2-1. 手札が透けて見えることについての確認等

 「読み」についてもう少し書きます。

 普通「読み」というのは情報を1つ1つ積み重ねていくことで正確さを増していくものです。
 情報を意識している時は「読み」、意識してない時は「カン」とされます。
 一般に「読み」は正確であるとされ、「カン」は悪い意味でとられます。
 カンで打つなら事故らないはずだしスーパープレイの連続に違いない。
 ・・というのが「読み」を重視する方の言い分ですが、読みで打つとしても同様に思います。
 「いや、そりゃ違う」
 とおっしゃる方はもう少し飲み込んでください(^^;)
 この場合どちらが良いんだという話にはあまり意味をつけたくないのです。
 どちらにしろ想定外のことに対して「交通事故だ」という言い逃れができるなら詰まらないからです。

 ともあれ、手札が透けて見えることがあります。
 では、手札が透けて見えれば負けることは無い!?

 そんなことはない、ことをきっと経験あるんじゃないかと思います。
 それは麻雀では当然のことであり、マジックにおいてももちろん当てはまるはずです。
 有利になることはあるでしょうが、大抵は手遅れか、もう必要としない状態になっているんじゃないかと思います。
 また後に書くことになる流れに乗った状態ではもっと突き抜けたものが見えてきますし(その状態では「読んでいく」のではなくて「何が起きるのか分かってしまう」)、それには順番が違います。
 透けて見えるのは結果の1つであって、求めるものではないはずです。
 この辺りの言い方には違いがあれ、大抵分かってるんじゃないかと思いますので、確認にとどめておきます。

「じゃ相手の色を読む事で状態を確認するのが良い方法だと言いたいのか?」
 それは違います。
 否定が多いですが、これはほんの一例に過ぎないことを了解してください。
 1つの経験には思考を1通りに決めてしまう危険の方が多いことをご存じだと思いますので、レポートに対してもこの文章に対してもそういう危険を意識しながら読んで下さい。
 単純に飲み込むよりもあなたの今までの経験を活かさないとたぶん信じていけないと思います。

 ・・色を推測にかかることで状態を確認するやり方はたまたまやったことの1つに過ぎなく、特に必要なものだとは思いませんし、色読みそのものが大事な事だとは全く思いません。
 ただ、何かしらその時の状態を把握する物差しを持たないと自分の感覚をどうしても信じていけないだけなのです(これは私の麻雀フォームの一部です。もちろんAの場合であり、Bは違い、麻雀では運のカウントから始め、続けます)。
 感覚を大切にしたいからそれに対して努力をしている、という風に捉えてください。

 勝負に入った。ではまず何から始めていくか。
 何かに出会った時、人はある程度対処方法を考えて向かうものだと思います。
 しかしそれだけでは長く続けることはできないことも知っているはずです。

 知らず知らずにやってることをどれだけ把握して実行するか。
 そしてその内有効なものは何だったか。不可欠な要素は何だったか。
 いい状態に早くもっていくためにすべきことは何か。
 それを対戦相手が変わろうと、変わって見えても、毎回同じ意識を保って進めていくことができるか。
 つまり、フォームに組み込めるか。

 あなたの事はわかりません。
 頑張ってください。

 なお、トーナメントレポートを読んで下さっている方なら薄々感じていると思いますが、私自身マジックに対して明確なフォームを1つに限って作ることを禁じています。
 勝負事に接する人間ならあまりやってはいけない事をしています。
 よって「それでフォームについて書くのは変じゃないか」という疑問はもちろんあるでしょう。
 しかし基本は同じだと思いますので、そういうことを書いていると了承してください。
 私もまた、いろいろな事を同時に模索中なのです。