第143話『不器用』後


ヒルルク「医者ってのはな、チョッパー。患者のためにトコトン優しく。コレだ!」
トニチョ「うん。もう何回も聞いた(カチャカチャ)」
ヒルルク「何度でも聞け!! …ん? お前、何もってきてんだ?」
トニチョ「だって抗体作るんだろ?」
ヒルルク「アァ、そいつは後回しだ! まず桜の元となるコイツを…」
トニチョ「だってさっきソレに入れるって言っただろ!?」
ヒルルク「さっきはさっきだ! 見てみろ、こんなムラサキで桜になるか!?」
トニチョ「しらねェよ! 俺は桜見たこと無いんだ!!」
ヒルルク「なに!? 桜ってのは桃色なんだぜ? だからコイツをコレで薄めて…」
トニチョ「だからって何でオキシドール入れるんだよ!! また爆発すんだろ!?」
ヒルルク「医者っつったらオキシドールだろうが!!(コポコポ)」
トニチョ「け…ケムリ出てきたぞ!?」
ヒルルク「大丈夫だ! ソコにすかさず抗体を…」
トニチョ「なんだよ! 抗体は後回しって言った…」
ヒルルク「…おいチョッパー…変な匂いしねェか…?」
トニチョ「うん。爆発する前の匂いがする」
ヒルルク「逃げた方が良いか?」
トニチョ「うん。俺は逃げる!!(ダッ)」
ヒルルク「のわッ!! 待て!! 置いて行くな!!(ダッ)」
トニチョ「ふぅー…ここまで来れば安心…って何でフラスコ持って来るんだよバカ!!」
ヒルルク「バカとは何だバカとは!! 雪に埋めるんだ!!(ザクザク)」
トニチョ「…冷やすとイイのか?(ザクザク手伝い)」
ヒルルク「冷やした方が爆発しないような気がするだろ?」
トニチョ「ウソつけ! このあいだは冷やした途端に爆発しただろ!?」
ヒルルク「イイから埋めたら下がって伏せろ!!(逃げ伏せ)」
トニチョ「何で爆発しないのに逃げるんだよ!?(逃げ伏せ)」
ヒルルク「………妙だな、爆発しねェのか…?」
トニチョ「変な匂いもしなくなった…」
ヒルルク「チョッパー、お前、見てこい」
トニチョ「やだよ!! 俺はまだケガしてるんだぞ!?」
ヒルルク「だったら今さらケガの一つや二つ増えたって変んねェだろうが!」
トニチョ「それはドクターだって同じだろ!?」
ヒルルク「…2人で見に行くか」
トニチョ「…うん。それなら付いてく」
ヒルルク「どの辺に埋めたっけかなァ…(ザクザク)」
トニチョ「あ! ドクターあった!(ザクザク)」
ヒルルク「今埋めたのはそっちの方じゃねェだろ…そりゃ何年か前に埋めたヤツだ」
トニチョ「ほったらかしにすんなよ! フラスコ、残り少ないんだぞ!?」
ヒルルク「ん? 中に何か入ってるな」
トニチョ「うん。なにか固まってる」
ヒルルク「何かが混じって結晶になっちまったのか? コイツは珍しいな」
トニチョ「これ、タネみたいだ」
ヒルルク「桜のタネか!?」
トニチョ「じゃあ、コレ埋めて何年かしたら桜の木が生えるかな?」
ヒルルク「半透明の桜のタネってのは聞いたこと無いが、やってみるか!」
トニチョ「うん! そうしたら、桜の木いっぱいできるかな?」
ヒルルク「桜の木ってのは雄株と雌株ってのがあるんだぜ? これ一個だけじゃァな」
トニチョ「じゃあさっき埋めたヤツも何年かしたら掘り出そう! また出来てるかもしれない!」
ヒルルク「そうだな! ならコイツも元あったようにしておいたほうが良いな。
それで、何年かしたら、今埋めたヤツと一緒に掘り出すんだ!」
トニチョ「うん! 何年かして、もっと何年かしたら桜の木がたくさん見れるな!」
ヒルルク「あァ、そん時はチョッパー、お前がしっかり見届けるんだぜ」
トニチョ「…何言ってんだよ! ドクターも、一緒に見届けるんだぞ!?」
ヒルルク「ん? …あァ…」
トニチョ「だってキノコ食ったんだぞ!? だから一緒に見届けるんだ!!」
ヒルルク「…そうだな! 最初の奇跡から何十年も保ったんだ。一緒に、桜見届けような!」
トニチョ「うん!」
ヒルルク「さて、さっさと次の実験に…何笑ってんだ?」
トニチョ「エッエッエ! 楽しみだな!」
ヒルルク「あァ、数年後が楽しみだ…!」



ごめんちゃい…ついつい寂しい妄想を働かせてしまったのでおすそわけ。
しかし仲直りして良かった今週ワンピ!
10年前からあいも変わらず最強のドクトリーヌにも二度惚れしたが、
己の病魔と闘うヒルルクや古に受けた恐怖に立ち向かうチョッパー!
その思いもむくわれ、ようやく手に入れた唯一の絆!
その幸福の時にワポルの魔の手が伸びる…!?
次週ワンピース『永久の別れ』
予告を見る限りでは来週で回想終了っぽい。
ってコトは来週でヒルルクともお別れか!? 待て次号!!

余談だが扉絵の決勝勝ち残りNo.02って…鉄拳のフルボディですか!?
海軍、目の前に居るじゃんよぉジャンゴォ〜


週刊後日談跡地