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人の感情が千差万別である以上
美的感覚も同様に千差万別です
これが,ある場面では問題となり
ある場面ではうまく調和してしまいます
もし,美的感覚が万人で同じであったならば
この世の,人によって創造されてきたものは全て似たものになってしまうでしょう
また,男女関係についても然りで
みんなが同じ人を美しいと思ったら大変な事になりますよね…
逆に,ある集団が1つの目的に向かっている時には
その美的感覚の差異が問題になります
先に述べた事の裏返しですが
全員が美しいと思うものを作る事は極めて困難でしょう
そこには,ある程度の妥協などがあるかもしれません
しかし
ここで問題なのは,妥協云々ではなく
美的感覚が人によって異なるという事をわかっていない
もしくは,わかっていても自己顕示力の強い人の存在です
自分の美的感覚と異なるからと言って
他の美的感覚を否定する場面が間々見られます
美的感覚はその人の遺伝子や環境由来のものですから
それを否定する事は,その人そのものを否定する事につながってしまいます
これは,人にとって最大の屈辱とさえなり得ます
これは美的感覚に限った事ではありません
だから,もし相手のある部分を否定する時には
それが普遍的なものか,それとも千差万別なものか
それを,よく考えてからでないと
取り返しのつかない事になるかもしれません
言葉で気持ちを表すのは大変簡単ですが
それゆえに,思慮に欠ける傾向があります
良く言われる事ですが
自分の言動には責任を持てるようにしなければなりませんね
後々,後悔しない為にも
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