第101話『リヴァース・マウンテン』後


●サンジとゾロの会話

「なんだクソミドリ、ようやくグランドライン目前だってのにシケた顔して」
「俺は緑便か! …ッ!」
「あぁ、傷が痛んで笑うに笑えねぇ訳か。だらしねぇ」
「おまえらみたいに馬鹿笑いしたら内蔵飛び散るんだよ。腹筋、鍛えてるからな」
「腹筋は関係ねぇんじゃ…」
「それより、そんなに嬉しかったのか? 尋常じゃない喜び方してたぜ」
「そりゃァようやく嵐を抜けてナミさんがあの分厚いコートを脱いだんだ! 嬉しいに決まってんだろ!?」
「…けっきょく、そこか………」
「あとは、ジジィが……いや、まあ、単純に嬉しかった。ってだけだ」
「ああ、あのおさげのオーナーがたどった航路だからか」
「おさげじゃねぇ!!」
「…なんだよ?」
「良さ毛だ…」
「………ヤバい目してるぞ? 大丈夫か??」


●ナミとウソップの会話

「ナミ…? どうした?」
「ん? ううん。ミカン、嵐でたくさんおっこっちゃったな…って」
「あー、大事にしてたもんな。お! これ、まだ半分食えるぞ!!」
「ああッ!! 食べ…ちゃって………大丈夫?」
「何言ってんだ! 半分はつぶれちまったけど上半分は落っこちてないから食える!!」
「………」
「うぐむぐ…うん。美味い…ってオマエは食うな!! 汚いから止せ!!」
「うん。美味しい! さっすがベルメールさんのミカンね!」
「おい、止せって…」
「何でよ? あ! 独り占めする気!? こんな美味しいミカン、私が食べないで誰が食べるのよ!」
「あぁッ! ちょっと待て! ずりぃぞ!! 俺はまだ半分しか食べて…」
「早いモン勝ちよ! ちょっとその大きいのは私のだからね!?」
「早いモン勝ちっつったら俺の勝ちだろ!? 俺のスピードに付いてこれる…」
「取った! 私の勝ちね!」
「ガボーン!! きたねぇぞナミ!!」
「んー、美味し! あッずるい!! それ私が狙ってたのに!!」
「うーまーいー!! ッなに!? それは俺が!!………」
「あ! それは私が!!………」
「はははッ………」
「うふふ………」
「………」
「……」


●そのころのルフィ

「そうか!! あの時カバジが言ってた『曲技! 山登ろー!!』は、この事だったのか!! すっげー!!!」


果てしないヤバさげと壮大なロマンスと絶妙なる勘違いを生みながら
グランドラインは目前だ!! 行け行け僕らのワンピース!!! 待て次号。


週刊後日談跡地