私はこんな日を「神様の日」と呼んでいる。



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今日、私はいつも通りに学校へ行く為に家を出た。

至極普通の光景。
本当に何でもない、一高校生の日常。
少々寝起きが悪く、「遅れる」と言ってほんの少しドタバタするいつもの朝。

そう。全てが「いつも通り」であったのだ。

家を出る、その時までは。



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「いつも通り」家を出た私は、
「いつも通り」に駅まで続く坂道〜ほぼ一本道〜を自転車で駆け下りて行った。
「いつも通り」に。それが当然の事であるが如く。


だが、私は知らなかったのだ。
私の信じている「いつも通り」が
所詮はここ1年の経験に基づくものでしかないということを。
実際には、物事は、不確定要素が往々にして混入し、
その姿は刻々と変わって行くということを…

私は知らなかった。

そして、私はその事を知らざるが故に、「悲劇」に遭う事となった。
いや、私が悲劇を「起こした」のだろうか。
それは私自身にも解らない。

しかし、「悲劇」は起こった。
それは厳然たる事実であり、記憶にも残る。
忘れたい事ではあったけれども。



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〜その2へ続く〜