往復



「ランチってさ、好きだよね。こーゆー事」
「嫌ならよすぜ?」
「誰も…イイなんて言ってないじゃん」
「どの面下げてそんな事言ってんだよ」
「…そんなに、モノ欲しそうな顔、してるワケ?」
「それ以外の顔、見た事ねぇな」
「………」
「…何だよ?」
「ランチ、リーダーの事好きでしょ?」
「何だよ、急に」
「リーダーともさ、こーゆー事するワケ?」
「…さぁな」
「リーダーは大事だからしないの?」
「………」
「俺って、何なのよ?」
「リーダーは大事だよ」
「……俺は?」
「………」
「俺は、大事じゃないワケ?」
「………可愛いと、思う」
「………」
「…何とか言えよ」
「ずるいよ」
「…そうだな」
「………」
「泣くなよ」
「誰が泣かしてんのよ!」
「しょうがねぇだろ。おまえのそういう顔、好きなんだよ」
「………」
「…何だよ」
「性格悪い…」
「知ってる」
「知っててやってんの!?」
「おまえみたいに知らないでやってるよりか、マシだと思うぜ?」
「…俺が何やってるよ?」
「………」
「………」
「そんな顔、すんなよ」
「…だからって、そんな事…しないでよ」
「お前がそんな顔するからだろ?」
「そんなの知らねーよ」
「言ってんだろ?可愛いと思うって」
「………」
「そう言う自分の好きな顔されたら、こういう事したくなるだろ?」
「………」
「お前、なんねぇの?」
「…なるよ」
「だろ?」
「だからって…!」
「………?」
「だけど…」
「何だよ」
「何か…さ…。それって、ずるいって…」
「………かもな」



TOP Q小説跡地 裏小説跡地