爆妄御殿1 作・RUTSUさん
苦盃
どちらかと言えば
その言葉はありきたりだった
己の背負いし傷を見据えて
胸の内から勢い迸ったそれは
激しく思う程に飾りを持たない
全ての願いは虚しくすり抜けて行く
手応えのない瞳・・・ 届かない思い・・・
ただ握りしめた拳が酷く痛かった
戻らない昨日を逡巡なく浚っていく秋風
酔えない酒を飲みながら憤然と見送った
振り向かず決然と歩き出すその背中
君の行く明日は どこにあるのか・・・