爆妄御殿1 作・RUTSUさん 

爆妄御殿1 

ここにはRUTSUさんから頂いた左之詩があります。
左之が「あばよ」と言って剣心の元を離れて数週間・・・
落涙の水底より浮かび上がった言葉たちです。ご堪能下さい。
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苦盃

どちらかと言えば

その言葉はありきたりだった

己の背負いし傷を見据えて

胸の内から勢い迸ったそれは

激しく思う程に飾りを持たない

全ての願いは虚しくすり抜けて行く

手応えのない瞳・・・ 届かない思い・・・

ただ握りしめた拳が酷く痛かった

戻らない昨日を逡巡なく浚っていく秋風

酔えない酒を飲みながら憤然と見送った

振り向かず決然と歩き出すその背中

君の行く明日は どこにあるのか・・・