目次へ閂 葵へのメール一つ前へ次へ

第3回 素引き


よお、閂だ
ずいぶん遅くなってしまって申し訳ない。今回は素引き
今日は弓具を付けて貰う
弓以外に「かけ」と云う手袋みたいのがある
付けたら始めよう。かけは右手に付ける、弓は左手だ
右手を妻手(めて)、左手を弓手(ゆんで)と呼ぶ

いよいよ弓を引く訳だが前に云った様に足踏み、胴造りを確かめよう
次に弓の持ち方だが、弓の端を掌の真ん中に合わせ
中指、薬指、そして小指の先を揃えて握る
そして親指を人差し指と中指の間を巻き込むように合わせる。
この時親指が中指の上に乗った様な形になる。
これを手の内と呼ぶ
弓を持ったら次は弦。かけの親指の根元あたりに弦が引っ掛ける位の
溝と云うか、凹みがあるだろう。そこに弦を掛け、人差し指と中指を
親指に掛けるように持つ。此れは「取懸け」と呼ぶ

両腕を軽く下げ…弓の下端が足に当たるか当たらないか位までだな。
胴に対して四十五度くらいか
そして丸く抱えるように腕を曲げる。これが「弓構え」
この時点では手の内の巻き込みは未だ甘くて良い

次は「物見」
弓構えをしたまま顔を的の方に向ける
ちゃんと向いていないと顔を払ったりするから確り向けるように

そして「打ち起こし」
弓構えのまま腕を上げるこの時右手が額より少し上に来るように

「大三(だいさん)」
弓手の肘が今は未だ曲がっているだろう?それを伸ばす
この時に肘を入れる…上を向いている肘の内側を少し立てる感じだな
手の内をきちんと巻き込んで完成させるのもこの時

で、「引き分け」
胸を真ん中から開くように持ってくる妻手の肘は真下に下ろすのではなく
円を描くように下ろす。弓手は親指を的の方に押しながら

最後に「会(かい)」
引き分けで左右に開いたまま保つ
弓手は親指を的の方に押しっぱなし、妻手は下ろしてきた方向に伸ばす
この時にただ止まっているだけだと弓の力で会が小さくなってしまうので
ちゃんと押し続け、伸ばし続けないといけない

さて、今回は素引きまでなので会まで遣ったらゆっくり腕を上に上げよう
打ち起こしの状態に持っていってな
次回は弓を実際に撃ってもらう

ではまた


目次へ閂 葵へのメール一つ前へ次へ