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第10回 馬を動かす

みなさんこんにちは。馬術講習もいよいよ佳境です。
今回は馬術において重要な要素である、騎手から馬への意思伝達の方法を教えますね。

『扶助』
馬は人の気持ちが良く判る動物だと言われています。人からの指示が正しく伝われば
それだけ馬とのコミュニケーションも深まります。
人から馬への意思伝達の合図を扶助といいます。扶助には主に三種類あります。

拳による扶助:良く手綱捌きと云う言葉を聞きますよね。手綱を握った手・拳は、
直接的な扶助をする時に使います。走る速度を変える、止める、曲がる、等です。
ここで間違えちゃいけないのは、テレビとかで馬を止める時に、手綱を強く引いている
のを見ますが、馬は強い力に反発する性質があるのでやっちゃ駄目です。
実際には、拳を腰に引き付けるようにしてしっかり停止させる事で馬を止めます。

脚による扶助:馬を前進させたり、速度を上げるのに使います。脚で馬のお腹を圧迫
することで刺激を生み、それが発進の合図になります。

騎座による扶助:上半身の体重を移動させる事で、拳や脚が指示を出した方へ
馬を動きやすくさせるものです。

副扶助について:上記の3種類以外に、鞭・拍車・舌鼓があります。
鞭はスピードを上げる時に必要に応じて使用します。
拍車は脚による扶助で馬が動かない時に、腹を突っつくのに使います。
舌鼓は指示を聞かない馬に注意を促すのに使います。

さて、次回は馬を前進させる方法について教えます。
これにて第10回馬術講習を終わる。以上、解散!


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