部活を終えて、お空はもう真っ暗。 日が経つのが早くなりかけた季節。 おウチへの帰り道は10分。一緒の時間も、10分。 [帰り道] 午後7時。 今日もお疲れ様 って、オシタリが言った。 なんだ、それってサラリーマンみたいだね、 って言ったら 俺らそんなモンやろ ってオシタリが言った。 なんで? って答えたら 朝練に授業、残業で帰ってまたおベンキョ。後は寝るだけ。変わらへんやろ。そこら辺のオヤジと。 って言ってた。 おもしろかったから、いっぱい笑って。 そしたらオシタリもいっぱい笑った。 薄暗い中、二人で笑ってた。 ほな、俺、こっちやから。 ってオシタリ。 いつも通りの別れ道。 おれはこっちで。 オシタリはあっち。 また、明日な。 って言ってオシタリが手を振った。 おれはなんだか寂しくなって、オシタリがあの角を曲がって見えなくなるまでずっと見てた。 そして見えなくなって。 見えなくなって。 「オシタリ!」 あの角まで走った。瞬発力は人よりいい方だと思う。 全力で40Mほど走って、回れ右で方向転換。 さほど時間も経っていないから追い付くはずだと思っていた。けど。 ゴッ。 「イッ・・・・」 「・・・・ッいったーッ、何すんねんジロー・・・!」 苦痛の声は聞き慣れた声に取られた。 ついでに文句も。 二人でお互いの額をぶつけたらしく、忍足は眼鏡越しの涙目で自分の額を押さえつつジローを睨む。 オレだって痛いのに・・・。 そう言いたかったが思うだけ。 口では絶対、忍足には勝てないのを知っている。 でも、なんだかおかしくなって少し笑ったら。 忍足も笑い出して。 またいっぱい笑った。 「って、ジローもここ真っ赤やな〜」 痛みも引き始めて。 忍足はジローの額に触れる。 忍足の手は冷たくて、気持ちがいい。 「オシタリも、だね」 そう言ってから、どうして忍足とぶつかったのか、今やっと気付いた。 嬉しくなって、忍足に抱き付いた。 「うわ、く、苦しいって」 「オシタリも、寂しかった?」 「?何の事?」 質問を質問で返された。 とぼけているのか、ホントに分かってないのか。 判別は付き難い。 でも、抱き返してくれたから、どうでもいいかって思ってしまった。 初ジロ視点。 最初は寝てるカンジ。文章変えた。最初の分って書いてておもしろかった。←影響受けてる・・・! なんか薄暗い夏の夕方ってイメージを背景に、書いてしまいました。季節はずれ。 なんかあの雰囲気って好きです。寂し気で、そしてどこか背徳な感じ。 学校帰りを思い出します。明日も会える友達と帰り道、いっぱい喋ってました。 気付けば何時間もたってて急いで帰ってましたっけ。懐かしい(^^) 現役の学生さんは、今、どんな感じ? 最後、抱き合ってますが。こうまったりとした感じではなく、ぎゅって感じ。 きゅ〜!って感じ(ウルサイ) なんか時々ぎゅってしたいって時ありませんか? その人のコト、好きで好きでこう、ぎゅっと! ジロになって忍足にしたいなぁ。忍足、心の中バックンバックンだよ?(悦)