01年有明夏の陣
「俺もコミケに行くよ」
コミケの3日前くらいに、会社の同僚Y氏がそう言った。
「マジですか? 来るなら拒まないけど、案内とかしないよ。ほったらかしだよ?」
「いいよ、適当に見てるから」
ちゅーことで、有明初心者を連れて初日は参加する事になった。
初日の朝3時、早く目が覚めてしまったのでシャワーを浴びる事にする。
『まぁ、こんな時間だし、がらがらだろうな。きっと』
ガラガラ・・・(ドアを開ける音)
『のぁ!! 7人もいる!? マジかよ』
ここの寮は参加者が結構いるんだ。会場で会わないといいなぁ。(ため息)
風呂を上がり、同僚を優しく叩き起こし、いざ出発。現在4時20分、いつもより早いと気分がいいねぇ、早く会場に着くと思えば(爆)。んでもって始発の東海道に乗車。いきなり同志との遭遇にY氏は興奮を隠せない様子。
「おー、すげー。バンダナ似合ってねー」
言うなって、そういう事は(笑)。
東京が近づくにつれて、同志の数が増えると、Y氏はうんざりし始めた。
『そりゃ、秋田にゃこんな人が集まる催しものがないかんね(ボソ)』
5時50分、新橋着。はやっ!!
ゆりかもめの始発に乗れるんじゃねーかの勢いでついちまった。しかし駅では、切符を買うのにちょっと時間がかかりそうだ。ワシはパスネットあるから問題ないんだけど。んー、しかたねーな。
テケテケン(SE)
「二枚目のパスネット〜」>未来系猫型機械人形風に
同僚の分も用意しておいて良かったぜ。
改札を早々とクリアし、駅に突入。しかし、電車は満員であったため、3本後の電車で行く事となった。まぁ、実家よりは随分早いんだけどね。
6時40分会場着。んでもって、最後尾は・・・・・マックの前!?
何でだよ。いつもより早いのに、いつもと同じ位置かよ。人多すぎだよ。新規の若者は増えてるのに、老年者が引退しないから、高年齢化がすすんでいるからか?(ホントっぽい)
まぁいい、今日が本番じゃないかんね。とりあえず、並んどくか。
この後、Y氏との企業内部情報で盛り上がってしまったため、ここには書けません。m(_
_)m
10時10分頃、列が動き出す。会場内に進入し、やっぱりいつもの東へGO! M氏から頼まれた依頼を達成するためだ。そして目的地に着いたとき、ワシはちょっと困ってしまった。
『CG集が2枚あるじゃん!? どっちだよ?』
考えても分かる訳がなく、仕方ないので聞いてみる事にした。
ワシ 「すいません、委託の品物はどれですか?」
売り子「あー、こちらです。」
ワシ 「じゃあ、それだけ下さい」
売り子「・・・・・・(泣)」
あーあ、嫌な顔されちゃった。でも、ワシはそのサークル知らないしね(爆)。
ここで後ろをついて来てたY氏が個人プレーに走りだすと宣言し、人ごみの中へ。
頑張ってデジコをGETして下さい。
一人身になったので、本来の目的を達成するため渡辺製作所を目指す。
おー、相変わらず列が長いねぇ。この列に沿っていけば最後尾があるはず。はぁ、行きますか。
・・・・10分後
まだ着かねーのかよ!!
長いよ、長すぎだよ。こんなんじゃ、某企業に3時間並んだのと変わらなくなっちゃうよ。
どーせ、メッセやら同人ショップで入手可能なんだから、そっちで買えばいいや。あー、やる事無くなっちゃった。しょうがねーなー、みずきちゃん倶楽部にでも並ぶか。
・・・10分ほど並んでなんなくCG集をGET。昔は買えないほど並んでいたのに・・・、時代が変わったのかねぇ(しみじみ)。
やる事がマジで無くなったので西に移動。今年の企業はどんなんかなーと思ったら、メディアワークス、アルケミスト、F&Cのブースが異様に並んでいた。葉っぱが無くなっても、企業の列は解消されないのね、合掌(ちーん)。
『そういえば、F&Cの所でキャンバス関連のCDがあったなぁ、欲しいなぁ。でもこんな列に並ぶのもなぁ』と店の前をフラフラしてると後ろから列の団体さんがやってきた。
「はーい、もっと奥につめて並んでねー」とスタッフは言いながら、ワシも列に押し込まれた。
よっしゃ〜〜、らきぃ〜〜!!(大磯中学軟式テニス部風に)
このまま買えば、3分でGETだぜ、いぇいいぇいいぇい。『日頃の行いがいいからだよな。普段から良い子ちゃんぶっとくもんだぜ。イェーイ!』などと調子に乗りながら、目的の物を入手。ホクホク顔で違うブースを回ることにする。体験版やらうちわやら貰いながら、一通り見て回ったので、お約束の地に向かう。
最後はいつもの様に、コスプレ広場に潜入。わかるコスプレが少なくなっても、行かないとね。
見た感じはガンパレがすげー勢いで増えてたのにビックリしたのと、ワンピースとデジコが相変わらず人気やね〜、って事ですね。個人的には、ちよパパがちよちゃん連れて歩いていたのが印象的やね。まぁ。H氏はメイド服を中心に撮影してたみたいだけど(核爆)。
ぐったりしてきたので、Y氏を連れて2時頃に撤収して初日は終了。明日に備えて9時には寝るかね。会社にいたときとはえらい違いやな>生活
二日目、さすがに今日は風呂に人がいないな。まぁ、女の子の日だしね(爆)。
今日も始発で有明に向かい、電車に乗ると昨日とはうって変わって、同人女同志の話題で満載でした。Y氏じゃネタがわからんだろな、つーか、分かるワシが異常なのか?
ダメダメな会話を聞きながら会場着。ゆりかもめの始発に無理やり乗ったこともあり、すげー前の方で並ぶ事が出来た。ありがとう、二宮寮(爆)。
列に並んで、いつもの様にヒューマンチェックしてるとワシの前の野郎2人組がいい味を出していた。
野郎A 「俺、あのラジオに投稿してんだぜ!! 2回くらい読まれた」
野郎B 「へー、そうなんだ。ラジオネームはどんなん?」
野郎A 「ダミーボスって言うんだ! カッコいいだろ?」
野郎B 「どの辺が?(^^;;」
野郎A 「だってボスがダミーなんだよ? 裏のボスって感じでカッコいいじゃん!」
野郎B 「でもボスのダミーって事はお前はボスに操られているんじゃないの?」
野郎A 「・・・」
野郎B 「・・・」
野郎A 「・・・いいんだよ!! ロゴが良かったんだよ!!」
野郎B 「語呂だろ」
野郎A 「・・・」
野郎B 「・・・」
有明、それは同志達の集いであるが、それと同時に意見の対立により友達を無くす場でもあった(笑)。
今まで築き上げてきたものが音を立てて崩れていく様子を見ながら、入場開始。
列が動き始めたのが9時45分。早い、まったくもって早い。これなら明日もこれくらいに来れれば、壁を回りまくってウハウハ状態!? キャー!!(30秒)
おっと、こんな危険な思考をして、明石の二の舞にならんとしたいが為に一生懸命ボーっと立っているだけの警備員に捕まるのもなんだし、さっさと目的の物を回収に行きますか。
二日目のお約束、Tしけん氏にプレゼントを購入すべく、そのざきみえファンブック製作委員会に直行。完全版のデータブックを難なく入手。これの良さはワシにはわかんないんだけどね(^^;; そしてこっちもお約束のルートビーナスを目指す。カタログでは麻績まゆ本を出すとかいてあったので、今度こそ出すだろうと思ってた。しかしサークルの前に着いた時、信じられない光景が>がちんこ風に
「417本かよ!! Σ( ̄□ ̄)」
三村ツッコミも空しく麻績本は無かった。これで4連敗じゃんか(99年有明冬の陣、00年有明夏&冬の陣参照)。そろそろ作ってくれよ、マジで、頼むよ、作者さん。
417本を胸に抱き、トボトボとサークルを離れる。あぁ、終わった。今日やる事が完了してしまった。まだ10時半だよ。今からコスプレ会場行ったら、昼には飽きちゃうしなぁ。
『そうだ、どうせ暇なら混んでる列に紛れて新たなサークル発見でもしよう』と思い立って、近くにあったサークル「甲冑娘」の最後尾につく。列はそんなに長くないし、1時間くらいで流れるかな。まぁ、その後はコスプレに行けばいいや。・・・・この単純な発想がとんでもない結末を迎えることに!!
・・・3時間経過
まだかえねーのかよ!?
もう1時半だっていうのに最終コーナーをまだ回ってないのよ!?
某葉っぱに並んだ時だって、2時間半くらいで抜けれたのよ!?
もうH氏との会話のネタも尽きたっちゅ−ねん!!
返してよ! ワシの貴重な活動時間を返してよ〜!!
こんなんで本を買わなかったら最悪や〜。
生も根も尽き果てた頃、順番が回ってきた。
あー、もうまともな思考が働かないよ〜。
「全部、一冊づつ下さい(爆)」
買っちゃった〜、まとめて買っちゃった〜(壊れる〜)>トトロより、猫バスに乗った後のシーンっぽく
しかも、オリジナル物なのに1巻が売り切れだから、話がわかんねーときたもんだ。ダメだー。思考回路がショートしてる〜。今なら怪しい壷とか買いそうですわ、いやマジで。
電波を撒き散らしながら、コスプレ広場にGOですよ。『もうマタ〜リしたいのに、こんな人ごみの所にくるなんて・・・。昨日、有休取れなかった人が今日来るから、会場はいっぱいいっぱいだし。最悪や〜』・・・などと考えつつ、フラフラしてると気合の入ったくるみのコスプレしたねーちゃんと取材チームを発見した。そそくさと通過しようとするとインタビューが始まったらしく、アナウンサーが質問攻めしていた。
・・・・・カメラがこっち向いてるじゃん!! Σ( ̄□ ̄)
映った? 映っちゃった? 映ってもうた?
もー、こんなんTVで放送されたらお婿にいけないじゃんか(笑)。
被害妄想も甚だしいまま、コスプレ会場を後にして二日目が終了しました。
さぁ〜、明日が本番だ。気合を入れますか。
三日目の朝、寝坊が出来ないとあって3時に起きる。Let’s風呂場へGO
TO HELL!!
あー、やっぱ今日は行く人いるのね(^^;;
寮にいる人に遭遇しないように、そそくさと出発。余裕の表情で始発に乗り、同人のメッカをめざす。
客層は昨日とうって変わって、男衆で車内は占領状態だ。昨日のやおい系話題とは違うものの、一般の人にはどっちも不愉快な会話なんだろうなぁ。
そしてM氏との待ち合わせの場へ直行。今日はゆりかもめではなくバスで行く寸法だ。ただ、バスの始発が6時20分くらいからなのはちょっと誤算だったけど、問題ない。初日と同じ時間くらいに会場に着き、列に加わるとマックの前からかなり離れた場所に!?
めちゃめちゃ後ろやん(T^T)
おいおい、今日が一番混むからってこれはないだろ? みんな何時に到着してるんだよ? 徹夜? 徹夜でないと買えないの? つーかサークル入場の買出し部隊でないと買えないのもあるしなぁ。どーなってんのよ。
そんな愚痴やらMADの話やら昨日、一昨日の状況をM氏に報告しながら開場を待った。
10時に列がちょっと動き出し、結局10時半くらいに会場内へ潜入。東へ行ってM氏と別れ、単独行動開始。まず、じゃらやを目指すがうかつにも最後尾を見失う。ちぃ、仕方ない。じゃらやを放棄して、スパイシー大作戦にターゲットをロックオン。ここだけは、買わねばならんのぢゃよ〜。年々、売り切れまでが早くなってると感じるサークルだが、なんとかGET。ついでに、隣りにあったあじのひらきの最後尾に並ぼうかと思ったが、売り子さんの近くにあった立て看板に書いてある「再録」の文字を見つけ、切る事にした。
まだ回ってない所が山ほどある中、次にチョイスしたのは高速回転だった。いつもいつも売り切れ惨敗という辛酸を舐め続けてきたが、今回はGETしちゃる!! と思いたったはいいが、実際に最後尾に来ると売ってる場所がわかんねーほど長い列が出来てるし、並んでいる間に爆竹のような音(机が倒れた音?)は聞こえ、警備員がここぞとばかりにダッシュしてくし、あ〜もう何がなにやら分かんなくなってる状況の中、聞こえた一言は
「高速回転、完売しました〜」
終わりかよ!!
列が収束されていく。どうやらマジらしい。
しゃーないのう、次に行くか。まだ壁回りは終わってないしな。
・・・と、この後も順調に壁サークルを回り、さくら本やらガンパレ本やら本来の目的とは違う本も大量に購入。こんなんだから軍資金が尽きて、キセルしないと帰れない交通費しか残ってないんだよなぁ(反省)。粗方チェックも終わり、気になる所を立ち読みして回る。これが結構重要な任務なのだ。意外とコミケは『なんでこの人は壁じゃねーんだ?』と思えるクオリティの本に出会えるチャンスが高い。売れているから買うのではなく、売れる前からチェックを入れとくのがマニアってもんだ。この辺は新人アイドル発掘に勤しむカメラ小僧と同じ心境かもしれん。
そして、サークルカットから気になったRE−BORNさんにお邪魔する。
絵は・・・ワシ好みだ。
話は・・・痛い感じがとても良い。
小説は・・・ワラタ。
結果・・・萌えある!!
ボリュームはある分、値段は張るがこれは良いものだ。とても良いものだ。
こいつは後でH氏に報告せねば(ニヤソ)。
正午近くになり、今日はちょっと遅れてきたH氏に連絡を入れて合流。
購入した同人誌を見せたりしながら、今後をどうするかを話す。雨が降ったため、コスプレ広場は開催してないし、企業ブースはその余波ですごい混雑ぶりだし・・・。協議の結果、早めに帰ることにしました。いつもの様に吉牛寄ってから。
ちゅーわけで、社会人になってから初のコミケは終了した。
ワシの煩悩は大学時代よりも大きくなり、倍くらいの金額を使っちゃいました。
ダメ人間が金持っちゃあかんね。