sickness

沢井様

  「ふぅ・・・」
セイリオスは頬を朱に染めて荒く息を吐きながら横たわっていた
こんな風になるのはあの男に抱かれているときいがいにはないかもしれない
しかし今セイリオスは彼に私室で一人だけ・・・
そばにいる女官達も警護のものを下がらせた
熱が続く・・・せきが出る・・・明らかに風邪である
今ごろシオンが薬の調合をしているころだ・・・
「っっ・・・」
みずがほしい・・・その一心で手がサイドボードのあたりをさまよう
その手を誰かがつかんだ・・・
「!?」
「なぁに。そんなにびびってるんだ?」
「シオンか・・・」
皇太子という身分からかどうしても人の気配には敏感になってしまうようで
べっとに側にはいつでももてるように剣が置かれている
「もう少し気を抜けって・・・だから最近眠れなくって体調壊したんだろう?」
汗で額に張り付いた空色の髪を指でとってやりながらシオンはセイリオスのべっとに腰掛けた
「しかし・・・」
「いいから・・・俺がついててやるからねてろ・・・それとも何か?
おまえさん。クライン一の魔道師を信用できないのか?」
「そういうわけではない・・・だが・・・わたしだけが休んでていいのかと」
生真面目なセイリオスの言葉にシオンは笑いながらいった
「治らなきゃ余計迷惑だろう?気になってんれないってのが
お前らしいっていやお前らしいけどな」
「すまない・・・」
セイリオスの熱で潤んだ瞳がシオンを誘っているように見える
「セイル・・・早くよくなるには・・・汗をかいて薬を飲んでねるのがだいじだよな?」
「そうだな・・・」
「んじゃ・・・手伝うぜ。」
シオンはセイリオスに馬乗りになってその唇を指でなぞった
「いろっぽいね〜」
「し、シオン?!なにを・・・」
「何って運動・・・」
「こんな・・・動けないときに・・・」
「ん〜早く治って政務に戻らなくっていいのか?」
シオンの言葉にセイリオスはシオンをにらむ
「ひ、卑怯だぞシオン?!政務を盾にとってそんな・・・」
「別に俺はいいんだぜ?お前が政務に戻れなきゃもう歳いってる陛下が
政務を行うしかないよな〜?」
そう言ってる間にもシオンの手はセイリオスの服をすばやく脱がせていく
「っっ・・・それは・・・」
言葉に詰まったセイリオスの肌にシオンの指がはう・・・
「やめとくか?プライドと・・・どっちが大事かな?王子様は」
からかうような言葉にセイリオスは唇をかみ締める
シオンは知っているこうしてプライドをずたずたにされることを屈辱に感じる
皇太子の部分と・・・誰かに支配されたいと望んでいる部分があることを
そして・・・セイリオスが支配されることを望んでいるのが自分であることも
諦めと期待・・・屈辱と歓喜の入り交じった瞳でシオンを見詰めるセイリオス
ゆっくりと体が重なっていく・・・
なんどもなんども突き上げられる・・・まえから・・・後ろからさいげんなく
「シオン・・・も・・・ぅ・・・ぁぁ・・・」
「言えよセイル・・・こういうことされるのすきだって」
四つんばいにされて枕に顔をうづめるようにしながら声を押さえるセイリオスに
シオンは容赦なく声をかける
「っっ・・・」
プライドが邪魔をする
だけど・・・この瞬間すべてのプライドを壊されるのだ・・・
「すき・・・だ・・・お前に抱かれるのが・・・だ・・・から・・・っと。。。もっと」
その声に気をよくしたシオンはセイリオスを上り詰めさせる
・・・・・
・・・・
・・・
・・

「・・・よし、着替えも終わり。後は薬だな」
恨めしそうな顔をしているセイリオスをよそにテキパキと作業をするシオン
薬と水を自分の口にほうり込むとセイリオスに深く口付ける
「ぅ・・・ん〜〜〜(ごくん)」
薬を飲ませて唇から零れた水を舌でぬぐうと軽く唇に触れるだけのキスを落とす
「っ・・・」
「ん〜なにそんな不満そうな顔してるんだ?」
反論の言葉のでないセイリオスは膨れて布団を被ってしまう
「なんでもない」
シオンはくすくす笑いながら部屋を出る
「可愛い奴〜」

もっとも・・・セイリオスの熱が下がった所でシオンが熱を出し
その後2週間政務が滞ったのだが・・・・




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