Will」。
知っていても何にもならない情報だけが入ってくるのに落胆しながら「補充」を打つ。
なにしろ、どうせ打つものなのだから。
→カウンタースペル
→Will
勝ち。
焦点がカウンターに見えるが、そうではない。
相手のデッキがそう作られていたにも関わらず補充の弱点を突いてこなかっただけである。
(注)ちなみにこの2戦目に限り手札に1枚しか「補充」がない状態で、代わりに「Will」があったとすると、次のドローで「補充」は引いてこないはずです。私が対戦中にきちんと感じ取れていないこの微妙なズレを、気にとめていただけると嬉しいです。
完全に崩れてますよね。
3勝1敗
対戦を終え場所を変えて「彼」に対し「デッキチェックは不条理の部分でした。助かった」という言葉を喋る。
大会中にこの言葉が出るようでは先が見えるというものだ。
イメージが貧困であり、そのことをわかっていない。
5回戦(Tradewind-Survival)××
シャッフルの途中に何度かカードを落としてしまう。
最後にハラリと落ちたのは「Volcanic Island」。
かなり和やかに進むが、私は喋りすぎだったと思う。
-1戦目-
相手セット「森」から「Quirion
Ranger(VI)」を出す。
相手セット「Tropical Island」から「Fittest」を置こうとするのをハズミで「アーケン」でカウンターしてしまう。
このターンのエンドに「Intuition」を打とうとわざわざ「2ダメ土地」を置いていたのが無駄になるばかりか自分の勝ちパターンまで無視してしまう。
次ターンの「Intuition」をきっちりカウンターされ一気に押さえつけられる。
負け。
-2戦目-
サイドから「Pyrobrast」2枚、「hibarnation」1枚、投入。
相手1ターン目セット「森」から「Birds of Paradise」。
相手2ターン目、ピッチで「Land Grant(MM)」。
オープンしてみせた手札は青く埋め尽くされている。
「いいの引いちゃいました」と言ってカードを置こうとする相手に「負けるようにできてますね」と返すと「どうもそうみたいですね」と言いながら相手「Quirion
Ranger(VI)」を置く。
情けない。招いたのは自分である。
負け。
3勝2敗
次、勝って止めにしますね。
「彼」に対しそう言って対戦表を見に立ち上がったとき独り言が出る。
「補充か」
6回戦(黒系Pande-Burst)○○
-1戦目-
相手先攻。
相手1ターン目、セット「Underground Sea」から「Duress」。
で「Intuition」や「Will」を見ずにまっすぐ「補充」を落とす。
ん?2枚あるんだが。
私1ターン目、セット「Wasteland」からすぐに起動し「Underground Sea」を破壊する。
相手3ターン目、「Marchant Scroll」で「Intuition」を。
エンドに私、「Intuition」でコンボパーツを。
相手4ターン目、「Marchant Scroll」で何か持ってきたようだが覚えていない(^^;)
私4ターン目、「サーチ」から「補充」を打つ。
勝ち。
-2戦目-
サイドから「マスティ」2枚、「Wasteland」2枚投入。
相手1ターン目、「Underground Sea」から「Duress」でまたも「補充」1点で落とす。
私1ターン目、セット「Wastesland」から「Underground Sea」を破壊する。
相手の土地が3枚目にかかる前に都合よく引いてくる「Wastesland」によって相手土地2枚までに縛り、相手「Brainstorm」などで頑張る。
しかしこちらも遅々として進まない。
「Masticore(UD)」を出すが「Will」でカウンターされる。
返すターン、相手やっと3マナ揃い「Negater」を出してくるがこちらも「Will」でカウンターする。
「えっ!?」と相手が声に出し意外そうな顔をする。
私に「マスティ」を通す理由がなく、相手には「Negater」が必要だったというだけですね(^^;)
さて、
次の相手のターン、「Duress」を打たれるがそれを「Will」する。
相手「調律 (US)」を置く。
エンドに、ようやく手に入れた「Intuition」を打つ。
私のターン、「補充」を置く。
無論、カウンターを持ってないが打つ。理由はこれが最終形だから。
メンコが別のメンコをひっくり返すように、補充に対応して相手は「調律」を手札に戻すが、、、
勝ち負けは既についるんですよね(^^;)
相手はきっちり3枚引いていたし、「Will」やその他妨害できるものを持てる要因が何もないので、
勝ち。
相手があと2枚は余計に引かないと無かったと思います。
(変な誤解を受けそうですが、相手はそのために努力していないということです。可能性を消してますよね)
3勝2敗
対戦後、相手がサイドから投入したカードを並べ始めた。
「Negater」3枚に「Ebony Charm」3枚。
それに対し私は「Charm」は違ったかもしれませんね、と言ってしまう。
(普段こんなことは言わない)
小細工しなくても自分の補充を忘れなきゃ十分いけたと思いますよ、という意味だったんだが、相手は引けなかったことに悔しさを持っているらしかった。
ここまでで2敗している人間はどこか崩れているものであり、何か本筋ではないものに力が入ってしまう典型だと思う。
少なくとも現段階で「Charm」を入れるサイドの仕方はマズイのではないかと思える。
仮にこれで勝てる努力をしたとしても先々が危ういと思える。
…もちろん私も同じである。
〜あとがき
偉そうに感じられるレポで、読まれた方を不快にさせたかもしれません。
そう思える部分がマジック本来の面白さや勝つために不必要な部分だからだと思います。
途中棄権という最悪の結末に身勝手にも、このレポは必要なものとして挙げさせていただきました。
このレポを失敗サンプルとしてなんらかのお役に立てていただければ幸いです。
私は傍観者であって、プレイヤーとして中途半端でした。
簡単に、傍観者は自分相手構わずマイナスポイントの換算に陥りがちだと思います。
このことを『フォームについて』の最後にチラッと触れるつもりですので、そちらも読まれてる方は覚えておいてくださると嬉しいです。
あるサイトのトーナメントレポートを読んだとき以来意識下にあることが繰り返し思い出され、実践できない悔しさが残る。
そして「彼」と、ある人に対し申し訳なく思う。
いつの間にか失ってしまっているプレイヤーとしての誇りと興奮を少しでも取り戻したい。
関わった全ての人たちに対し、心から感謝。
また最後まで読んでくれてありがとう!
〜みなさんの何かしらの役に立つことを期待して