2004年 2月分


2004/2/29(日)

 12年連れた思い入れのあるテレビが完全に壊れ買い直し、3年前に壊れ放っておいたiMacも復帰が難しいということで廃棄とし、すっきりに拍車をかけるべく家にある本を一掃しよう何だと掃除をしておったら、エプロンが出てきた。……全く記憶に無い。
 思い出さないうちに捨てなくちゃならない。

 さて最近こればっかり、読んだ本を書いておく。
 ただ今回は数冊同時に読み進めるやり方ではなく、1つだけを読んだ。夢中で読んだから1つしか読めなかったんだなあ。

 『碧血剣』金庸 徳間文庫 1〜3巻

 12億人のファンを持つという中国の人気作家・金庸の武侠小説。
 武侠と聞いていろいろとくだらない先入観をもって読み始めたが、最初の数ページでそこいら全て吹っ飛んだ。
 仇討ち(皇帝暗殺)に燃える圧倒的に強く正しい若者を主人公に据えた、冒険あり色恋ありのとっても素直な娯楽活劇。物語は死んでなお絶大な影響力を持つ孤高の【邪道】金蛇郎君を中心に展開する。最後は「なんじゃい」だけれども、内容に関してごちゃごちゃ書く気になれないほど嬉しくて面白かった。そう、こりゃ嬉しいお話なんだな。

 義、情、血、侠気、義兄弟、師弟、1対1、少年マンガらしいもの、に弱い人におすすめ。
 「絶技」「暗器」「江湖」「軽功」「幇会」「点穴」「仙人」「毒」「一手」と聞いてピクリとくる病気持ちの人にもおすすめ。
 漢字格好いいなあ、と一度でも思ったことがある人にもおすすめ。
 文章が読める人におすすめ。
 つまりみんな読め。こぞって読め。
 病んでる人は特に読むべし。
 ていうか、どうも有名すぎるらしいので既に読んでる人多そうだ(^^;)

<今週発売マンガ雑誌>

 『週刊ジャンプ』『ビッグコミックスピリッツ』『週刊マガジン』『ヤングジャンプ』『モーニング』の、5誌で。

■週刊ジャンプ 

『こち亀』

 5億は安いだろう。
 というより犯罪です。

■ビッグコミックスピリッツ

『東京エイティーズ』

 普段は全く読んでなく、たまたま読んだ。
 きついこと簡単に描くね、という印象。
 男の反応やいかに、で来週だけは読んでおく。

『ガチ』最終回

 おつかれさま。

『20世紀少年』

 気がつけば15巻。ダレてきてたところ。
 今週は読者にケンジ一派&カンナ軍団を地下組織と確認させた、と。
 で、立ち上がるか新おなご、というところだ。
 いろいろと引っかき回すのが毎度おなごなんですな。
 よってこのおなごらが一同にかいした時がどうなるだあか、そいつも考えて読んでいこうなのか。

『π』

 売れない理由はいっぱいありそう。

■週刊マガジン

『魁! クロマティ高校』

 フレディは登場しなかったが、あいつはたぶんフレディ・マーキュリー。
 Queen流行ってますな。トーナメントレポで持ち出したこともあったが、なんだかんだ言っても嫌いじゃないから困るんだな。

■モーニング

『ジパング』

 ううむ。

■ヤングジャンプ

『河童の飼い方』

 いい構えだ。

『つっぱり桃太郎』

 パロ・スペシャル…
 芸者(?)の足腰の強さを誉めるべきか、鬼の不甲斐なさを攻めるべきか、ともかく、あまり気持ち良さそうではない。


2004/2/22(日)

 プレステ2という機械を5,000円で譲り受けた。DVDコントローラーなるもの付き。綺麗な状態だったし、とてもありがたい。

 さらにソフトがプレステのしか無いと伝えたところ、哀れがられて『ICO』というゲームを貸してくれた。ちょっと古いけど気にしないのでこれまたありがたい。
 http://www.i-c-o.net/
 (紹介ゲームの項目をクリックするとゲーム画面が見れます)

 とても可愛らしいゲームで、センスがとてもよろしい。動きも自然で無駄がなく、システムがシンプル、説明書も絵本仕立て、なにより雰囲気が素敵。クリア後は宝箱に大事にしまっておきたくなるようなゲーム。(※まだクリアしてません)

 上のゲームはちろちろやっているが、折角コントローラーまで貰ったのでDVDを買ってみたくなっている。で、候補は『スキージャンプペア オフィシャルDVD』という阿呆な奴。
 http://www.jump-pair.com/

 先日友人にちらっと観せられ、笑えたし安いしいいかなと。作者は知り合いじゃないが、やや個人的に繋がりのある人物らしいので、ちょっと応援したい気持ちも手伝って。バカで笑えるのだ。


 次。
 最近読んだ、読んでる本。現在は並行して4冊読んでる。

『姑獲鳥の夏』講談社ノベルズ 京極夏彦

 読了。
 小説はあんまり読まないので、やっと手つけた、という感じ。
 とにかく読みやすかった。
 あまりに理屈が立っていたことで、滑稽に読めたように思う。うまくいき過ぎているし、カラクリその他人物の行動まで、半分読んだ段階でほぼ全て明らかになるようになっているから、済ますことが出来た、という言い方が適当か。ただの一度も予想外のことは起こらないし、義理堅くて、裏切られないから、「興味深いお話」と突き放すのに手間はかからなかった。
 最初の方に出してきた量子力学の不確定性原理、これがこの物話を説明する上で大事にされていると思うんだが、笑ってしまった。ミクロと一緒にしちゃうの?って。で、それを適用した見方でどんどん進めちゃう。「飴の入った骨壺(?)」なんかを「シュレディンガーの猫」の代用として引っ張ってくる(大分違うんだけど)あたりも頑張っちゃってますな。
 「説明に関しては、パラドクスとは見なさないという方向でやっちゃうよ」を明確にしてくれて、以降分かりやすく読めた。先入観をからかうために持ち出した話ではない、と素直に読めたからか後の話は全て想像できた。私は個人的にはパラドクスだと思っていない(量子力学の問題じゃないと思っている)ので誤った使い方だと思うんだけど、それで最後まで徹底して書ききったのはお見事だし、無視した(又は知らなかった)人には読み物の面白さが伝わる仕組みになってると思う(^^)。
 長い文章にも関わらず、レールが敷かれているので安心でき、雑学が嫌味なくふんだんに盛り込まれていたため飽きることもなくて、面白かった。
 文章云々の問題じゃなしにして、論理も構わず、直感的にと言ってもいいくらいあっさりと馴染めちゃった理由なんかは、もう一つ別の作品を読むことでしか確かめられないのかな、と言い訳をつけて、いつになるか分からんけれども京極夏彦の名前を古本屋で見かけたらまた買ってみることにする。

『100円おかず』主婦の友ミニブックス

 孤独な今こそ、たくましく生きていこうの決意の元に買ってみた。
 左ページには出来上がりの写真、右ページにはレシピ。
 文庫サイズのフルカラー、100品くらい。
 今晩は「さば缶とキノコの煮物」(140円)に挑戦してみよう。

『数学的思考』講談社学術文庫 森毅

 タイトルは「数学的思考」だが、数学者の言い訳始め、えーと、いろいろと、そんな話みたい(こら)。
 私は昔から数学好きで、高校くらいまでは文系のくせに最も得意な科目だったので、数学者の言い訳やらジレンマを読むのも割に楽しかったりする。専門的で高度な話にはさっぱりついていけないものの、立ち読みも面倒と思い買ってみた。

『悪い薬』データハウス 中山純

 増補版ではなく、90年発売の方の単行本。昔々読了したような気もするが、内容さっぱり覚えておらんので、また暇つぶしに読んでおるところ。生きていくために必要がない&邪魔になると断言できる立派な本。

『勝負』成甲書房 升田幸三

 読了。
 14歳の時、「名人に香車を引いて勝つ」と母親の物差しの裏に書き残し棋士になるべく家出、後にそれを実現するという空前絶後の伝説を残した升田幸三のエッセー。内容は愛情に溢れたものであり、優しい言葉で語られているんだが、ここでは「名人に香車を引いて勝つ」についてだけ(私が忘れないように)書いておく。その話を聞いて興味を持ったのが本を買った動機なので、そっちの方が良かろうと。

 名人は将棋の世界では神様であり、あらゆるタイトルの中でも別格と位置づけられている。どの分野のプロでも最も基本的なピラミッド(リーグ戦)の頂点のさらに上なんですな。その名人に香車を引いて(抜いて)勝つ。つまり神様にハンデを与えてあげて、その上で勝つという、とんでもない志だ。
 それを実際にやっちまうまでを簡単に書く。

 昭和26年、第一期実力制名人・木村義雄の強力な後押しで、棋界に王将というタイトルが新しく誕生する。当時の王将戦7番勝負では第一局から3連勝の場合、「3勝差がつき次第タイトル確定、ただし次の対局は行い、香落ちとする」という独特の規定が盛り込まれていたそうな。升田は規定が定まる前、「名人が差し込まれたら大変なことになる」と名人の権威が堕ちることを危惧して反対したらしいが受け入れられず……。
 注目の王将戦はやはり、というべきか木村義雄名人VS升田幸三の対決になる。そしてこれまたやはり、というべきか升田がのっけから3連勝しタイトル(第一期王将位)をあっさりと手にする。続く4局目はいよいよ例の「香車を引く」対局である。しかしこのとき、升田は対局場に現れなかった。「名人に香車を引く」対局を拒否したのだ。(※大問題になった末、その後平手で4局目が行われることになり、それにも升田は勝利する)。
 それから4年後の昭和31年の王将戦にて、今度は大山康晴名人・王将を相手に以前と同様、3連勝で王将位を手にする。そして続く4局目を升田は指し、ついに「香車を引いて」名人に勝ってしまう。

 さらに翌年、悲願の名人位につくことで史上初の三冠達成(名人・王将・九段(現在の竜王))するんだが、そのときの言葉がまたいいんだな。
 「たどり来て、未だ山麓」
 本書でも書いているが、「私でさえ未だに将棋が分からないのに、分かったと言っとる若い奴らは何なんだ」

 「新手一生」升田は100年に1人の天才と呼ばれ、また将棋というゲームに寿命があるとするならば、300年はその寿命を短くした人物と言われているそうだ。
 こんな人が書いた本、ちょっと興味が沸きました。

<今週発売マンガ雑誌>

 『週刊ジャンプ』『ヤングマガジン』『ビッグコミックスピリッツ』『モーニング』『ビッグコミックオリジナル』の、5誌で。

■週刊ジャンプ 

『Steel Ball Run』

 スタート。
 ゴールは何年先になるだろう。

■ヤングマガジン 

『彼岸島』

 吸血鬼にならずに頑張れている村人たち。
 何食って生きてるのかは良しとして、寺なんて目立つ所に「隠れてる」なんてのを、雅も気づいてると思うんだが、攻めてこない理由があるのんか。

■ビッグコミックスピリッツ

『ゼブラーマン』

 マン好きだという話は以前しているが、このマンガは読んでなかった。
 アニキ哀川翔主演100作目となる映画『ゼブラーマン』も評判がよろしいようで、フィギアの購入まで考えているというおなごが周囲に2人おり、何だか観なきゃいけないような雰囲気になっておる。

 で今週初めて読んだのだけれども、意外にも面白そうなので、とりあえずは読んでいこうかと思っておる。

『ルサンチマン』

 そういえばこれもマンなんだな。

■週刊マガジン

『涼風』新連載

 つまりません。早速来週から読みません。

『おれはキャプテン』

 お前もキャプテンな奴のチームとの対戦は来週から。

『餓狼伝 暴威』

 スタイル良し。

■モーニング

『カバチタレ』

 なんだかなあ

『取締役 島耕作』

 これまたなんだかなあ

『グロコス』

 うーん。おとなしいなあ。

■ヤングジャンプ

『つっぱり桃太郎』

 かわいいと思うんだがなあ。

■ビッグコミックオリジナル 

『黒沢』

 現在格闘マンガに変身中。
 明日のためにその1を封じた黒沢は今後どう攻略していくんだろう。


2004/2/8(日)

 フラれた私、これを機に、小さなことからおっさん目指す。
 「自分おっさん化計画」、始動。

 林檎、たぶん幸福論。
 ♪ホントの幸せを探したときに
  デュエルスペースが必要だと考えるようになりました
  そして私は……

 そして私は、強さも隠しがちな弱さもさらけ出すことになるだろう、囲碁将棋サロンなるところに行ってみた。

 マンガ『ヒカルの碁』の碁会所には可愛いお姉さんがいたので、女っけあったらヤダなあと、やや不安に思いながらドアを開けてみる。しかしそこには素晴らしいおっさん世界が広がっておった。タバコの煙もくもく、傍らにはビールにスルメ、カーテンの柄が統一されていないばかりか長けも合ってない……女っけまるで無し。
 期待通りと言えよう。合格だ。

 ただ、どうやら囲碁のリーグ戦をやっているようで、将棋を指してる人が1人もいないのが気になるところ。新参者の私の相手が見つかったのは30分ほど経ってからだった。

 相手してくれたのは50歳くらいのおっさん。そのサロンの中では若輩者と言われていたが、それでも有段者らしい。物腰が非常に柔らかく、私のような者にも丁寧な言葉使いをしてくれる。バイクに乗るかのような、そんなタイプの皮ジャンを着ている。通り名が分からなかったので、勝手にライダー1号と呼ぶことにした。

 で、対局の結果だが、4局やって一度も勝てなかった。
 実力差がはっきりした3局目くらいから駒を引いてくれるのかと思いきや、引いてくれない。引かれてもイヤなものだが。
 私もいずれはあんな「絶対負けてやらねえぞ」の執念のおっさんにならなくちゃならんようだ。見習っていこう。

 22時くらいが閉店と聞いていたので、21時半ごろに帰ろうとする。
 すると他のおっさんから「家近いの?今度飲みに行こうよー」と声がかかった。

 ……時の流れと空の色に何も望みはしないように、よく分かんないけど、エナジーを燃やすことになるんだろう。デュエルスペースがそこにあるという真実だけで、幸福らしい。いや、なんです。
 たぶん、(おっさん化は)着実である。

 ※雀荘の雰囲気とはだいぶ違うが、みんなキャラが立っているのは共通の特徴か。

<今週発売マンガ雑誌>

 『週刊ジャンプ』『ヤングマガジン』『ビッグコミックスピリッツ』『モーニング』『ビッグコミックオリジナル』の、5誌で。

■週刊ジャンプ 

『デスノート』

 先週からチラチラ見ているが、よくわからん。
 洒落すぎてて私には読みづらいかもしらぬ。

『Steel Ball Run』

 ジョジョで出てきたような名前がごろごろ居るようなのは気のせいか。

■ヤングマガジン 

『カイジ』先週最終回

 なんか、泣けはしなかったけど、嬉しかったなあ。
 嬉しかったなあー。

『彼岸島』

 やっぱり島の話。
 来週は兄ちゃんの師匠登場。

■ビッグコミックスピリッツ

『ルサンチマン』

 切ねえなあ

■モーニング

『カバチタレ』

 上司立つ!
 のは来週から。

■ビッグコミックオリジナル 

『黒沢』

 「好きこそものの上手なれ!」

 黒沢〜いいぞー(笑)