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| ゲーム概要 |
ゲーム自体よりもCMソングの方が圧倒的に有名になった、という珍しいゲームです。 ピクミンという生物を操って仕掛けを解いたり、敵を倒しながら宇宙船の部品を集めて星を脱出するのが目的です。 |
| ストーリー |
宇宙航海士のオリマーは事故にあい、未知の惑星に不時着します。不時着の影響で宇宙船の部品(30コ)が惑星上に散らばってしまいました。 偶然出会った原住生物ピクミンの力を借りて宇宙船の部品を集めることにするのですが、宇宙服には耐久限界があり30日間以内に集めなければなりません。 |
| 解説 |
ちまたのゲーム紹介文では「今までに無い」「言葉では表現できない」と言った記述が見受けられます。確かに変わったジャンルではあるけれど、まったく似たゲームが無いと言うわけではないんじゃないかと思います。 最初の印象では「シルバーゴースト」(1988 呉ソフト)っぽいかなぁ、と思いました。こいつは「ゴチャキャラシミュレーション」と題して何十人かのキャラクタをいっぺんに操作できるリアルタイムシミュレーションゲームでした。ただしキャラクタ一人一人に名前などの個性があり、そこがピクミンと著しく違います。 ゲームを続けてピクミンが増えてくると、あぁこれは「Age of Empire」(1997 Microsoft)に似てるなぁと。こちらはPCで超有名なリアルタイムストラテジーゲームです。やはり多くのキャラクタ(農民や兵士)を操り、建物を建てたり文明を進化させてライバルの文明を滅ぼすというものです。 いずれにしろキーワードは「多くのキャラクター」を「リアルタイム」で操作するゲームであるということです。 ピクミンでは主人公のオリマーは、最大100匹のピクミンに対して命令を下すことが出来ます。特徴の異なる3種のピクミンをいかにうまく操るかがゲームの肝となっています。 もちろん大きく違うこともあります。 目的は「部品を宇宙船までピクミンに運ばせる」であり、その過程で用意されたパズル(仕掛け)を解いていく必要があります。 パズル(仕掛け)には、例えば、破壊できる壁、橋、高い場所、水、などがあり、敵もうまく配置されています。 ピクミンには「赤・・・火に強い、攻撃力高い」「黄・・・爆弾を扱う、高く飛べる」「青・・・水も平気」と状況に応じて適切なピクミンを操る必要があります。 もうひとつ決定的に違うのは、プレイヤーを表すキャラクタ(オリマー)が画面上にいるということです。 これによって「Age of Empire」のように画面を切り替えてマップ上のあらゆるところに指示を出す、といったことは出来ません。 画面外でもピクミンは活動を続けますが、指示を下すにはオリマーが直接行かねばならないのです。 またオリマーには体力が設定されており、あまり無茶をすると行動不能になり一日がそこで終了してしまいます。 攻撃力もほとんど無く、モノを運ぶ力さえありません。そこはピクミン達に頼るしかないのです。 最大100匹というのも、なかなか絶妙です。これらのピクミンをどれだけ無駄無く運用させるかが面白いところでしょう。 そのためには、余った時間などを活用し出来る限りの情報を集め、事前に計画を立てねばなりません。 例えば、あるマップで部品Aと部品Bが近いルート上にある場合にはこんな感じに行動します。 (0)赤50青30黄20で編成 (1)赤で戦闘して敵を排除しルート確保 (2-1)赤50・黄20・青10で橋を架ける (2-2)青20で水中の部品Aを運び出す (3-1)橋がかかったら青10で水中のスイッチを入れる (3-2)部品Aが陸に上がったら赤20と交代 (4)スイッチが入ったら黄で高い場所の部品Bを運び出す (5)部品Bを赤30と交代 (6)残った青と黄を連れて撤退しつつ、ピクミンを増やす こういったことを、何にどれだけの時間がかかるかを計算し、うまいタイミングで指示を出していきます。 ピクミンは消耗品(?)なので、必要な数と種類を見極め生産することも忘れてはなりません。 1日の時間は限られて(現実の20分ぐらい)いて、夜になったら強制的に撤退です。このあたりの時間を見極める作業も重要です。 といったように、ピクミンは見た目とは裏腹(?)に割とヘビーなリアルタイムストラテジーシミュレーションゲームです。 |
| 総評 |
「Age of Empire」をコンシューマーで!、と考えて作られたとは思いませんが、複雑なシステムをシンプルな操作性で実現しているところがスゴイです。 完全にクリア(30コ)するためには割と頭を使いますので、パズル要素が苦手な人には厳しいかもしれません。任天堂らしい面白さを持ったゲームと言えるでしょう。 唯一の不満点は、ボリュームが少ないということです。GCの発売スケジュールの都合とは思うのですが、物足りなさを感じます。 1日ごとのセーブが出来るため、失敗してもやり直し易いということもあり、2回目で完全(30個)クリアしました。 このへんは次回に期待ってところでしょうか。 |