捨てたと思いながら、引きずるっているものばかりで、足が重くて前に進まない。
夜空を見上げても、吹き荒れる砂嵐に飲まれ、叫ぶ声も聞こえはしないだろう。
枯れたはずの涙は、それでも、あなたを思って流れ続ける。
いつか、この思いが昇華して。
楽園の扉を開ける事が許されたなら、その時こそ何もかもを打ち捨てて生まれ変わりたい。
私に、身を切り裂く程に辛い現実があるように。
あの人に、夜露を避ける優しいベッドがありますように。
流れていくのは時の大河。
この想いまで、木の葉の舟と一緒に流してしまえたら良いのに。
彷徨い続けて、探し続ける楽園。
それはこの世の果てに見つける事が出来るのだろう。
あるいはもしかしたら。
それはあの人の隣でしか無かったのかも知れないけれど。