第148話『折れない』後



トニチョ「ランブルボール(ドォォォン)」
ルフィ「…ハナクソか!? 爆発するのか!?」
サンジ「Mr.5じゃね…ッガハァ!?」
くれは「ツッコミも命がけだね。背骨がイっちまってるんだ。叫ぶんじゃないよ」
サンジ「ならその足を退けろ! クソババ…」
くれは「(さらに踏み)」
サンジ「ぐボォ…ッ」
ナミ「ちょっと、それ、いちおうウチの船のコックなんだから壊さないでよ?」
サンジ「あぁ…そんなに謙虚にならずとも、声を大にして言ってしまって良いんですよ?
俺はナミさんただ一人のためのコックだと…!!」
ナミ「サンジ君、すごい量の冷や汗流しながら爽やかに笑うの、やめてくれる」
ルフィ「なあナミ、ランブルボールって何だ?」
ナミ「さぁ? ランブルってスラングで決闘とか言う意味だから、それじゃないの?」
サンジ「さっすがナミさん!! 俺はてっきりゴロゴロボールとかかと思いましたよ!」
ナミ「確かに擬音の意味もあるけど。ま、来週になれば、その効果で解るでしょ
簡単に言えば野球の勝負球みたいなものよ」
ルフィ「よし、トナカイ! 来週は俺の勝負もちょっとわけてやるからな!」
サンジ「…元気玉とは違うぞルフィ」
ナミ「ジャンプだからって気を使わなくても良いのよルフィ」
ルフィ「ん? 違うのか。じゃあどうやってやるんだ?」
トニチョ「こ…これは、こうやって手に乗せて…」
ルフィ「手に乗せてー?」
トニチョ「も…持ち上げて身体を鍛えて…」
サンジ「…ダンベルボール…とか言い出すんじゃねェだろうな…」
トニチョ「………」
ルフィ「鍛えるモノなのか?」
トニチョ「い…いくぞ!! チェスマーリモ!!」
サンジ「ごまかしたのか…?」
ナミ「慣れない意図的なボケは止めた方が良いって教訓ね…」

●そのころのドルトン運搬部隊
ウソップ「ギャスタと言えばー!」
ドルトン「スケートが…盛ん…だ…(ガクッ)」
ウソップ「と言うことで、30分と言う短い間だが我々はスケートにいそしみたいと思う!!」
ビビ「…ドルトンさん、安らかな顔で倒れてるわ…」
ウソップ「宣伝した甲斐があったな! おっさん!」
ゾロ「俺にゃァさっぱりワケが解らねェよ…ギャスタってのはアレだろ?
ビビが王女を勤めてるって国」
ビビ「それはアラバスタよMr.ブシドー」
ゾロ「ん? 違うのか。しかし何だそりゃ。靴の裏に刃を仕込んだ新しい武器か?」
ウソップ「…もしかしてゾロ、スケート知らねェのか!?」
ゾロ「スケートって言うのか? 切れ味の悪そうな刃だな。研ぎに出した方が良いぜ」
ウソップ「いや、切れたら困るんだよ…」
ビビ「武器じゃないのよ、Mr.ブシドー」
ゾロ「武器じゃねェ…? 武器以外の何だって言うんだソレが」
ウソップ「氷の上を滑るための道具だ!」
ゾロ「馬鹿かお前。氷が滑るのは当たり前だ」
ビビ「…やった方が早いんじゃないかしら…?」
ウソップ「そうだな! よし、ゾロ! さっそくこのスケート靴を…」
ゾロ「刃物は足蹴にするもんじゃねェ」
ウソップ「…解ってて言ってるのか? こりゃ…」
ビビ「さぁ…? マジボケのような気もするけど…」
ウソップ「よし、こうなったら…見ろ! ゾロ!! 俺の華麗なる滑りを!!(スイー…)」
ビビ「見て! Mr.ブシドー!! 氷上をこんなに早く移動できるわ!!(スイー…)
なんて便利な道具なのかしらスケートシューズ!!」
ウソップ「おお素晴らしきスケートシューズ!!」
ゾロ「…なんで説明が芝居がかってんだよ…まぁ、だいたい解った。
そりゃカンジキみてェなモノだって言いたいんだな?」
ウソップ「…カンジキ…って何だ…?」
ビビ「雪の上を歩くのに便利な履物よ、ウソップさん」
ウソップ「そう! それだ!! 雪上にカンジキ! 氷上にスケートシューズ!!
世の常識だな!!」
ゾロ「常識って、お前知らなかったじゃねェか…。
で? それでどこに移動しようってんだ?」
ウソップ「どこって…そう! ロープウェイのある…」
ゾロ「すぐ隣で修理してるコイツか?」
ビビ「移動の必要は無いわねウソップさん…」
ウソップ「う………」
ゾロ「遊びてェだけか…」
ウソップ「うううるせェぞゾロ!! あーそうだよ遊びたいんだよ!!
っつーか他にお前に勝てそうな競技があるか!?」
ビビ「逆ギレついでに暴露しなくても良いのに…」
ウソップ「見ろ! このパワフルなストップ…!!(ジャッ!!)…あ…」
ゾロ「………(氷まみれ)」
ウソップ「い…いや! わざとじゃねェんだ! わざとじゃ…!!」
ゾロ「…どうしても氷上で勝負してェ…うおッ!?(滑り)クソッ…滑って歩きにく…」
ビビ「そんな時こそスケートシューズ!(差し出し)」
ゾロ「どれ…(ギュッギュッスイー…くるん)」
ウソップ「何で初心者が最初からターン決めてんだよ!?」
ゾロ「さァて…いつまで逃げられるかねェ(ニィー…)」
ウソップ「さ…先に言っておくがスケートリンクは反時計回りがルールだからな!!(逃げ)」
ゾロ「あァ? そうなのか?」
ビビ「ええ、ドルトンさんも、うなづいてるわ」
ドルトン「(コクコク)」
ゾロ「そいつは好都合だ…!(走り出し)」
ビビ「見て、ドルトンさん! 2人とも楽しそうよ!」
ドルトン「(満足コクコク)」
ゾロ「ウソップ、気を付けろ(シャーッ)」
ウソップ「何をだよ!?(逃げシャーッ)」
ゾロ「そこ斬れてるぞ」
ウソップ「(ドパーン)ぎゃぁぁぁ!? 冷でゲベゴボッガバッ…」
ゾロ「ふぅ、いい汗かいた。あんがい面白ェモンだな、スケートってのも」
ビビ「そうでしょう? さあ! みなさんもギャスタでスケートを楽しみましょう!!」
ドルトン「スケートリンクは…大切…に…」



…ゴメン、調子に乗った(反省笑)
だってゾロップがゾロップが!!
ドルトンさんの事なんて微塵も知らないロロノアさんが、手を貸す理由はただ一つ! 
ひたむきな男に心動かされた男のひたむきさに動かされたが故だ!!(難しいよソレ)
折れてはならぬ強い思いは、多くの強さを惹きつける!!
そして場所は違えど山頂も!!
文字通り命を誓い、命を散らせたその人そのものである海賊旗の
真の意味を理解するルフィに動かされ、揺らぐ決意は固まった!!
大切な人の信念を、鼻で笑い、容易く手折ろうとするウソッパチな奴らに
ホンモノの心意気を見せてやれ!!
次週ワンピース『動物奇想天外』
予告ではドルトンさん御一行も到着!?
カバ牛トナカイ入り乱れ、どーなる次週こう御期待!!


週刊後日談跡地