旅番組「いい旅YUME気分」 〜伝説の本を求めて〜 1日目

そしてシリーズ第二弾!今度も3人組での旅シリーズです。
今回はまともそうだよね〜と言っていたのに、前回に勝るとも劣らぬ
このメンバー・・・(笑)誰が予想できたでしょうか!?
そんなわけで、ここからティムカの暴走は始まったのでした・・。
ティムカファンの方、ティムカの夢を壊したくないかたは読まない方が・・
と思います・・(笑)でも読まないと損かもですよv(笑)

登場人物・・ルヴァ(本と言えばこの方!天然ボケで突っ走る!)
      ティムカ(絵本が好きなので今回のメンバーに選出される。暴走しすぎ!)
      エルンスト(研究員と言えば本!前髪の謎が今明かされる!)
      オリヴィエ(ナレーション。またもや3人組に振り回される)

ティムカ 「いい旅!」
エルンスト「 ・・・・ゴホン。」
ティムカ 「・・あっ・・エルンストさん!早く言ってくださいよ。(こっそり)」
エルンスト「で・・ですが、これは少し・・その・・恥ずかしくて・・。(こっそり)」
ルヴァ  「あのー早くしないと、カットになりますよ〜?(こっそり)」
ティムカ 「そうですよ!早く早く!!(こっそり)」
エルンスト「あーえっと・・では・・(恥ずかしそうに)ゆ・・YU・ME・・。」
ルヴァ  「気分〜♪」

ティムカ 「はいっ!始まりましたね☆」
エルンスト「ええ・・何とか最初の難関をクリア致しました。」
ルヴァ  「大げさですねぇ。(ずーーーっ)」
ティムカ 「今回はこの僕、ティムカと。」
エルンスト「私、エルンスト。」
ルヴァ  「そして、ルヴァの3人で、伝説の本”スチャラカプー”を
      探す旅に出ます。(ずーーーっ)」
ティムカ 「”スチャラカプー”なんて、ちょっとおもしろいタイトルですよね。
      あはっ僕、すごい楽しみです!」
ルヴァ  「そーですねぇ。(ずーーーっ)」
エルンスト「伝説の本というからには、何か特別なことが書かれていると予測
      できますが・・・。」
ルヴァ  「そーですねぇ。(ずーーーっ)」
ティムカ 「何でも、すっごくぶ厚い本で、世界中の民話を集めてあるんだそう
      ですよ!」
ルヴァ  「そーですねぇ。(ずーーーっ)」
エルンスト「おや、私はアインシュタインの相対性理論を覆す程の物理法則が
      書かれた書物だとお聞きしていますが?」
ルヴァ  「そーですねぇ。(ずーーーっ)」
ティムカ 「あれ?僕のと違いますね。」
ルヴァ  「そーですねぇ。(ずーーーっ)」
エルンスト「・・ということは見つけるまで中身の方は・・ナイショということ
      ですか。」
ルヴァ  「そーです・・おや?すみません、お茶、おかわりください。」
ティムカ 「そんなわけで、ちょっとナゾを秘めた伝説の本!」
エルンスト「ス・・”スチャラカプー”・・を探しに・・。」←恥ずかしそう
ルヴァ  「(ずーーーっ)っあーーーッ・・。私たち3人が、3日間だけ、
      北海道は日高地方を、旅しますーー。」
ティムカ 「旅ですよ!」
エルンスト「旅ですね。」
ルヴァ  「旅なんですよーーー。」

オリヴィエ「さー始まったねっ!こりゃ、こないだの協調性ナシ3人組に比べたら
      ワタシもすーいぶん楽ができそうだよ。
      ・・そういえばこの3人、本好きって他に、3人とも敬語で話すっていう
      共通点があるよね。」

ルヴァ  「あーーお茶がおいしーーいーーー。」

オリヴィエ「・・うーんとはいえ、けっこうマイペースな奴がいるし・・。」

ティムカ 「僕、お腹空きました。すずきの煮物生クリームタラコあえリヨン風が
      食べたいです。」

オリヴィエ「・・お子ちゃまはいるし・・。」

エルンスト「・・全ての存在者のその運動が目指している目的(テロス)=終極点を、
      アリストテレスは「純粋形相」とか「神(テオス)」と呼びます。
      純粋形相とは己の含む全ての可能性を現実化し、もはや現実化されていない
      可能性を全く残していない存在、従ってそれ以上動くことのない存在
      のことです。」
ティムカ 「あれ、エルンストさん、何をぶつぶつ言ってるんですか?」
エルンスト「え?・・ああ、これを読んでいたんですよ。」
ティムカ 「・・『反哲学史』?」
エルンスト「ええ、木田元教授の書いた最新の著作です。講談社から出ている
      んですよ。木田教授は中央大学の文学部で哲学の授業をなさっています。
      現在の哲学会の権威ですよ。」
ルヴァ  「スポンサーですから、宣伝にも気合いが入りますねー。」
エルンスト「もはや自らは動くことなく、他の全ての存在者の運動を己へ
      引き寄せるこの「不動の動者」こそが世界の究極の目的(テロス)
      だということになります。
      ところで、この純粋形相はもはやいっさいの生成消滅を・・。」

オリヴィエ「宣伝もこのくらいにしとこうね。・・とまあこーゆー奴もいる
      ヘンな3人組・・。この旅も、無事ですみそうにないよね。」

エルンスト「古くからギリシア人にとって「万物(タ・パンタ)を意味してきた
     「自然」の外にイデアという超自然的原理を設定し、それを参照しながら
      自然の存在を理解しようとする、プラトンの果たした決定的思考様式の
      転回を、アリストテレスも結局は承け継いでいるのです。」
ルヴァ  「ほーー。勉強になりますねぇ。」
ティムカ 「それ、有名なイデア論の話ですね。」

オリヴィエ「もういいもういい。これだから頭のいい連中は嫌いよ。」

ジュリアス「この番組は、カルピー、ジュリ屋本舗、講談社、木田元教授の
      提供でお送りする。」

ルヴァ  「・・というワケで、やって来ました日高ケンタッキーファーム〜v」
ティムカ 「わぁーーーッ!!すごいですねーッ!!
      見渡す限り草原ですよっっ!!」
ルヴァ  「そうですねぇ。広くていいですねぇ。」
ティムカ 「見てくださいっ!馬ですよ!馬馬馬!!馬が馬車ひいてますーっ!!」
ルヴァ  「そうですねぇ。馬はいいですよねぇ。」
エルンスト「あの・・。」
ティムカ 「わーーッ!!あっちにアーチェリーがありますっ!
      あっバドミントンやテニス・・パターゴルフもできるんですね〜っっ!!」
ルヴァ  「そうですねぇ。スポーツもできて、いいですよねぇ。」
エルンスト「・・あの・・。」
ティムカ 「あっ!あっちにひき馬ありますよーっ!僕っ僕乗りたいです!!」
エルンスト「だから・・。」
ルヴァ  「ここのソフトクリームおいしいんですよ。」
エルンスト「ちょっと・・。」
ティムカ 「馬にエサもあげれるんですねーっ。かわいいなあ。」
エルンスト「2人とも・・。」
ルヴァ  「ジンギスカンも食べれますよ。」
エルンスト「いい加減に・・。」
ティムカ 「僕おみやげちょっと見たいんですけど。」
エルンスト「本は・・。」
ルヴァ  「名物の肉まんを食べましょうね。」
エルンスト「スチャラカプーーーーーーーーーッ!!」
ティムカ 「はい?」
ルヴァ  「何ですか?エルンスト。」
エルンスト「(息切れ)スッ・・スチャラカプーを探すんでしょう?!」
ティムカ 「あっ・・。」
ルヴァ  「そーでしたねぇ・・。」
エルンスト「そーでしたねぇ、じゃありませんっ!何ですここは?!
      こんな所に本があるんですかっ?!」
ティムカ 「そういえば・・。ここ本屋さんでも、図書館でもありませんよね。」
ルヴァ  「ええ、ただの牧場です。あと観光地ですね。
      まあ日高地方といえば、中央競馬でGIを勝っている名馬の産地としては
      日本一ですからねぇ。」
ティムカ 「へぇ・・じゃ、ナリタブライアンなんかも、日高地方の馬ですか。」
ルヴァ  「ええ。有名ですね。あとシンボリルドルフなんかも、そうですね。」
ティムカ 「へーっ!あの幻の七冠馬ですかっ?僕知ってますよ!」
ルヴァ  「そういえば、もうすぐ菊花賞ですねぇ。
      今年の4歳馬は期待大ですよー。」
ティムカ 「僕、その前の天皇賞が楽しみです。強豪馬揃いですから。」
ルヴァ  「そうですかー。そういえば、今年の朝日杯は、マルスとエルディオスの・・。」
エルンスト「ちょっと!本を探すんでしょう?!何競馬話に花咲かせているんですか!!」
ルヴァ  「えーー・・ああ!そうでしたねー。」
ティムカ 「でも・・ここにあるんですか?本・・。」
エルンスト「ですから、私が先ほどから言いたいのは、そのことなんです。」
ルヴァ  「はあ?」
エルンスト「どうして牧場なんて来たんですか?ルヴァ様。」
ティムカ 「そういえば、ここに来たのって、ルヴァ様のご指示ですよね。」
エルンスト「ルヴァ様・・まさか、馬が見たいからなんてことは・・」
ルヴァ  「や・・やですね、違いますよ。ここへ来たのはプロデューサーの指示です。」
ティムカ 「プロデューサー・・ですか?」
ルヴァ  「(こっそり)なんでも、この番組のスポンサーの社長が、無類の競馬好きで、
      かのオグリキャップの大FANなんです。」
エルンスト「なるほど、ご機嫌とりですか。ケンタッキーファームはオグリキャップの
      ふるさとですからね。」
ルヴァ  「エルンストもけっこう詳しいですね。」
エルンスト「デ・・データの1つとして、知っているにすぎません。」
ティムカ 「大人って・・大変なんですね。ここに来たのも、番組の生死にかかわる
      資金繰りを少しでも円滑にしようと血に涙を流しながら努力する、
      スタッフとプロデューサー達の権力と泥と汗の戦いの結果なんですよね・・。
      僕、先行き不安になってきました・・。」
ルヴァ  「子どもらしくない発言はともかくとしましてもー・・、私達はとりあえず
      ここの宣伝をしなきゃいけないんですよー。」
エルンスト「では、本探しは?」
ティムカ 「”スチャラカプー”、探さないんですか?」
ルヴァ  「いえ、心配には及ばないでしょう。昔”スチャラカプー”を見たことが
      あるっていう人が、ここの従業員のフリをして、待機なさっているそうですよ。」
ティムカ 「なぁんだ!だったら、その人の所にいくために、ここへ来たってことに
      すればいいんですよね。」
エルンスト「なにか、こう・・せこいですね。」
ルヴァ  「まぁ・・仕方ないですよ。ティムカも言ってましたけど、これは権力と血と
      泥を汗の戦いなのです。」
ティムカ 「あはっ!生々しいですねっ!」

オリヴィエ「・・というわけで、3人は”スチャラカプー”を見たことのあるという
      従業員・・のフリをした人だけど・・を探しに、
      ケンタッキーファームを歩き回ることになったのさ。
      ・・これ、オンエアーしていいの・・?」

エルンスト「こうして、自然の中を歩いていると・・心が安らぎます・・。」
ティムカ 「森林浴は身体に良いと、科学的に証明されてますしね。」
ルヴァ  「木は光合成をする時に、何らかの自己防衛ホルモンを空気中に排出
      するんですよねぇ。」
エルンスト「ええ。元々は害虫を寄せ付けないためのものなのですが・・。」
ティムカ 「人間は森で暮らしている期間が人類誕生以来、500万年以上
      ですからね。木の発するホルモンは人間の身体にジャストフィットなんですね。」
エルンスト「その通りです。そして、このホルモンは虫除けに非常に効果があるんです。
      洋服のタンスに桐などの木材が使われているのもこれが理由なんですよ。」
ティムカ 「じゃあ、フローリングは絨毯よりも木材の方が・・。」
エルンスト「当然、ダニなどの虫は少なくなります。」
ルヴァ  「あのー2人とも〜?ちょっと・・。」
エルンスト「何です、ルヴァ様。」
ティムカ 「これからいいところでしたのに。」
ルヴァ  「いえ、とってもお勉強になるんですけどー・・、ちょっと難しすぎるみたい
      ですよ^。この番組、旅番組ですからねぇ。」
ティムカ 「あっ・・そうですよね。あはっ、僕、つい暴走しちゃいました!」
エルンスト「では、もう少し簡単な話をしましょうか。」
ティムカ 「そうですね。」
エルンスト「ええと・・。」

〜10秒間、沈黙〜

 
ティムカ 「・・あの・・どなたか、何か・・。」
エルンスト「いえ・・私は・・。」
ルヴァ  「お茶、おかわりください。」
ティムカ 「簡単な話って難しいですね・・。」
エルンスト「ええ、私のような、研究ばかりしてる人間には・・ちょっと・・。」
ルヴァ  「ええ?ほうじ茶しかないんですか?いえいえ、かまいませんよー。」
ティムカ 「困りましたね。僕みたいな王侯貴族のゴージャスでグレートな生活をしてきた
      人間と、エルンストさんみたいに勉強と研究に命をかけたガリ勉秀才人間と
      博識に富んでるとはいっても、お茶と小難しい話にしか興味を示さない
      説教大好き人間のルヴァ様じゃ、庶民の凡人にもわかるイージーな共通の話題
      なんて、ないに等しいですよ。」
エルンスト「・・しゃべりすぎです。」
ルヴァ  「夏といえばハト麦茶ですかねー。あ、でも今は秋でしたっけ。」
ティムカ 「ああ!このままでは間がもちませんよ!誰か・・誰か庶民の凡人にでも理解
      のできるチープでイージーでトレビア〜ンな話題を・・っ!!」
エルンスト「なんでいきなり演劇じみた話し方になるのですか?」
ルヴァ  「いやー玄米茶はやっぱり、茶柱立ちにくいでしょ。」
エルンスト「そしてルヴァ様はさっきからどなたとお話なさってるんです?」
ルヴァ  「え?ああエルンスト。えーと、こちらは『従業員』の方です。」
従業員(仮)「どーもぉv従業員の田島ヨーコ(17)でーっすv」
ティムカ 「ああ、あなたが例の従業員の方ですかー。」
ルヴァ  「お会いできて嬉しいですよー。」
エルンスト「・・ほほぅ。」
ティムカ 「ところで従業員さん。”スチャラカプー”について
      お聞きしたいんですけど。」
従業員(仮)「えーっ?!スリーサイズですかー?」
ルヴァ  「はぁ、”スチャラカプー”なんですけど。」
エルンスト「・・聞かせていただけますか?」
ティムカ 「スリーサイズは別にいいです。」
従業員(仮)「(ムっとして)ふーん。じゃ、ヒミツ!」
ティムカ 「そんなぁ!」
ルヴァ  「え・・えー・・じゃあ、スリーサイズはいくつですか?」
エルンスト「ル・・ルヴァ様?!」
ルヴァ  「(こっそり)この際仕方ないでしょう?」
従業員(仮)「えーっ!スリーサイズはぁ・・ヒ・ミ・ツvきゃは☆」
ティムカ 「あはっ!すっごいヤな人ですねv」
エルンスト「巧プロデューサーとはりますね。」
ティムカ 「この人の方がマシだと思いますけどね。」
従業員(仮)「なに人のことますとかしゃけとか魚みたいに言ってるの!」
ルヴァ  「マシって言ったんですよ〜〜。」
ティムカ 「何でもいいからさっさとゲロってください。僕らもヒマ人じゃないんです。」
エルンスト「それはそうですね。」
ルヴァ  「言えば楽になりますよ。」
従業員(仮)「もうっ!しょうーがないなぁ。”スチャラカプー”はね・・。
       ・・同人誌よっ!」
3人で  「同人誌?!」

オリヴィエ「日高ケンタッキーファームで貴重な情報をget!なんと”スチャラカプー”は
      同人誌?!ってことはB5サイズかしらん?・・などと想像するヒマもなく
      日は暮れて・・3人はその日の宿にご到着〜v
      ・・ちなみに、日高ケンタッキーファームへのアクセスは厚真町から早来を
      すぎて車でブーっと行ったところにあるワよん。
      すっごいド田舎だから都会人はカクゴしてね。」

ティムカ 「わーここが今日のホテルですかぁ。あはっ!庶民的でボロですねー。」
エルンスト「正確には旅館、ですね。」
ルヴァ  「ここ、露天風呂で混浴だそうですよ〜?」
ティムカ 「へぇっ!じゃ、うまくすれば美女と仲良しさんになれますね!エルンストさん!!」
エルンスト「なっ何で私にふるんですかっ?」
ルヴァ  「げっへっへ・・かくさなくてよかよ〜。」
エルンスト「ル・・ルヴァ様っ?!なぜ土佐弁をっ・・?!」
ルヴァ  「これは九州弁ったい。」
ティムカ 「あはっ!エルンストさん、何慌ててるんですか。」
ルヴァ  「うーんティムカ。あなたヤな大人になれますよー。」
ティムカ 「はい!聖地でおとなりにヤな人がいるんで、うつったんです。」
エルンスト「ああ・・感性の方ですか・・。」
ティムカ 「ええ?!僕、おとなりとしか言ってないのにっ・・!」
ルヴァ  「ひどいですね、エルンスト。」
エルンスト「・・どっちがやコンチクショーーーーッ!!」
ティムカ 「あはっ!エルンストさんは関西弁ですねっ!」

オリヴィエ「皆の出身がわかったところで、ここの宿の紹介をしちゃおう!
      ここは日高でも数少ない温泉宿の1つ、”かわらや”。
      もともと、漢字で「川」の「原」と書いていたのを、ひらがなにしたそーな。
      で、どうして川原屋かというと・・?」

ティムカ 「わーっ、ここ、川のそばに立ってるんですねーっ!」
ルヴァ  「たしか宿の名前を”かわらや”さんですよ。」
エルンスト「なるほど。川原の旅館ってことですね。」
ティムカ 「うわーっ安易なネーミングで、庶民にぴっったりですねっ!」

オリヴィエ「一言多いよ、ティムカちゃんvそ、ここは川のほとりにたつ旅館。
      でも、ネーミングの由来は、ここだけじゃないんだな。
      ・・ま、それは後でわかるとして、とりあえずお部屋へLet's Goーvだねv」

ルヴァ  「ほほー・・この部屋は、いい部屋ですねぇ。」
ティムカ 「・・僕、あえてコメントしません。」
エルンスト「それが賢明ですね。」
ルヴァ  「わーみてください2人ともー。こんな立派なお茶セットが。」
ティムカ 「・・僕、何もコメントしません。」
エルンスト「喜んでいるのはルヴァ様だけですね。」
ルヴァ  「おや〜2人とも、和室はお嫌いですか?」
ティムカ 「僕、何もコメントしませんから。」
エルンスト「では、私がコメントしたしましょう。」
ルヴァ  「いい部屋だと思うんですけど〜。」
エルンスト「確かに。和風のつくり、6畳と約2畳のサンルーム。」
ルヴァ  「サンルームっていうんですかー。」
ティムカ 「ガラス張りのダイタンな部屋のことですか?」
エルンスト「旅館としては申し分ありません。」
ルヴァ  「いい部屋ですよねぇ。」
ティムカ 「僕、もう何も言いませんからっ。」
エルンスト「そして、私達はここに3人で泊まることになります。
      ですが、ここはたった6畳。」
ティムカ 「なんかお腹すいちゃったんですけど、お夕食まだですか?」
ルヴァ  「皆さーん、お茶入りましたよー。」
エルンスト「6畳ということは1人約2畳で生活することになります。
      確かに申し分のないスペースでしょう。サンルームもありますしね。」
ティムカ 「このおまんじゅう、マルセル様たちのおみやげによさそうですよね。」
ルヴァ  「うーんやっぱり緑茶はいいですねぇ。」
エルンスト「しかし、プライバシー保護というただ一点において、この部屋は
      とても不便です。」
ティムカ 「あっでも今買ったら旅が終わる前に腐っちゃいますね。」
ルヴァ  「まぁ、ほうじ茶もおいしいですけどねー。」
エルンスト「サンルームにはカーテンはありません。そして当然私達3人は
      しきりなどなしにここで着替えたり寝たりを一緒にせねばならないのです。」
ティムカ 「このおまんじゅう、日持ちします?」
ルヴァ  「でも夏はやっぱり、ハト麦茶でしょ。」
エルンスト「私達3人はまだ知り合って日も浅く、互いのことをあまりよく知りません。
      そんな3人が同じ部屋に閉じ込められる・・これは好ましいこととは
      どうしても思えません。」
ティムカ 「そうですか、10日くらいもてば、大丈夫かな?」
ルヴァ  「あっでも今は秋だったんでしたっけ〜。あ、これさっきも言いました?」
エルンスト「そしてこの2人はさっきから人の話を聞かず、一体誰と話をしているのでしょう?」

オリヴィエ「・・あんたらさぁ、半ページにわたって会話がかみあってないのよ。
      協調性ほとんどゼロじゃん。あるイミ水好きの3人より問題あるよ。
      −とまあ文句はこれくらいにして、話を聞かない2人にアイソつかした
      エルンストはフテ寝しちゃって、ルヴァはお茶飲んでて・・と、ティムカ?
      ティムカはどこぉ?」

ティムカ 「ちょっと早いけど、お風呂入っちゃいましょう。」

オリヴィエ「あ、いたいた。あれ、お風呂に来ちゃったんだ☆
      しかも・・ここ混浴だぞ〜?タンパクそうな顔してるくせに、
      けっこう好きなんだからぁvこの人は。」

ティムカ 「あ、こっち混浴だったんですね。どうしよう・・僕、襲われないように
      注意しなきゃっ・・。」

オリヴィエ「襲わん、襲わん。で、ここは大浴場v混浴の露天風呂で自然がいっぱいの
      森の中・・かと思いきや・・?」

ティムカ 「こ・・こんな・・こんなことがッ?!」

オリヴィエ「じゃじゃーん!みよ!これこそ”かわらや”の最大のヒミツ。
      川の混浴ブローー!!ここは温泉のお湯が熱いから、川から水をひいて
      ちょーどいい温度にしている川のお風呂だったのでーすv」

ティムカ 「・・北海道の方って・・ビンボーなんですねぇ。川のお風呂に入るなんて・・。」

オリヴィエ「ちゃうちゃう。ちゃうってティムカちゃん。」

ティムカ 「僕っこんなお風呂、入りません。仮にも王太子ですから。
      他にまだありましたよね、お風呂。そっち入りますっ!」

オリヴィエ「ちょっと!何カンチガイしてんのっ!!ここはこの川ブロがウリなんだって
      ・・って・・。あのコ、行っちゃったワ。」

オリヴィエ「とんでもない王太子もいたもんだ。それはともかく、そろそろ夕飯の時間。
      フテ寝したたエルンストも起きて、みんなでごはんターイムv」

ティムカ 「わぁっ・・!」
ルヴァ  「おぉぉぉーーー!!」
エルンスト「ほぅ・・!」
3人で  「和食ですかーーー。」
ティムカ 「(こっそり)・・サイテー。」
ルヴァ  「(こっそり)生きててよかった・・。」
エルンスト「(こっそり)これが日本の伝統・・早速データに打ち込みましょう。」

オリヴィエ「今日の夕食は北海道海の幸をふんだんに使った本格派の魚尽くし料理v
      おいそうねーっvんーっ私も食べたーいっ。」

ティムカ 「(食べながら)でも・・。」
ルヴァ  「(食べながら)×△××○?」
エルンスト「口の中のものを飲み込んでからしゃべってください。ルヴァ様。」
ルヴァ  「ごくん。どうかしましたか?」
ティムカ 「日高地方って内陸ですよね。何で新鮮な魚があるんですか?」

〜10秒間沈黙〜

オリヴィエ「さ・・さーっ!夕食がすんだら、皆でゲームでもするのかな?
      とととっ?あららん・・ティムカちゃん、もうおヤスミ?
      歯磨きの準備なんてしちゃってぇ。」

ティムカ 「・・ああっ?!」
ルヴァ  「どーしたんですか?(ずーーっ)」
ティムカ 「ぼ・・僕・・歯磨き粉・・忘れてきちゃいました・・。」
ルヴァ  「なぁんだ、そんなことですか。私のを貸してあげますよ。(ずーーっ)」
ティムカ 「・・ダメなんです・・僕・・。」
ルヴァ  「(ずーーーっ)はぁ・・・?」
ティムカ 「僕・・僕・・超ウルトラスーパー歯が白くなるアパガードZ2710
      整理番号12番TR処方メロン味じゃないと・・っダメなんですっ・・!!」
ルヴァ  「うーんすごい歯磨き粉ですねぇ。(ずーーっ)」
ティムカ 「その辺のマツキヨとかイレブンとかファミマとかで売ってるような、
      安っぽいメロン味じゃ、ダメなんですっ!」
ルヴァ  「はぁ・・何でですー?(ずーーーっ)」
ティムカ 「超ウルトラスーパー・・・。」
ルヴァ  「(ずーーーーーーーーーーーーーっ)」
ティムカ 「・・メロン味は、夕張メロンの最上級品を使って作られた超高級品です。
      そこらへんのクスリ使ったメロン味と一緒なワケ、ないんです。」
ルヴァ  「ほー・・それまたご大層なモノがこの世にはあるんですねぇ。(ずーーっ)」
ティムカ 「はい、定価10万2352円です。」
ルヴァ  「(ずーーっ)た・・たか・・。」
ティムカ 「ああっ!!僕っっ・・僕3日間歯ぁ磨けないんですかっ?!いやだっ!
      そんなのっ・・このままじゃ学校で口くさ男と呼ばれてしまうっ・・!!
      出席番号17番の田中正造くんのようにッ!!」
ルヴァ  「あなた学校行ってないでしょ?(ずーーっ)」
ティムカ 「いやだッ!田中くんになるのはっっ!!いやだぁぁぁっっ!!」
ルヴァ  「はいはい落ち着いて。クリアクリーン貸しますから、それで磨きなさいな。
      ・・あ、お茶おかわりしませんと・・。」
ティムカ 「・・うふふっ・・田中・・口・・くさい・・・うふふふふっ・・。」
ルヴァ  「・・困りましたねぇ・・あっ・・窓から風がッ・・!!」
ティムカ 「うわっ・・?!」
ルヴァ  「ひゃああっ?!」
ティムカ 「す・・すごい風・・ハッ・・まさか・・。」
ルヴァ  「う・・うーん・・お茶がこぼれちゃいましたよー・・もったいない・・。」
ティムカ 「あっ・・!こ・・これは!」
ルヴァ  「おやー?ティムカ。いつの間にそんな歯磨き粉を?」
ティムカ 「これ・・超ウルトラスーパー歯が白くなるアパガードZ2710
      整理番号12番TR処方メロン味ですっ!!」
ルヴァ  「え・・ええー?忘れてきたんじゃあ・・?」
ティムカ 「今の風です・・。今の風・・父様が・・・。」
ルヴァ  「はぁ、ティムカのお父上ですかー?・・って確か・・あなたのお父上は・・
      何光年も離れた星の王・・。」
ティムカ 「何光年離れてても、父様は僕のピンチに必ず駆けつけてくれるんです・・。」
ルヴァ  「はー。すごいお父さんなんですねー。(ずーーっ)」

オリヴィエ「ってゆーかやりづれーよあんたら・・初日からとばしてくれるワね。
      さて、よくわからない王太子とどこまでもマイペースの学者はほっといて、
      エルンストの後を追ってみよっか。」

エルンスト「ああ・・やっとしゃべれるんですね・・。」

オリヴィエ「あっエルンストはお風呂にいるみたいだよ。
      ここは、室内にある浴場。こっちは混浴じゃなくて、男女にわかれてるんだ。
      うーん残念だね、エルンスト。」

エルンスト「・・まったく、どいつもこいつも私を何だと思ってるんですか。」

オリヴィエ「・・セイランのでもう慣れたけどさぁ。できれば私の言うこと予知して
      しゃべんの、やめてくんないかな。」

エルンスト「それにしても・・いい湯です・・。」

オリヴィエ「・・なんかヤダ。・・とまあ、それにしてもエルンスト。
      1人でお風呂なんか入ってっと、マイペースな奴が・・あっほら!
      来ちゃったよーん。」

ルヴァ  「さーて私も、お風呂入りましょーかねー・・。
      おや、先客がいるようですねー。」
エルンスト「(遠くで)さて・・と、ここなら誰もいませんね。
      さぁ・・今日もご苦労様でした。はずれていいですよ。」
ルヴァ  「おや〜・・?あの声は・・エルンスト・・?」
エルンスト「(遠くで)ああ・・疲れたんですね。今日は私にとっても長い1日でしたよ・・。」
ルヴァ  「はー・・誰かとお話してるみたいですけど・・。」
エルンスト「(遠くで)今日は三人同じ部屋だと聞いてアセりましたが・・こうして
      1人になれる場所を見つけられて・・よかったですよ。」
ルヴァ  「誰としゃべってるんでしょーねぇ・・。」
エルンスト「(遠くで)でも、寝るときはくっついててくださいね。
      あの2人にバレますから。」
ルヴァ  「・・なんかヒミツごとですかね?」
エルンスト「(遠くで)静かな夜ですね・・。ほら、月が見えますよ。」
ルヴァ  「ひとりごと・・ですかねぇ・・。ちょっと声かけてみますかー。」
エルンスト「(遠くで)ほらほら、泳いじゃだめですよ。」
ルヴァ  「エルンスト〜?いるんですかぁ?お邪魔してもよろしいですかねー。」
エルンスト「(遠くで)(慌てて)ル・・ルヴァ様?!いつからそこに!?!」
ルヴァ  「今さっきですけどー。エルンスト、誰かとお話なさってるんですかー?」
エルンスト「(遠くで)いっ・・いえっ・・ひっひとりごとですよっ・・!はは・・はははっ・・。」
ルヴァ  「じゃー入ってもいーですかー?」
エルンスト「(遠くで)はっ・・あのっ・・いえちょちょっと・・待ってくださいねっ!」
ルヴァ  「えー?」
エルンスト「(遠くで)こ・・こらっ!暴れるんじゃないっっ!!しッ!静かに!!」
ルヴァ  「エルンストー?」
エルンスト「(遠くで)ああっ!おとなしくしろッ!!くッこしゃくなっ!」
ルヴァ  「あのーーーー?」
エルンスト「(遠くで)・・よしっ!つかまえたぞ!まったく・・世話の焼ける奴だ・・。」
ルヴァ  「何やってんですかー?」
エルンスト「(遠くで)えっ・・ああルヴァ様、もうお入りになっても結構です。」
ルヴァ  「はーー。あのーー?」
エルンスト「・・どうも。ちょっとその・・タオルを落としてしまいまして・・。」
ルヴァ  「はーー・そーですかーー・・。あのーですね、エルンスト。
      私のカン違いか、見間違いか・・えー今日お酒飲みましたっけねぇ私。」
エルンスト「は?何をおっしゃってるんです?」
ルヴァ  「いえーその・・あなたの前髪ですねぇ、なんか緑色・・なんですけど。」
エルンスト「なっ?!・・変色かっ・・?何食ったんだお前っ・・?!」
ルヴァ  「あのいえ・・私好き嫌いはあまりないんですけどー?」
エルンスト「本当だッ!緑になってる・・!!ルヴァ様、私、これで失礼しますッ!!」
ルヴァ  「・・ていうかあのー?ちょっとーーーー。」
エルンスト「どうしてお前はこう世話が焼けるんだッ・・!!」

オリヴィエ「えーっと、エルンストの前髪がナゾの変色を遂げたところで、
      1日目は終了ね。・・と・・とにかく、初日から随分と忙しかったけど、
      あと2日、頑張ってね〜。」

ティムカ 「ティムカの日記。今日、ルヴァ様とエルンストさんと旅に出た。
      ”スチャラカプー”はどうやら同人誌らしい。僕は、歯磨き粉がなくて
      困っていたけど、父様が届けてくれてよかった。明日も晴れるといいな。」


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