3-1. 続き

 次戦の始めにどうなっていたいのか、どうなってれば良いのか意識して進める。

 言うのは簡単。しかしそれを掴むのは非常に面倒であり難しい。
 そうなる正しい手順を知るためには多くの良い経験が必要になる。
 引いたカードをそのままプレイするだけでは得られないものである。
 大抵の人は訳がわからないと無視し、天才に熱狂する。
 どこで掴んだのかわからないツキの良さに溺れ、ツキの悪さを呪う。
  私には、無知・無意識に対し無条件に万歳してるとしか思えない。

 練習中に積み重ねたものを大会でポンと出す。
 大会は発表の場所。いいんじゃないかな、と思う。
  メタを張り、あるデッキを5人で3日間300回回して240回上手くいった。
  だから大会でも普通にいけば7戦中5,6勝はいけるだろう・・。
 勿論とても大切なデータだと思うし、マジックの魅力の1つに違いない。
 しかし、そういう練習は1デュエルに限ったものではないだろうか。
 大会では単発寄せ集めの成果が意味を持たなくなるようにできている。
 「デュエル成績12勝4敗で大会成績5勝2敗」と「デュエル成績12勝8敗で大会成績6勝1敗」では勿論、後者が勝れている。
 こんな風に極端に捉えるのは危険極まりないが、知っていることだと思う。
 ではどうしてそこを軽く見る?

 繋げていく練習は、手軽なものでは、(変な話だが)、大会しかない。
 だから大抵デッキ作って動かしてハイ終わり、後は本番勝負としてしまう。  (注:普段から大会を想定して練習できる環境にいる方はここは読まなくていいです。私にはその環境がないので同様な方に対し書いています)

 大会が始まる、デュエルが始まる、・・
 ゲームは始まりが楽しいのかもしれない。
 なにしろ何度でも、生まれ変わったように最初から進められるのだから。
 始まることに対しただワクワクする。何も悪い事じゃない。当然だろう。
 では、それまでにしっかりした良い始まりをもっと前から作っていたらどうなるだろうか。
 もちろん、良いこと起きそうなのだからもっとワクワクしてるに違いない。
 狙って作ったにしろ狙っていなくても経験あることと思う。
 もっとも、狙って作ってるのなら次の準備に大忙しだと思うけれど。

 前の大会から次の大会へ、前のデュエルから次のデュエルへ、・・
 (ここは(5.)でも触れます)
 良い始まりを作る手順を掴むのは前に書いた通り非常に難しい。
 一朝一夕で掴むことができないばかりでなく相手に協力して貰わないといけない部分もかなり多い。
 (注:ちゃんと伝わるかどうか不安ですが、相手の良い部分を引き出し相手に自分の良い部分を引き出して貰う協力関係の意味です)
 そのやり方をぜひ探ってみて欲しい。
 たぶん、そこで何かに気が付くと思う(ニヤリ)

 繋がりを確認するとき、イヤな未来の一部分が見えてくるかもしれない。
 副次的に、良いことをしたと思っていたのに実は『ミス』に他ならなかったと知っていくことになるかもしれない。
 良くも悪くも見えなかったものがどんどん見えてくるのはきっと楽しいはずだ。
 デッキを作る過程が面白いのと同様に、きっと面白く感じられると思う。

 いつもやるべき事が山ほどあって忙しくて面倒。
 しかしこんな楽しい忙しさは日常にそんなにあるものだろうか。

 あなたはやみくもに真剣勝負と言いながら実は眠ってはいないか?
 これまで見てきた殆どの方は、成長する機会を無視しているように見える。
 試しに、最近出た大会でゲームから得られたものを整理してみてください。
 そのあまりの少なさに気づくことかと思う。

 マジックを始めたころ、1枚のレアカードをやっと手に入れ、「これでまたデッキが強くなった」と喜んだ時期があっただろうと思う。
 そのころに比べカードを持ち、効率などの知識を得、大会に出ている。
 しかしあなた自身どう成長しただろうか。またこれからどう成長したいのか。
 もう1%も伸びない?
 やっぱりその時の運の不平等さに腹を立てるだけでおしまい?

 私なんてまだまだわからないことだらけだ。
 そして知りたいことも試してみたいことも山ほどある。
 だって、問題はいつも山積みなんだから。