| ゾロ | 「まったく…人が昼寝してる間に、何てモン放送すんだフジテレビは…」 |
| 先生 | 「無事、撮影も終わりましたね。お疲れさまです、ゾロ君」 |
| ゾロ | 「あぁ、お疲れさまです、先生」 |
| 先生 | 「ずいぶん、成長したようですね、君は。まさか、海賊になっているとは思いませんでしたが」 |
| ゾロ | 「その辺は、まぁ、成り行きというか何というか…先生も、お変わり無く」 |
| 先生 | 「ええ。しかし、もう年ですかね。君の剣を見ていると、懐かしくさえ思えますよ」 |
| ゾロ | 「そりゃァ、俺の剣の基本は、先生の教えですから」 |
| 先生 | 「いえ、今の君の剣は、私の教えたそれではありませんよ」 |
| ゾロ | 「はぁ…。確かに、原型もとどめて無いと言われれば、そうかもしれませんが…」 |
| 先生 | 「…君の剣はね、ゾロ。…くいなの剣なんです」 |
| ゾロ | 「………」 |
| 先生 | 「道場の中で竹刀を振っているのとは違う、本当の意味で純粋な、綺麗な剣… 君の剣の鋭さは、私よりも、くいなに近いものであるような気がします」 |
| ゾロ | 「そう…ですか…」 |
| 先生 | 「がむしゃらに打ち込む癖は、抜けましたか?」 |
| ゾロ | 「はい。あの頃よりは…ですが。………先生」 |
| 先生 | 「なんですか?」 |
| ゾロ | 「世界一の剣豪と、戦いました…」 |
| 先生 | 「…そうですか」 |
| ゾロ | 「………負けました」 |
| 先生 | 「それは、良い経験をしましたね。教わる事は、多かったでしょう?」 |
| ゾロ | 「はい。…先生の剣を、思い出しました」 |
| 先生 | 「私の…?」 |
| ゾロ | 「…柔らかに、ゆっくりと動いているように見えて、 気が付けば吸い寄せられている…そんな剣でした」 |
| 先生 | 「見えるように、なったんですね」 |
| ゾロ | 「そうですね。あの頃は、いつの間にか打ち込まれていて、次の瞬間には 元の型に戻っている先生に驚いた覚えがあります」 |
| 先生 | 「ハハハ…よく無防備に飛び込んでは、返り討ちにあってましたね。 しかしその度、起きあがってきた。感心しましたよ」 |
| ゾロ | 「体力だけは、つけてましたから。真剣の重みに耐えられるように」 |
| 先生 | 「ずいぶん、鍛えたようですね。刀3本でも、今はもう、軽く感じますか?」 |
| ゾロ | 「…いえ。あの頃よりも遥かに、重いです」 |
| 先生 | 「正解です。それを知らずに剣士を名乗る者も数多くいますが… くいなの剣を、君に預けて良かった」 |
| ゾロ | 「その言葉は、俺がコイツと世界一の剣豪になった時に、聞かせてください。 まぁ、その言葉を撤回させるつもりは、微塵もありませんが…」 |
| ナミ | 「…ちょっと聞いた? ゾロが敬語喋ってるわよ!?」 |
| ルフィ | 「なーんか気味悪ィなー、かしこまったゾロってのも」 |
| ウソップ | 「イイ話だー!! 泣ける話じゃねェかよオイ!?」 |
| サンジ | 「ナミさんナミさん! 見ましたか次回予告!! 料理人の俺!! 接客する背中もセクシーでしょう!?」 |
| ジョニー | 「ゾロのアニキゾロのアニキ! 見ましたか今週の俺の活躍を!! アニキをパクって凄んでみたんすよ! どうっすか!?」 |
| ナミ | 「あんた達、セリフかぶってるわよ」 |
| サンジ | 「テメ俺のセリフ勝手にパクってんじゃねェぞコラ!!」 |
| ゾロ | 「ジョニー! 人の名前を連呼するな!! てめェが何度も呼ぶから 久しぶりに会った先生が遠慮して帰っちまっただろうが!!」 |
| ジョニー | 「そんな〜つれないっすよアニキ〜! 俺だって久しぶりじゃないっすか〜」 |
| サンジ | 「格が違うんだよ格が! メインメンバーでもねェヤツがデカイ顔すんな!!」 |
| ルフィ | 「でもサンジも出番少ないよな!」 |
| ウソップ | 「シッ! それを言うな!! またイジケたらどうすんだよ!」 |
| ナミ | 「イジケても大丈夫よ。次回まで20日以上あるんだから」 |
| サンジ | 「だいぶありますけど、我慢してくださいね、ナミさん!」 |
| ゾロ | 「我慢するのはてめェだろ…」 |