Wraith: the Oblivion背景世界

ここではWraith: the Oblivionの魅力的な背景世界について紹介します。

WtOの舞台〜World of Darkness〜
Wraith達の世界
〜影界
〜冥界
〜亡滅
〜帳
〜ハウント
〜テンペスト
〜ニヒル
〜メールシュトローム
〜彼岸
〜スティジア
〜死人街
〜ドメイン
〜シタデル

Wraithの社会

WtOの舞台〜World of Darkness〜

レイスの舞台は「暗黒の世界(World of Darkness)」と呼ばれます。
「暗黒の世界」は、今、我々の住んでいる現実世界の暗い側面を際立たせた世界です。
おおくの人間が世界に絶望し、すべてに灰色のヴェールがかかっている…そんな、希望が見えない世界です。
そこには、多くの「超自然的な生物」が存在し、人間を餌とし、支配し、また恐れています。

この「暗黒の世界」はWtOだけの舞台というわけではありません。
「暗黒の世界」を舞台としたシリーズとして、代表的なものとして

「Vampire: the Masquerade」(吸血鬼をプレイ)
「Werewolf: the Apocalypse」(狼男をプレイ)
「Mage: the Ascension」(魔術師をプレイ)
「Wraith: the Oblivion」(死霊をプレイ)
「Changeling: the Dreaming」(妖精をプレイ)
「Hunter: the Reckoning」(人間をプレイ)


などがあげられます。
ここで、その作品群について言及するのは避けます。
なぜなら、この「暗黒の世界」を舞台としたシリーズは数多くの資料が出ており、その魅力を語りきれないからです。
そこで、ここではWtOのみに限定し、紹介していこうと思います。
ただし、WtOのみとはいっても、やはり膨大な量なので、できるだけ簡単に紹介しようと思っています。

Wraith達の世界 

レイス達が生まれて(死んで)初めて存在する場所は「幽界(ShadowLand)」という場所です。
幽界は我々の生の世界/皮膚のある世界(Living Land/SkinLand)と同じ時間、同じ場所に存在しながら別の世界です。
生の世界とは「帳(Shroud)」と呼ばれる、障壁により隔たれています。
幽界ではすべてのものは、暗く病的な雰囲気をもちます。
レイスは、「秘鍵(Arcanoi)」と呼ばれる特殊な能力を使用しないかぎり、生の世界に干渉することができず、たとえ、愛するものがすぐそばにいても、触れることすらできません。
それは、レイス達を、更に悲劇的な存在としています。

幽界の下(この「下」というのは概念的なものです)には「冥界(Under World)」と呼ばれる場所が存在します。
そこには「テンペスト(Tempest)」と呼ばれる暗黒の海が広がっています。
そしてテンペストに漂う、島に当たるのが「暗黒王国(Dark kingdoms)」と呼ばれる国々です。
暗黒王国では多くのレイス達が集まり生活しています。

暗黒王国の中でももっとも有名な国が「スティジア(Stygia)」と呼ばれる暗黒王国です。
スティジアはヨーロッパ周辺とアメリカを支配しています。
そこは強力な王「カロン(Charon)」によって統治され、「ヒエラルキー(Hierarchy)」と呼ばれる階層社会となっています。

幽界(Shadow Land)
幽界は生の世界とほとんど同じ世界です。
なぜなら、影界は生の世界の影の部分のようなものだからです。
生の世界と違うのは、すべてのものに「死」の影が漂っているということでしょう。
花は枯れ、金属は錆び、壁は崩れかけています。
そんな世界にレイス達は、存在しています。
幽界は生の世界と重なっています。
レイスは生きている人間(これを「定命の者(Mortal)」と呼びます)と、まったく同じ場所に存在しながら、その存在は気づかれません(もっとも例外(霊能力者など)もありますが)。

冥界(Under World)
幽界の下には「冥界」が横たわっています。
冥界には、幾つかの「暗黒王国」があり、それぞれの王がレイス達を支配しています。
各暗黒王国は「テンペスト」により、分け隔てられています。

亡滅(Oblivion)
すべてのものは死に、破壊され、「亡滅」へと落ちていきます。
「亡滅」を一言で表すのなら「虚無」という言葉が合っているでしょう。
「亡滅」はすべての悪の根源です。
ただし善悪という概念で「亡滅」を判断すること自体が間違っているかもしれません。
レイスはシャドウに支配されたとき、ここに落ちてしまいます。
それはレイスのプシュケ(レイスの本性)にとって、完全なる死に等しいでしょう。

帳(Shroud)
定命の者達の、「死」への恐怖や嫌悪は、「死」の存在(レイスなど)から、生の世界を隔てる「帳」と呼ばれる障壁を作り出しました。
この帳によりレイスは生の世界への干渉を制限されます。
帳は場所により、強くなったり弱くなったりしています。
戦場、薄暗い裏道、墓場などでは帳の力は弱く、レイスが生の世界に干渉することが、容易になります。
逆に、定命の者達が、日常生活する場所や、霊的なものがなにもない場所では、強くなります。

ハウント(Haunt)
レイスは自分が死んだ場所や思い出の場所などにハウントを作ります。
これは、その場所に「憑く」と言ったほうがいいでしょう。
特に多くの死者が出た場所は、強力なハウントになることがあります(戦場跡など)。
ハウントでは帳は弱くなり、レイスはその力を生の世界に及ぼすことが容易になります。

テンペスト(Tempest)
テンペストは幽界の下に広がる混沌と暗黒の渦巻く領域です。
テンペストは、そこに飲み込まれた者達の恐怖でできており、距離や空間は意味がありません。
テンペストに存在できるのは、スペクターのみです。
テンペストの中心の「虚無(Void)」には「亡滅」が横たわります。

ニヒル(Nihils)
幽界において、大嵐洋に通じる穴のことをニヒルと呼びます。
ニヒルは水面やマンホールなどの形状を取り、入ったものをテンペストへと導きます。
ニヒルは幽界で「亡滅」に侵食された場所に現れます。

狂濤(Maelstroms)
ときおりテンペストから発生する嵐で、幽界に押し寄せ多くを破壊します。
更に、狂濤は、スペクターをも連れてきます。
レイスの社会では、狂濤は時代時代の節目を表すものにもなっています。

彼岸(The Far Shores
テンペストのどこかに存在するといわれる、「亡滅」の力が及ばない場所を「彼岸」と呼びます。
彼岸は、多くの伝説や神話で「天国」や「地獄」と呼ばれる存在です(彼岸は、天国や地獄の原型であるのではないかと言われています)。

スティジア(Stygia)
大嵐洋に存在する「暗黒王国」の一つが一つがスティジアです。
生の世界のローマのように、強力な力を持っています。
ただし、皇帝であるカロンが、行方不明となってからは、その力も衰退しつつあります。

死人街(Necropoli
幽界において、レイスが集まる死者の都であり、スティジアの植民地でもあります。
生の世界の都市と対応して存在しています(例を挙げると、「アトランタ(アメリカの都市)」と同じ場所の幽界に存在するのが「アトランタ死人街」ということになります)。

ドメイン(Domains
ドメインは一人以上のレイスが、支配している領域のことを言います。
この、ドメインが集ったものが、死人街と言えるでしょう。

シタデル(Citadels
シタデルは死人街の中心に位置する強力なハウントで、城や砦のような役割を持ちます。

Wraithの社会

ここでは、スティジア王国の社会を紹介します。

スティジア王国には、大雑把に分けて3つの勢力が存在します。

この3つは、スティジアを支配している一番強力な勢力「ヒエラルキー」、ヒエラルキーが否定する「超越」を信じ独自の道を行く「異端者」、ヒエラルキーのみではなく、すべての体制に反抗する「無法者」です。

ヒエラルキー(Hierarchy)
「ヒエラルキー」はスティジア王国を支配する社会体制を表し、文字通り、階層制度を基本とした体制です。
頂点には「皇帝カロン」が居り、その下に7人の「死の王」が仕えています。
「ヒエラルキー」は完全にピラミッド型の階層社会となっています。

異端者(Heretics)
異端者は、「超越(未練を無くし、彼岸へと達する道)」を信じ、自分達の独自の方法でそこに辿り着こうとする、いわばカルト的な集団です。

無法者(Renegade)
あらゆる体制への反抗者であり、体制の転覆を常に狙っています。
しかし、無法者の中には、そのような思想もなく、ただ暴れたいだけのレイスも少なくありません。