地下鉄編 -その2-

これもまた、そこそこ静かな車内でのこと。
今度は音楽ではなく、人の声。 それもバナナのたたき売りか、魚屋さんか、
といった感じの威勢のいい声が車内に響く。

今度は何だ!? 何やらインチキ臭い小型の電子手帳だ!
それを販売しているおじさんは、大きなカバンに電子手帳を沢山つめこんで、
各車両で営業している。 見る限り、誰も買っていないようだが...。
こんな光景って日本では見ないでしょ。

ある時は、扇子を販売しているおじさんに遭遇。
「これは普通の扇子じゃないよ。 ほら、こんなに強く開いても破れないよ。」
と得意げに扇子をパンパンと開いてみせる。
確かにその勢いで破れないのはすごいと思うけど、そんなに強く扇子を開く人って...
いないでしょ!