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数日後、竹林は立ち直って城司に無理難題の問題を突きつけてきた。城司はまた頭を押さえながら問題を解いてみせた。その日の城司は頭痛が酷く竹林の授業後、まったく動けないほどになり、保健室で休む事になった。 「城司、大丈夫か?」 「・・・大丈夫じゃねえ。」 「授業、全部終わったけど、朔弥さまに言っといたから迎えに来た車に乗って帰れってさ。」 「言ったのかよ。俺は一人で帰れる。あとでノート貸してくれ。」 「そういうと思ってノート取っといたからな。」 和貴は城司の鞄を持って、雅広はノートを城司に渡した。城司はベッドから起き上がって二人から自分の荷物を受け取ると自分の足で歩いた。少し歩いてから壁に手を着いて頭を押さえると持っていた荷物が落ちた。 「ほら、言わんこっちゃない。俺達が車まで送ってやるから無理するなよ。」 「うるせえ。俺は車に乗って帰らないからな。」 城司はしゃがんで荷物を持ち上げて、和貴と雅広の腕を振り払いゆっくりと歩き出した。廊下に出てふらふらと壁に手をついて歩いたり止まったりしている城司をうしろから和貴と雅広がついて歩いた。 やっと門のところにつくと金児家の車が待ち構えていた。窓が開いて中から朔弥が顔を出した。城司はそれを無視して学校の塀を伝って歩いていると後ろから車がついてきた。城司の後ろから和貴と雅広もついていた。 「なぁ、城司。車に乗って帰れ?」 「いいって、言ってるだろ。もう少ししたら痛みも治まる。」 城司は車も二人の友人も無視して歩き出した。しばらく歩くといつも通る公園のベンチに座った。それでも治まる事のない頭痛を城司は、溜め息をついて空を見上げた。近づいてきた人の気配に、城司は顔を下ろすとそこには同じ学校の生徒が立っていた。 「金児くんに聞きたい事があるんだけど。」 「はぁ・・・えっと・・・君、誰だっけ?」 「同じクラスにまでなったのに、覚えてないの?」 「・・・ごめん、思い出せない。」 頭痛を抑えながら城司は彼の顔を思い出すように目を細めて見いた。しかし時間が経つにつれて目の前の少年の方がしびれを切らしてきた。城司は頭痛が治まらない状態で見ているせいで何もかも思い出せる状態ではなかった。 「一宮。一宮桐吾(いちのみやとうご)。思い出せない?」 「・・・悪いな・・・全然、駄目みたいだ。」 「そう・・・。それでもいい。ちょっと付き合ってくれないかな。」 「俺が?なんで。朔弥じゃないのか、付き合ってほしいってのはさ。」 「城司くんを連れて家に帰らないといけないんです。付き合ってくれますよね。」 「厭だって言ったら?」 「無理にでもついてきてもらいます。」 桐吾の指が鳴った時に城司の周りに黒いスーツを着た男たちが立ちはだかった。城司は頭痛を耐えながら立ち上がった。男たちは近づいてきて城司の腕を掴んだ。城司は腕を思いっきり払ったが更に数名で取り押さえられ、城司は桐吾の車に乗せられて無理やり屋敷まで連れて行かれた。 屋敷につくと城司は応接間まで連れてこられた。応接間にはソファーに座って一人の老人が座っていた。城司はその男性の前に座らせられた。 「無理やり連れてきて、何か用ですか。」 「君が金児城司くん、だね。」 「えぇ・・・そうですけど・・・。」 城司は相手を見据えて答えた。自分がどのような状況に置かれているのか、見極めなければいけないからだ。メイドが城司と老人、桐吾の三人分のお茶を置くとそのまま去って行った。城司はお茶には手をつけずにいた。二人はそれでも関係なしにお茶を飲みながら城司を見ていた。 「だからなんの用ですか?」 「君にしてほしいことがある。」 「してほしいこと?俺に?」 「城司くんにしかできない事だよ。お願い、お爺さまのお願いを聞いてもらえないかな、城司くん。」 「一宮の祖父?そのお願いってのはなんだよ。それによっては俺は受けないぞ。」 「なぁに、簡単な事だ。私の手伝いをしてほしいんだよ。」 「手伝い?」 一宮文彦は城司に自分のしてほしい事を話しだした。城司はそれを聞いていて頷くことはしなかった。内容は城司にとって有益ではないからだ。文彦が出した条件とは城司が慰みものになる事。また、時間が空いた時には文彦の仕事の手伝いをするというものだった。仕事とは文彦の代わりにPCを使い会社に指示を出すといういたって簡単なモノだ。しかしその仕事は簡単でも慰みものにされるのは城司にしても誰にしても断というものだ。 城司はソファーから立ち上がりドアの方へ歩いて行くと、SPの男たちがドアの前に仁王立ちして城司を立ち止まらせた。 「これ以上俺に何を言わせたい。断るしか言わねえぞ。手伝いって言ったわりには面倒だからな。帰らせてもらうぞ、こいつら退けろ、桐吾。」 城司は桐吾を睨みつけた。朔弥と違い喧嘩慣れをしている城司は凄味があった。桐吾はやや引きぎみだったが、SPたちは動こうとしなかった。城司は舌打ちをして無理やりにSPを退かそうとした。相手はいっこうに動かずそこで城司は立ち止まるしかなかなく、SPと一宮家と挟まれて身動きが取れなかった。 「モノによっては受けないと言ったはずだ。俺を帰してもらおうか。」 「厭だと言ったら?」 「無理やりにでも帰らせてもらう。」 文彦と桐吾は城司の後ろから退いたが、SP達は城司をぐるりと囲んだ。城司は一戦交える気持ちでファイティングポーズを取った。慎重に相手の動きが有るまで見据えた。しかし相手は動く事も無かった。城司は進行方向にだけ殴りかかった。SPは城司の懇親の一撃を片手で軽々と止め、そのままくるりと腕を捻り後ろに廻した。城司は膝を床について痛みで顔を歪めた。 「言うことを聞いてもらえるかな、城司くん。」 「い・や・だ。厭だと言ってるはずだ。」 床に伏せられる形になっても城司は、文彦の願いを拒否し続けた。 「力ずくで従わせる気か?会社を経営する人間としてサイテーだな。」 城司は押さえつけられながらも、なおも抵抗してみせた。その態度に文彦は不気味に笑い出した。城司は文彦を睨んだ。 「お前はもう人ではない。」 「何を言って・・・。」 「人ではないと言ったのだ。金児家から一宮家に引き取られた。お前は桐吾の弟であり、儂の孫でもある。其れと同時に人としての権利を剥奪した。」 「・・・お・・・俺が一宮家の養子に・・・?」 城司の抵抗していた力が抜け、床にへばり付いた。文彦から聞かされたことばが頭の中で反復され続けた。無抵抗になった城司から男たちは離れると、文彦と桐吾が近づいてきた。焦点の合ってない城司の唇に文彦の指が触れた。すると城司の身体が無意識に動き、男たちの手で押さえつけられた。文彦が城司に触れたのは一度で、次に桐吾の唇が城司の目に触れると、焦点の合ってない城司の瞳から涙が一粒落ちた。文彦がベルを鳴らすと一人のメイドが入ってきた。彼女の手には一本のベルトが握られていた。桐吾の手に渡されたベルトは、城司の首に直接つけられた。その間、城司はされるがままになっていた。 首輪に鎖と鍵をつけると桐吾は其れを持って城司を引きずるように男たちと共に用意された寝室へと連れて行った。そこで桐吾は鎖をベッドヘットにつけ、ベッドについていた鎖を城司の両腕に絡めた。男が城司の着ている服を刃物で切り裂き全裸にするとその肌にまず最初に文彦が触った。 「滑らかで跳ね返すような肌をしているな。この肌がピンク色に染まり快楽を得てはねる姿を早く見たいモノだ。桐吾、先にやるか?」 「俺が?いいのですか、お爺さま。」 「初物と言うのもいいだろう。」 「ありがとう、じゃぁ遠慮なく。」 桐吾は城司の肌に掌で触れると城司は我に返り自分の今の状態を正視できなかった。両腕と首は鎖で繋がれ、全裸にされているうえに男が自分の身体をなで回しているのを気持ち悪く感じ、まだ自由になっている足で桐吾を蹴り飛ばした。 「・・・何しやがるっ!」 「お兄ちゃんに、なんてことするのかな、城司。やれっ。」 腹を蹴り飛ばされた桐吾はベッドの端で男たちに城司の足を抑え込ませた。桐吾は一度ベッドから下り、桐ダンスからバイブを持ち出してきた。男たちに城司の足を開かせて桐吾はそのバイブを無理やりに差し込んだ。 「・・・っ!」 城司はかろうじて唇を噛み締めて悲鳴を上げるのを止めた。しかし桐吾は無理やり入れている手を止めようとはしなかった。少しずつ入る度に流血していくぶんだけ中に入りやすくなっていた。ぐいぐいと中に入って来る異物感に城司の顔は苦痛と気持ち悪さに歪めていた。桐吾は手に持っていたバイブのコントローラーで城司の中に入ったまま動かした。城司の身体がびくっと動き、身体の奥からくる苦痛とは違う感覚に城司は声をあげそうになった。それでもなお、城司は唇を噛み締めた。 「気持ちいなら其れなりの反応したら?唇、噛み締めてると血が出るし。なぁ、城司。」 良輔城司の上を跨いで城司の口の中に男はペニスを突っ込んだ。城司は吐き出す様に顔を動かしたが、固定しなおされまた口の中に入れらた。城司は吐き出せないのが判るとおもいっきり噛みついた。 「・・・っ!このやろうっ!!」 良輔は城司の顔を殴り飛ばした。城司の頬は紅く染まり唇の端から流血した。それでもなお良輔は城司の口の中に入れて、今度は城司の顎を外した。 「今度はちゃんと舐めろ。判ったな。」 城司の顎をもどして再度舐めるように指示した。中で動いているバイブの振動が少しずつ激しくなり更に城司は身体を震わせた。 「城司のここ、先走ってる。出したいか?」 城司は首を縦には振らなかった。口に入っている良輔のニペスがどんどん大きくなって行き、城司の口の中で白濁を射精した。吐き出そうとする城司の口を閉ざし、すべて飲み込むようにさせた。城司の喉が鳴り白濁を飲み下し、飲みきれなかったものは口の端から零れた。城司は男と桐吾を睨みつけた。 「がっ、はっ・・・ごほっ、ごほっ。」 「良輔、君だけが気持ちよくなってもしかたないだろ。城司も気持ちよくしてやらないと。」 「はい、桐吾さま。」 「次は俺の番だな。良輔、城司の足を持ち上げて広げてくれ。」 良輔は城司の上からどき、膝の裏に腕を入れアナルがきちんと見える様にした。桐吾はバイブを入れたまま、ペニスを城司の中に入れた。 「・・・いっ・・・あぁつ!」 今度は城司は悲鳴を上げた。城司の目は桐吾を睨んでいた。声を上げる苦痛を押さえるために城司は繋がれた鎖を握り締めた。バイブと共に桐吾のニペスが城司の快楽を引き出すように動いた。城司は顔を歪めながらも息を上げていた。 「・・・んぁっ。」 「ここがいいのか?ん?」 桐吾は城司の前立腺を見つけ、バイブと共にそこを攻め始めた。城司のニペスにはすぐにイけないように紐を括り付けた。城司の瞳からは涙が流れた。その瞳で城司は桐吾を睨みつけさらに声を上げないよう必死で堪えていた。 「護、お前も混ざれ。二輪挿しといこうじゃんか。」 「俺はこっちの口でしてもらいたいですね。この睨んでる顔を見たらもっとしてやりたくなりました。」 「そうか。じゃぁ、咥えてもらえ、まだ下手だけどな。なぁ、良輔。」 「そうですね。口の方は巧くないですね。」 良輔が後ろに周り城司の身体を押さえ桐吾は無理差し込んだ。更にアナルが開き城司の目は大きく見開いた。護は城司の上を跨いで良輔同様城司の口の中に自分のニペスを無理やり押し込んだ。噛めば殴られると判っているから、城司はイヤイヤ護のニペスを丁寧に舐め始めた。息苦しさに鼻で息をし、城司は早くイけと願いながら舌を動かした。 「いいぞ、城司。もっともっと腰を動かせよ。」 桐吾も動き出した城司の腰の動きに激しく動かした。バイブは最強になっていて城司の中の快楽を引きずり出すように動いた。 「んっ・・・はぁ・・・っ・・・。」 桐吾はバイブの動きと城司のアナルのキツさに限界点を越えて城司の中で白濁を放った。ジュブッという音を立てて城司の中から桐吾はニペスを抜き出した。その勢いで城司は護のニペスを軽く噛んでしまい、殴られたが、抜き出される事なく白濁を口の中に放出された。口を押さえられすべてを飲み込んでやっと口から手が離れた。そのあいだも城司の中ではバイブが動き良輔のニペスが挿入され、差されたまま次の行為が続行された。 セックス特有の怠さが城司を襲った。しかし桐吾がやめたからといってその行為が終わったわけではなかった。城司の周りに男たちが囲み仰向けから伏せられ、バイブが入ったまま男のニペスが入り込んできた。今度は桐吾と良輔の白濁と城司の流血が混ざりあったアナルは、男たちのニペスを簡単に飲み込んだ。城司の口の中には男たちのニペスがはいり息をするのもままならなかった。桐吾は城司から離れ、時折城司の中に入ったバイブを動かして弄び、文彦はその様子を眺めていた。 しばらく城司を監禁し男たちは文彦の前で弄び続けた。学校から帰ってきた桐吾も混ざり城司を抱いた。文彦は大きさの違ういろいろなバイブで城司が悶える姿を見ていた。男たちや文彦、桐吾に弄ばれながらも城司は抵抗をしていた。 「城司、どうだ?素直に言うことを聞く気になったか?」 「・・・だっ・・・れが・・・お前ら・・・なんかの・・・。」 城司は今の自分にできる精一杯の抵抗をしていた。 学校ではしばらく見ない城司の事を和貴と雅広、洸一が心配し始めた。いなくなった日の様子を三人で思い出しながら誰に聞いたら早いかも考えていた。 「俺達と離れて公園に行ったとこまでは見てるんだけどな。」 「そんときは・・・そういえば、うしろから一宮んとこの車が走ってたな。あっちの方向じゃなかったはずだ。」 「一宮?一宮桐吾?」 「そう、そいつ。でもなんで・・・。あっ、朔弥さまは?朔弥さまに聞けば判るんじゃない?」 「身内だしな、何か知ってるかも。」 ちょうどタイミングよく教室の前を朔弥が通った。和貴と雅広が朔弥の前に立ちはだかった。後ろからついてきた親衛隊に睨みつけられながらも二人は一礼をすると口を開いた。 「朔弥さま、お聞きしたい事があるんですけど、いいですか?」 「お前ら、朔弥さまに失礼だぞ。」 「城司の事、聞きたいんです。」 「・・・城司の友達か。少しならいいだろう。先に帰っててくれ。」 朔弥は親衛隊を先に行かせると和貴たちと教室に入り適当な所に座った。 「城司の事、知りませんか?最近、学校に来ないんですけど。」 「うちにいない。来れない理由があるんだろう。」 「・・・やっぱり、一宮に関係するんですか?」 「・・・。」 「一宮財閥と取り引き、したのか。しかも城司と引き換えに。」 「君たちには関係のない事だ。金児家と一宮家の問題だ。」 「学校に来ないのは、問題じゃないのかよ。お前、それでも兄かよっ!」 洸一は朔弥の襟首を掴んで怒鳴りつけた。拳を作って朔弥に殴りかかったのを和貴と雅広が止めに入った。雅広は洸一を椅子に無理やり座らせて、和貴は軽く礼をすると洸一と朔弥の間にはいった。 「失礼しました。でも朔弥さま、城司の事心配じゃ無いんですか?仮にもあなたと血の繋がった家族でしょう?」 「一宮は大切にすると言っていたぞ。」 「学校には来させないがな。それでも大切にしてるとでも言えるのかよ。」 「・・・洸一、冷静になれ。なぁ、朔弥さま。俺も洸一も雅広も心配してる訳、城司の事を。はっきりと言わないと俺も切れますよ。」 「城司はあの家に売り飛ばされた。何をされても文句は言えないようにな。」 「お前は、お前の親は、家族を売り飛ばしたのかっ!」 「やめろ、洸一。朔弥を殴り飛ばしても城司は戻ってこない。一宮に返せと言わない限りな。」 「もちろん、取り返しに行く。」 「契約違反だ。金が必要だぞ。」 「そんなの反故にするに決まってるだろ。そんな契約っ!行くぞ、和貴、雅広っ!」 「待てって言ってるだろうが、洸一。俺や雅広、お前が行ってもいないって言われて追い返されるだけだ。朔弥さま、一緒についてきてもらいましょうか。あなたは当事者の関係者ですからね。」 和貴、洸一、雅広は朔弥を連れて一宮に向かった。その間四人は口を開かず、重い空気だけが広がっていた。一宮家につくと四人はドアまで送ってもらい下りてベルを鳴らした。すると使用人が出て朔弥が挨拶をした。そのあとすぐに四人は応接間に連れて行かれた。未だに一人も口を開かなかった。しばらくすると文彦が応接間にやってきた。 「どうしました、金児さん。」 「すみませんね。突然、お邪魔してしまって。あぁ、こちらは城司くんのお友達の石原雅広くん、関洸一くん、槙原和貴くんです。ここのところ城司くんが学校に来ないとかで、心配して相談してきたんで、こちらに連れてきたのですが・・・。ところで城司くんは?」 「城司なら今は風邪で寝てましてね。しばらくは起き上がれないんですよ。」 「お見舞いはできないんですか?」 「風邪が移ると困りますからね。もうしばらくは・・・。」 不意にドアが叩かれてから開き桐吾がお茶を乗せたトレイを持って立っていた。6人分のお茶を持って入ってきた桐吾は、全員分配ってから自分もソファーに座った。 「あれ、城司の友達じゃないですか。どうしたんですか、皆さんお揃いで。」 「お見舞いにいらしたそうだ。城司の様子はどうだ?」 「えぇ、今はぐっすりと寝てますよ。苦しそうでしたからね。」 「あの、顔を見るぐらいはできないんですか?」 「ん〜・・・起きると酷くなりそうだからやめてもらいたいんだけど・・・。」 洸一は立ち上がって部屋から出て行った。そこでメイドを掴まえてトイレに行くフリをして城司がいる場所へと案内してもらった。部屋のドアをノックすると中から鍵が開く音がしてドアが開いた。洸一は暗すぎる部屋に人気が多いことに疑問を持った。足を一歩踏み入れると鎖に繋がれた城司を目の当たりにした。男たちに囲まれて声を必死に押さえ抱かれている姿に洸一は一瞬目を反らしそうになった。 「お前は誰だっ!」 「・・・うっ・・・うぅ・・・。」 ベッドの方で声を上げている城司に洸一は目を奪われた。快楽で身体を染め瞳からは涙が濡れ、口には男のニペスが挿り涎と白濁が城司の身体全部を汚していた。瞳だけは必死に抵抗をしているが身体だけはすでに男たちに動かされていた。城司の瞳が洸一を捕らえると縛られている手がびくりと動いた。 「城司に何してやがるっ!」 洸一は男たちに殴りかかった。数人で洸一を抑え込みにかかった。城司を囲む男たちは、其れを見ていた。殴られる姿を城司に見せるかのように向きを変えた。 「・・・こ・・・ち・・・にっ・・・げ・・・ろ・・・。」 ことばを絞り出すのにも一苦労する城司が洸一に告げると目の前にいた男に体当たりをかました。すると男に城司は殴られた。洸一は殴られる姿を見て立ち止まってしまったが、一人ではどうすることもできないと判断すると強引に部屋から抜けだした。応接室まで走って戻ってきて乱暴にドアを開けた。 「一宮・・・てめぇ・・・今すぐ、城司を返してもらうぞ。」 「洸一・・・落ち着け。」 「これが落ち着いてられるかっ!城司は・・・城司は・・・。」 「どうしたんだ、洸一。」 「こいつら・・・城司を男たちの慰みものにしてやがるんだ。」 「なんだってっ。」 「これでも大切にしてるっていうのかよっ。」 洸一は朔弥に掴み掛かった。洸一は手を離して桐吾を無理やり立ち上がらせ、和貴と雅彦を連れて城司のいた寝室へと向かった。残された朔弥と文彦は今後の事を話し合っていた。四人がついたときに城司は男たちの白濁でぐちょぐちょになってベッドで気絶するように倒れ込んでいた。桐吾に男たちを引かせるようにいうと、男たちは城司から離れて部屋から出て行った。洸一は城司に近寄って上着を脱いで城司にかけた。 「鎖と鍵を解けよ、一宮。」 「城司を連れて何処へ行く気だ?俺の義弟を連れて行ったら誘拐犯にするぞ。」 「そういうなら家族だっていうんなら、家庭内暴力ってことばを知ってるか。お前らのはこれだ。」 「一宮、早く解けよ。」 一宮は洸一に睨まれポケットから鍵を取り出すと城司の首につけられた鍵とベルト、腕に絡められた鎖を解いた。洸一は城司の下半身に新しい布を巻きつけて見えないようにし足の下に腕を入れて抱き上げた。 「もう大丈夫だからな、城司・・・。」 気絶している城司にも聞こえないような小さな声で洸一は呟いた。応接間まで戻ってきてドアを開けるとすでに文彦は退室していた。朔弥は立ち上がり判ったように玄関まで歩いた。玄関にはすでに車が来ていた。朔弥は城司と洸一、和貴と雅広を乗せて関家へと車を走るように命令を出した。 「城司はしばらく俺んちに居させるからな。」 「判っている、だからお前のうちに来させている。」 「お前らは腐ってる。実の弟を金に換え、やつらは慰みものにしやがって。俺はお前らを絶対に許さない。」 洸一は車に乗っても抱きしめている城司を更に強く抱きしめた。一瞬、城司は瞳を開いて洸一を見るとにこりと微笑んだ。 「・・・良かった・・・助かったんだ、洸一・・・。」 「お前も助かったんだよ、城司。」 助かったんだと洸一は城司の耳元で囁きつづけた。城司はまた笑うと腕を伸ばして洸一の顔に触れて現実を確かめるとまた瞳を閉じた。そんな姿を洸一は一瞬も見逃さないで見続け、その瞳からはひと筋の並みだが流れた。 洸一の家につくと洸一は城司を抱き上げなおして自分の家へと入って行った。そのまま風呂場に連れて行き湯船に溺れないように城司をいれた。身体に張りついた男たちの白濁を綺麗に洗い流し、アナルの中に指を入れて掻き出そうとするとすぐにバイブが入っている事に気がついた。洸一は顔を歪めそのバイブを抜き出してから城司の中から白濁の液を掻き出した。洗い流している間、城司は気絶をしていながらも触られるのを拒絶するかのように身体を捻った。そのたびに洸一は大丈夫と耳元で囁くと城司は安心したように洸一に身体を預けた。すべてを終わらせると洸一は、用意されていたパジャマを城司に着させて客室へと連れて行った。 「・・・こ・・・こ・・・は・・・。」 「城司、目覚めたか?身体は大丈夫か?」 「・・・こっ・・・こう・・・いち?なんで・・・いち・・やけに・・・。」 「助け出されたんだ。本来なら病院へ連れて行くべきなんだろうけど、好奇心の目に城司を晒したくなかった。だから俺んちに連れてきたんだ。」 「じゃぁ・・・ここ・・・は・・・こう・・・いち・・・の?」 「家だよ。安心して、もう少し寝な。もう誰にも城司を傷つけさせたりしないから。」 城司は頷くとまた瞳を閉じた。洸一は少しでも静かに眠れるようにと退室していった。厨房へ向かうと胃に優しいお粥や水分を用意するようにいうと濡れた服を着替えに自分の部屋に戻った。しばらくしてから客室へ向かうと城司は目を覚まして窓の外を眺めていた。洸一は城司に近づいてカーディガンを肩にかけた。 「こう・・・いち。」 「目が覚めたんだな。飯、食うか?」 「迷惑かけたな。服とか貸してくれたら出て行くよ。」 「なんでっ、んなこと・・・迷惑だなんて思ってねえよ。助けたかったから助けたんだ。もう少し身体を休めないと回復しないぞ。」 「・・・男の俺が男に抱かれて悶えてる姿を見て、厭になったろ。」 「無理やりだったじゃないか。一宮もお前の家族も俺は許せない。」 「そう思ってもらえるだけで嬉しいよ。それより俺帰らないと・・・。」 「帰るって何処にだよ。一宮にもどれば、また男たちの慰みに使われるんだぞ。それに金児にはすでに戸籍が無いんだってよ。そんなんで何処に行くってんだ。ったく、戦国時代じゃないんだぞ。大人の都合で子供をどこかにやるなんてありかよ。」 窓を握り拳を作って洸一は殴りつけた。 「・・・洸一・・・。」 城司は洸一の殴りつけた拳を握り締めた。 「俺の為に身体を傷つけるなよ。本当に気持ちだけありがたく受け取っておくから。」 「城司・・・。」 「あっ、ごめん。俺が触ったら汚れちまうな、ごめん。」 城司は洸一の手を離して自分の両手を見つめた。その手で自分の身体を抱きしめてひたすらに洸一に謝った。 「・・・汚れてなんてねえよっ!」 洸一は城司を抱きしめると城司は驚いて身体をこばらせた。すぐに我に返り洸一を突き放した。 「ばっ、ばかっ。何すんだよ。」 「・・・アホにしとけ・・・じゃなくて・・・。飯、こっちに運ぶように言っとくから・・・。」 洸一は城司から更に離れて部屋を急いで出て行った。厨房に行ってお粥を持っていくように頼むと洸一は部屋へと戻っていった。 運ばれてきたお粥を城司は食すと少し眠り、身体を休めた。自分の荷物を見つけて中身をみると持ち物すべて入っていた。城司は中に有ったノートを引きちぎって筆記用具を取り出し一筆書くと鞄を持って静かに部屋を出た。 財布に入っていた銀行のカードで入ってるだけ引き落とし、鞄の中に入れてしまった。その貯金を持ったまま城司は電車に乗った。窓の外を見ると海が見えてきて城司はそこの駅で電車を降り浜まで歩いた。 浜につく頃には夕日は沈んでいた。月明かりに城司は照らされながら浜辺に座ったが、身体の節々が痛んで城司はその場に倒れ込んだ。 「・・・チクショウ。」 城司は身体を丸めて両腕を抱きしめて砂の温もりに抱かれた。 |
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中書き:読み辛いところが多々あったと思います。ですが、あるがままに載せてしまうことを決意しました。しばらくこれが続くかと思いますが、目をつぶってやってください(^^; |