カルピー名作劇場「メルのパリ物語」 第2話「パリ到着」
(メインテーマ・・「未来からの伝言」メル)

これも、メルちゃんの歌を聞いて、「これは名作劇場だよ!」というとこから始まりました(笑)
どこかで聞いたことのあるような話ですね・・。メルちゃんがかわいくて、いい感じです!
それにしても、セイランはいろんなとこに出てくるなー・・(笑)
あと、この放送前の予告を見れば分かりますが、平成10年・・。古いですね(笑)

登場人物・・メル    (主人公。孤児院で育つが、両親を探す為にパリに出てくる。)
      チャーリー (人買いの悪い商人(笑)メルを騙して売ろうと企む。)
      セイラン  (芸術家の卵。チャーリーに騙されて売られそうになっている。)
      ヴィクトール(資産家のいいおじさん。)
      ティムカ  (事故で足を怪我してから元気をなくしている。ヴィクトールの甥。)
      アンジェリーク(ティムカの優しいお姉さん。ヴィクトールの姪)
      
〜予告〜
メル    「メルね、パリに行こうと思っているの。」
孤児院の仲間「ええーーー?!」

ルヴァ   「気をつけてくださいね。」
メル    「はい!・・皆・・さようなら・・さようならーーーー!!」

チャーリー 「えっへん!オレはパリで商人をやっとるんやで!」
メル    「本当?!すごいねーー。」

ティムカ  「君は・・誰・・?」
アンジェ  「メル。ティムカと仲良くしてやってね。」
ヴィクトール「メルは優しい子だよ。」

セイラン  「僕にも分かるよ。あの子には・・・。」

メル    「平成10年1月1日。日曜日、夜7:30からスタートですv」

      
ティムカ  「僕達・・ずっと一緒にいられますよね。メル。」
メル    「うん・・・ずっと友達だよ。」

〜OP「未来からの伝言」〜
ナレーター 「メルは、明るくて優しい男の子。生まれてすぐに両親と離れ、孤児院で育って
       きました。15才になったメルは、両親を探す旅に出ました。
       孤児院の仲間達やルヴァ先生は止めましたが、メルはどうしても
       自分のお父さんやお母さんに会いたかったのでした。
       旅に出たメルは、ちょっと怪しげな商人チャーリーと出会い、共にパリを
       目指します。けれど、チャーリーは実は悪い商人で、メルを大金持ちに
       売ろうとしていたのです・・。」

メル    「ここが・・パリ・・・。」
チャーリー 「でっかい街やろー。気に入ったか?メルちゃん。」
メル    「うん!とってもキレイ・・。」
チャーリー 「そーやろ、そーやろ!こんだけでっかい街なら、メルちゃんの
       おとんやおかんもきっといるで!な?」
メル    「うん!そーだよね・・。」
メル(心の中)   「お父さん・・お母さん・・きっと・・きっといるよね・・この街に・・。」
チャーリー(心の中)「ここまでくればこっちのもんや!さーていくらで売りさばいたろ?
           へっへへへ。」
チャーリー 「メールちゃん。」
メル    「ん?なぁに?商人さん。」
チャーリー 「パリはでっかい街やさかい。オレんとこに泊まって、少しずつおとんやおかんを
       探したらええ。」
メル    「商人さん・・ありがとう!」
チャーリー 「えーって、えーって。こうしてメルちゃんに会ったのも運命って奴かも知れんしな。」

チャーリー 「さ、ここがオレの家や!入って入って!」
メル    「・・何だか暗いおうちだね。窓が一つもないよ・・?」
チャーリー 「あ・・ああそれはな、太陽の光を嫌うもんがぎょーさんあるからなんや。
       なんせオレは商人やからな!」
メル    「ふぅん。大変だね。」(中に入る)
      「ねえ商人さん・・いくら何でもこれじゃあ何も見えないよ。明かりをつけ・・。」
(扉が閉まる)
メル    「商人さん?!あけて!あけてよ!!」
チャーリー 「悪いなーメルちゃん。あんた人が良すぎや。
       まんまとひっかかってくれて、おーきに。」
メル    「えっ・・どういうこと?!商人さん!!」
チャーリー 「堪忍なー。もう少ししたら出られるから、それまでガマンしたってーな。」
メル    「そんな!商人さん!商人さぁーーーん!!」
セイラン  「誰だい・・?うるさいな・・。」
メル    「きゃああっ!!だっ・・誰・・?」
セイラン  「・・君と同じさ・・あいつに騙された・・。」
メル    「え・・?」
セイラン  「それより静かにしてくれないか?・・せっかく眠っていたのに・・。」
メル    「ご・・ごめんなさい。メルね、ちょっと驚いちゃったの。」
セイラン  「メル・・君の名前はメルっていうんだね・・?」
メル    「う・・うん。あなたは?」
セイラン  「僕はセイラン。少し前まで芸術家の卵だった・・けど、あいつに騙されて
       このザマさ。」
メル    「あいつって・・商人さんのこと?商人さんは悪い人なの?」
セイラン  「・・悪い人か・・。悪い人なんだろうな・・確かに。でもパリじゃこんなこと
       普通なんだ。騙された僕らが悪いのさ。」
メル    「そんな・・メルたち、これからどうなるの・・?」(泣きそう)
セイラン  「売られるのさ。どこかの金持ちにね。」
メル    「・・売られる・・。メルは・・メルはもうお父さんやお母さんに会えないの・・?」

ヴィクトール「(ノックして)入るぞ、ティムカ。」
ティムカ  「ヴィクトールおじさま・・どうぞ。」
ヴィクトール「また本を読んでいたのか?少しは外で遊んだらどうだ。」
ティムカ  「・・・外は・・キライです・・。」
ヴィクトール「(ため息)前に会った時、お前は元気よく外で遊んでいたじゃないか。
       そんなに外が嫌いになったのか?」
ティムカ  「・・僕はもう歩けないんです。外に出たって意味がありません。」
ヴィクトール「俺が車椅子を押してやる。外に出て庭園の紅葉でも眺めたら・・。」
ティムカ  「ほっといてください!!」
ヴィクトール「・・・(ため息)悪かったな、ティムカ。邪魔をした。」(出て行く)
ティムカ  「・・僕は・・もう歩けないんだ・・もう二度と・・!!」

ヴィクトール「はぁ・・。」
アンジェ  「おじさま・・ティムカは・・。」
ヴィクトール「アンジェリークか。・・だめだ。外に出ようともしない。」
アンジェ  「・・そうですか・・。」
ヴィクトール「そう落ち込むな。ティムカもまだ事故のショックから立ち直っていないだけだ。
すぐに元気になるさ。」
アンジェ  「はい・・。おじさま、ティムカは・・あの子の足は・・治るんでしょうか・・?」
ヴィクトール「治るさ!その為にお前たちの両親はドイツで医者を探しているんだ。
       今にきっと手紙が届く。ティムカの足を治せる医者が見つかった・・ってな。」
アンジェ  「はい。そうですね。・・でも・・でもあの子・・あんまり元気がなくって・・
       今にも消えてしまいそう・・。」
ヴィクトール「アンジェリーク・・。」
チャーリー 「えーー話相手ーー話相手はいらんスかーーー?若くてピッチピチの話相手ーー
       いい子そろってますよーーー?」
ヴィクトール「誰だお前は?!何しに来た!!」
チャーリー 「いやだなー。ヴィクトールの旦那。オレっすよオレ!忘れたんでっかー?
       ボケるには早すぎるんとちゃいます?」
ヴィクトール「うるさい!ここはお前なんかが来るところではないぞ!!」
チャーリー 「ひゃー、どならんといてーな。ほらほら、そこにいるかわいーお嬢ちゃんが
       怖がってまっせ。」
ヴィクトール「む・・アンジェリーク・・(優しい口調になって)この商人は俺に用があるようだ。
       もう行きなさい。」
アンジェ  「は・・はい。おじさま。」(去る)
チャーリー 「かわいい子やなー。あの子もお兄さんの娘さんでっか?」
ヴィクトール「−−−お前!なぜ知っている!!!」
チャーリー 「まーまー。そ・れ・よ・り・も!!話し相手になる子ども、いらんすかー?
       ええ子いまっせv」
ヴィクトール「いらん!話し相手に不自由はない!!」
チャーリー 「ちっちっちっ。あんさんの話し相手とちゃいますわ。」
ヴィクトール「なに・・?」
チャーリー 「めっちゃかわいー男の子おりますねん!性格良し!器量良し!
       頭は・・まぁ悪くはないやろ!うん!お安くしときますけど・・買います?」
ヴィクトール「余計なお世話だ。」
チャーリー 「・・ティムカちゃん、元気でっかーー・・?」
ヴィクトール「・・!貴様・・っ?!」
チャーリー 「いやーーーッかわいそーな子ですなーーッ!!事故で歩けのーなって外にも
       出ぇへん!このまんまやったら元気出せへんまま病気で・・。
       ううっ悲劇でんなぁ・・レ・ミゼラブルみたいや・・ちょっと違うか。」
ヴィクトール「・・何にしても人買いの片棒なんかかつげるか!
       そういう下賎な商売はよそでやれ!!」
チャーリー 「あらら、そーでっか。じゃ、あの子は奴隷市場の競りにでも出そーっと。」
ヴィクトール「・・勝手にするんだな。」
チャーリー 「パリにおとんとおかん探しに来たゆーてたけど・・奴隷になったらもー会えんやろなぁ・・そして使い古されて
       捨てられるんや。
       あっ!もしかしたらかわいー子やゆーて男色ジジイの餌食になるかもしれん!
       っかーー、何てかわいそーな子や・・ああ無情!!この世に神はおらへんのか?!」
ヴィクトール「(ため息)・・分かった。買おう。」
チャーリー 「まいどっおーーきにーーv」
ヴィクトール「相変わらず汚い手段だな。」
チャーリー 「何のことやら・・とにかく!勉強させてもらいまっせーv」
ヴィクトール「で?いくらだ。」
チャーリー 「ええーとですね・・ちょいちょいっ・・としめて1000万フラン!
       うっわーあ、やっすーー!!大出血サービスでんなーこれ。」
ヴィクトール「どこがだ!!足元見やがって!」
チャーリー 「まーまー怒らんといてーな。嫌なら奴隷市場に・・。」
ヴィクトール「分かった!分かった!買うから、ちょっと待ってろ!!」(小切手を書く。)
チャーリー 「まいどーーv」
ヴィクトール「お前ほど悪どい奴は見たことがないな。」
チャーリー 「お褒めにあずかり、光栄の限り・・。」
ヴィクトール「(咳払い)で、その子は?連れて来ているのか?」
チャーリー 「いんやまだです。後で他の奴に連れて来させますんで。」
ヴィクトール「じゃあ金はその時に払う。」
チャーリー 「あっちゃー!しっかりしたお人でんなぁ。」
ヴィクトール「お前程じゃない。」
チャーリー 「ま、いっか。すぐ連れてきますさかい。待っててーなーーv」(去る)
ヴィクトール「・・何て奴だ・・くそっ。」

チャーリー 「メーールーーちゃん。ご指名やでーーっv」(扉を開ける)
メル    「あっ!商人さん!!」
チャーリー 「喜べメルちゃん!あんためっちゃいーとこ行くんやで?感謝してぇな。」
メル    「ひどいよ商人さん!メルを騙したのね?!」
チャーリー 「騙した?それは誤解やメルちゃん。
       オレガ騙したんちゃう、メルちゃんが騙されたんや。」
メル    「同じことだよ・・きゃあっ?!」(大男がメルを掴む)
大男    「ウイース」
セイラン  「メル!」
メル    「放してっ!助けてっセイランさん!!」
セイラン  「メル!!・・随分とひどいことをするんですね、あなたは・・。」
チャーリー 「ひどいこととはまた心外な。オレは一介の商人やで。」
セイラン  「ふぅん・・一介の商人って身売りするものなんだ。知らなかったな。」
チャーリー 「そーヤキモチやかんでも、あんたにはもっとえーとこ見つけたるさかい。」
セイラン  「へぇ、それは楽しみだね!僕はどこに売られるのかな?!」
チャーリー 「男色家の先生知っとるんやわ。安心せーや。ちゃんと画家もやっとる。
       あんたの目指す道にぴったりやな!」
セイラン  「・・あなたは・・鬼か、悪魔か、どっちかだね・・。」
メル    「ひどいよ・・!ひどいよ商人さん!!商人さんのバカぁーーー!!」
チャーリー 「バカぁーーー!!って・・あら悲し・・ま、えーわ。連れてこい!」
(大男がメルを担ぎ上げる)
大男    「ウイース」
メル    「きゃあっ!」
セイラン  「メル!」
メル    「セイランさん!セイランさぁーーーん!!」(扉が閉まる)

〜次回予告〜
メル    「次回カルピー名作劇場。
       メル・・とうとう売られることになったの。セイランさんともお別れだね・・。
       メルが商人さんに連れて来られた所は、すっごく大きなお屋敷。
       そこでメルはある男の子に出会うの。

       次回、メルのパリ物語。「出会い」
       メル、負けないよ。」

ティムカ  「君は・・誰・・?」

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