第132話『ね』後


サンジ「…ビビちゃん、肩は…」
ビビ「大丈夫。かすっただけだって言ったでしょ? 血だってすぐ止まるわ」
サンジ「けどよ…! 女の子の肩に傷なんて…この船にだって傷薬くらいならある。
せめて止血くらいしといた方が…」
ビビ「ありがとう。でも、今は一刻を争うときでしょう?
これからお医者様の所へ行くのだから、その時にでも…」
ウソップ「医者じゃねェ! 魔女だ魔女!! 食われるぞ!?」
サンジ「(無視)ビビちゃん…君の身体は、君一人の物じゃないんだ…だから…」
ゾロ「…どこの夫婦の会話だよ…」
サンジ「ガーッ!! 茶々入れんじゃねェ! せっかく雰囲気作ってんだ、邪魔すんな!」
ウソップ「オイ、馬鹿やってる隙にルフィ行っちまったぞ!?」
ルフィ「あー…あーしあーとッあっしあと♪(サクサク)」
ゾロ「ゾウリで雪に足埋めてやがる…」
ビビ「寒くないのかしら…」
ウソップ「言われるまで気付かなかったくらいだからな!」
サンジ「ツラの皮どころか全身の皮厚いんじゃねェか?」
ビビ「厚い以前にゴムでしょう? …ゴムって保温性良さそうね」
サンジ「ビビちゃん、出血してるぶん余計に寒いんじゃねェか?
やっぱり止血はしておいた方が良いよ。さあ、こっちへ…」
ゾロ「ハーン…読めたぜ…」
ウソップ「そうか。そう言うことか!!」
サンジ「な…何がだよ!?」
ウソップ「ビビの手当にかこつけて留守番するつもりだろうが、そうは行かない!!
留守番ならこの俺が…」
ゾロ「そうじゃねェだろ…。てめェ、手当にかこつけて酒飲む気だな?」
サンジ「あァ? 言ってる事がわかんねェよ」
ビビ「Mr.ブシドーは、口に含んだアルコールを
吹き付けて消毒すると思っているんじゃないかしら」
ゾロ「ん? 違うのか?」
サンジ「いつの時代のお侍さんだてめェは!! マキロンに決まってんだろ!?」
ウソップ「お前こそ、いつの時代の子供だ!?」
サンジ「ささ、ビビちゃん、こんなアホ共はほっといて、消毒に行きましょう♪」
ビビ「…わかったわ。でも、手当は自分でするからサンジさんは外でまっていて(スタスタ…パタン)」
サンジ「クッ…読まれてる…淡雪のように滑らかな生肩がこの扉の向こうに
…うおぅっ!? 何だありゃァ!!」
ウソップ「…すげェ数のゆきだるさんだ…!!」
ルフィ「ニンジンはーウソップの鼻〜♪ クルクルマユゲは〜…」
ゾロ「何やってんだか…おいルフィ! その棒っきれは何だ?」
ルフィ「カタナだ!! きちんと三本付けたぞ!!」
ゾロ「それは俺か!? 三本付けりゃ良いってモンじゃねェだろ! せめて一本は白い枝で…
って、その貧相なミドリの葉っぱ…まさか髪の毛とか言うんじゃねェだろうなァ!?」
ルフィ「髪の毛だ!!」
ゾロ「薄すぎだッ!! ちょっと貸してみろ!」
ウソップ「よし! 芸術作品なら俺に任せろ!!」
サンジ「そろって雪遊びかよ…」
ビビ「(パタン)…ねぇ、サンジさん」
サンジ「あぁ! ビビちゃん!! やっぱり俺の手伝いが…」
ビビ「いらないわ。それより、来週までに勝手に傷の手当しちゃって良いのかしら…」
サンジ「大丈夫大丈夫! コレはどうせ本編とは関係無いから俺が…」
ビビ「そうね。じゃあ手当しておくわ(扉閉め)カルー、ちょっと手伝って!」
カルー「クエー!」
サンジ「あぁ…鳥になりたい…(扉すがり)」
ウソップ「どうだ! 俺の芸術作品は!!」
ルフィ「すげー!!」
ゾロ「上手いモンだな…オーイ! エロコック!!」
サンジ「誰がエロコッ……おお…なんて幻想的な美しさ…! 雪の白さと輝きを持つ肌…
気品漂う顔立ち…! マドモアゼル…その伏せた瞳を僕のために開けてはくれまいか…?」
ゾロ「あっはっはっ!! 所かまわず口説いてやがる!」
ルフィ「くらえー! ゆきだるゾロのォ…おにッぎりーッ!! ズシャーッ!!」
ウソップ「俺のスノープリンセスが!?」
サンジ「俺のセクシーマドモアゼルが!? …って作りモンじゃねェか!!」
ウソップ「作り物だ! しかし本物と見紛うほどの出来映えだっただろ!?」
ルフィ「さらに追い打ちィー…ゆきだるサンジキーック!! ドカーン!!」
サンジ「その丸いのは俺か!?」
ウソップ「なにィ!? 一度ならず二度までも…!! こうなったら…
スノー巨人! 出動だ!!(ペタペタ)」
ルフィ「おおぉー! 巨人のおっさんだ!!」
ゾロ「でけェのは良いが…動かせるのか?」
ウソップ「しまった!! 動かねェ!! よし、もう一個作って…(ペタペタ)」
ルフィ「おおぉー! 丸いおっさんだ!!」
サンジ「ウソップ…手を貸すぜ…!
クソゴムめ…俺のセクシーマドモアゼルをブチ壊した報いを受けろ!!」
ウソップ「お前の場合、手を貸すんじゃなくて足を貸すんだろ。ってツッコミは
後回しだ! いくぞ!! 2人合わせて〜…『覇国』!!! ドゴォォン!!!」
ルフィ「おおお!! すげー!! …ぎゃァァ!? 俺のゆきだる団がァァ!!
…ん? ゾロ? ゾロはどこ行ったんだ?」
ゾロ「(雪から這い出し)…剣士に雪投げつけるたァ…イイ度胸だ…(ニーッ)
食らえ…! 雪ッ鬼ッ斬りッ!!!」
ビビ「…手当終わり。(カチャ)サンジさん、たいした傷じゃなかっ…あら、
みんなで雪合戦?(クスクス)」
カルー「クエクエ…(そわそわ)」
ビビ「カルーも行ってくれば? ナミさんは私が…」
ナミ「冗談言わないで」
ビビ「ナミさん!?」
ナミ「このままじゃ私の出番無いまま終わっちゃうわ。
あー…雪が冷たくて気持ちイイ…」
カルー「クエー…(心配)」
ビビ「ナミさんは私が付いているから大丈夫よ。遊んでらっしゃい」
カルー「クエー!(走り)」
ウソップ「お! カルー!! 加勢に来たか!!」
ルフィ「カルーは手がデカイから雪がたくさん投げられるぞ!」
サンジ「ありゃァ手じゃねェだろ!」
ゾロ「てめェ足で雪蹴り付けんじゃねェ!!」
ナミ「まったく、楽しそうに…」
ビビ「…ナミさんも、治ったらやる?」
ナミ「え?」
ビビ「雪合戦」
ナミ「…言っとくけど私、強いわよ?(クスクス)」
ビビ「うん(笑)…すぐに、お医者様を捜してくるから…そうしたら…」
ナミ「そうしたら…やろうね! 雪合戦!!」


あー…雪遊びしてぇ…
なんつーかさぁ、仲間だよ! 仲間だよな!!
今回で本格的にビビちゃん仲間なーって思った!!
あの仕事はビビちゃんにしか出来ない仕事だよ!
さて、ようやく辿り着いた人のいる島雪の島!
でも島にいる医者は魔女一人!?
もしや悪魔の実の能力者か!?
まさか魔性の女ナミちゃんの実の母出現!?(違うだろ)
次週ワンピース『Dr.ミス・オールサンデー!!』
…すまん。俺の心の魔性の女はミス・オールサンデーなんだ!!
来週は巻頭カラー! アニメ情報も満載だ!! こう御期待!!!


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