では、『なぜ固定した性格が思い起こされ るのか』という問題に視点を戻そう。我々は 実際の髪型の中にその原因があると考え、 あらゆる角度からポニーテールを見直すこ とを考えた。『横にいると楽しい♪』に関して の物的証拠は、すでにMMR風に曲解を交 えて明確に紹介しているので、ここではま ず、『お節介』と『幼なじみ』に関しての考察 を行う。『お節介』と『幼なじみ』はワンセット で考えられるべき条件である。なぜなら、 幼なじみの女性たるものたるもの、朝寝坊 が毎日の週間のような友達以上恋人未満 の関係にある男幼なじみを起こさねばなら ない。これは一分でいいから寝ていたい側 から見ればまるきり『お節介』と映るのである。 私自身には女性の幼なじみというものが存 在しないのでこのような状況になったことは ただの一度もないのだが、きっと世間一般 の幼なじみ同士(異性)っていうのはそんな 朝をいつも迎えているに違いない。そうさ、 きっとそうに決まってる!いや、むしろそう であってくれ!せめてこれぐらい夢を見させ てくれ! ・・・・・・・・・・・失礼、取り乱した。 さて、幼なじみであればお節介であるとい う事に関しては明らかになったので、ここで 幼なじみであると、何故ポニーテールなの か、ということを考えてみる。隣の家の二階 に住んでいる彼女は(・・そんな設定は今考 えたところなのだが)毎朝寝坊ばかりを繰り 返す隣の遅刻大王を起こさなければならな い。とはいえ、彼女自身も一分で良いから長 く寝ていたいのである。そうするとどこかで時 間を節約しなくてはならない。そこで彼女は ヘアメイクの時間を短縮するためにブラッシ ングの後の作業は比較的単純な操作で済む ポニーテールを選択せざるを得なかったの だ。髪をまとめる必要があるのは、遅刻ギリ ギリラストスパートに邪魔になるためと考え れば頷ける。すなわち、幼なじみの髪型は 時間的余裕を作り出すといういじらしいまで の努力の末に選択されたものなのである。 そりゃ惚れるってば。 この考え方を進めると残る性格の一つ、 『不器用』に関しても説明が付けられる。もし も、幼なじみの彼女が器用であったとしたら と仮定してみよう。なんでもそつなくこなし、 一緒に遅刻ギリギリのダッシュをする必要 もない。もちろん、彼女自身が遅刻しそうに なるなんてこともなく、彼女の朝の過ごし方 は至って余裕のあるものである。この場合、 彼女はポニーテールという髪型にする必要 がない。もっと時間のかかる髪型なりなんな りにすればいいのだ。つまり、器用な幼なじ みはポニーテールを選択しないのである。 以上から、ポニーテールならば『幼なじみ』 で『お節介』で『不器用』なのではなく、『幼な じみ』で『お節介』で『不器用』だからこそポニ ーテールなのであるということが推察される。 この結果を右上、Figure 4に示した。なんだ か風が吹けば桶屋が儲かる的な思考回路 なのがちょっとアレだが、少なくとも私の中 ではこうなのである。 さて、ではこの文章の主要な調査であると ころの『男の視点』と『女の視点』の相違に関 して考えてみる。 |
Figure 4 いくつかの条件がそろう ことによりポニーテールが生まれる。 ![]() 周囲の女性陣にポニーテールに関しての意 見を聞いてみると、もっともよく返されるのは 『額が痛い』という答えであった。なるほど、 確かにこの髪型は髪のほぼ全体を強く後ろ に引っ張るものである。額の毛が薄くなると いう畏れまであるのだそうだ。では、引っ張 らなければいいか、というと残念ながらそうで もない。引っ張らなければ実現できない不可 欠な部分があるからである。それはすなわち 『揺れるしっぽ』である(Figure 5)。ポニーテー ルをポニーテールたらしめるのは、歩くたび に揺れる活力に満ちたしっぽなのである。場 合によってこのしっぽが『聖なる ![]() ポニーテールをポニーテールたらしめる 揺れるしっぽ arrowheadが揺れるしっぽを表す。 |