僕は明日 嘘をつく


決められているシナリオを 僕は歩いていく

過去に犯した罪は重く 僕は それを 幾度も味わう

終わることのない今を 僕は確かに望んでいた

その願いは 叶えられたよ 確かに

終わりは とうの昔に通り過ぎた

誰かが僕に制裁を加えようとしているなら それでかまわない

彼らが気付いていないと言う事実が 唯一の救い

過去を記帳したモノリスの 文字を目で追い 目下を臨む

月はすぐそこにあるというのに

いつまでも 読み終わることはない

七度 罪人を殺したら 僕は 救われる?

彼らは ぐるぐると同じ道を歩き続けるのに

悪いのは僕だけでいいから

目を閉じて 陶酔のキスを

終わることのない今を 僕は確かに望んでいた

この制裁を肩代わりする その彼の想像できぬ痛み

それが僕への 何よりの 制裁

痛覚では感じえない 痛み が

僕は明日 嘘をつく

見知ったストーリーも 没頭すれば現実

もう二度と 繰り返したくないと 言えるわけがない

手の中にある小さな終止符を粉々に砕いたのは誰だ



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