シュルーズベリ・24

『Picnic at Acton Scott-1』

    ★青猫さん

馬の背で揺られながら、猫は眠くなって来た。

しかしさすがに、ここで寝るのはちょっと不安だ。

落とされても迷子になることはないが、寝ている間に落とされて、受け身に失敗したら恥ずかしい。

我慢していると、今度はお腹がすいて来た。

自分を抱いて馬の手綱をとっているガイドにわがままを言う。

「おなかが空いたよ〜」

【SKYFISHさん】

「おなかが空いたよ〜」

……ひゃあかわいー、正気を失いそーだ……あ、いや、修道院で朝ご飯食べたんじゃあ?……f(^_^;)。

お昼ご飯まで、まだまだまだ時間がありますよ。

はて、鞍袋に何かあったかなー?

あった。

けど、マーズ(ナッツとキャラメルの入った「巨大な」チョコバー)なんて、食べます?

あっ、あの馬(みたいなの)はだめですからね。迷子を食べたりしたら、後がコワいf(^_^;;)。

青猫さん

SKYFISHが、大きなチョコバーを出してくれた。

「ん〜…ほんとはあっちが(と馬を指し)いいけど…ま、いいや、これでも」

修道院の朝御飯なんてとっくの昔に効率良くエネルギー変換されつくしていたから、もうなんでもいい。

チョコバーの包み紙を破って、両手で抱えてむぐむぐと食べ出す。

「甘い…けど、カカオ100%じゃないんだな、イギリスのチョコレートって…ま、いいや。美味しい」

食べ尽くしてから、両手(両前足)についたチョコのべたべたをぺろぺろと舐める。

竜酸さん

 竜酸は自分の身長ぐらいある馬にようやく乗り、下を見下ろしてみた。

「ひゃぁ〜  馬って意外と高いのですねぇ〜

 ふむふむ… こんな高いところから落馬したら間違いなく死ぬだろうなぁ〜」

竜酸はそう思いながら、馬の腹を軽く蹴ってみる。

「それでは、行きますよ〜  りうさん♪」

竜酸は自分の乗っている馬に勝手に名前をつけて呼んでみる。

馬はそれに従うかのごとく歩き出した。

「お〜 動いている♪動いている♪ でも結構揺れますねぇ〜 見晴らしはさいこーー♪」

竜酸は馬に乗るのは初めてだが、なんとか馬を歩かせることができては喜んでいた。

ようこっこさん

「ふわぁぁぁ〜〜  なんか、昨日はよく眠れなかったですよぉ〜。

 やっぱり、あのツアーの興奮がまだ冷めないみたいです。

 …ふわあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜っ」

「おはようございます。新しい参加者の方ですね」

「えぇ。竜酸さんと青猫さんです。夕べのツアーから参加してくださってね」

「竜酸さんと青猫さん?? きっと特別な猫ちゃんなのね。 私はようこっこです。よろしくね」

 

えっと今日は『Acton Scott Histric Working Farm』に行くのよね

この白い帽子に濃紺の上着でどうかしら(^^)

勿論、靴はローヒール( ̄ー ̄)ニヤリッ

あら、ヘルメットをかぶるの? せっかく髪をセットしたのに〜

でもまぁいいか。アンソニーみたくなっちゃうと困るしね・・・

「ようこっこさん、好きな馬、選んでくださいね」

「は〜い。じゃぁ、この葦毛の馬にするわ。よろしくね」

 そういうと馬の首を軽くなで、よいっしょと乗り込んだ。

そして座り位置でも確かめるように立ったり、座ったりして

「いざ、ピクニックへ」と言うと馬の横腹を軽く蹴った。