旅番組「いい旅YUME気分」 〜究極の水を求めて〜 1日目
・・実は、巷では一番評判がいい(というかインパクトが強すぎるだけ?)なこの話。
これもまた、リュミエールファンの方は、やめた方がいいのでは・・と思います。
「どんなリュミエール様でもO.Kよっ!」という方は読んでみてください(笑)
しょっぱなから、壊れてますしねー・・。覚悟ができた方は、どーぞ!
登場人物・・リュミエール(水の守護聖という理由だけで、今回の旅に選ばれた。)
ゼフェル (ミネラルウォーターをこよなく愛する、水愛好家。)
セイラン (おいしい水が好きで、水に関して語らせると長い・・らしい。)
オリヴィエ (ナレーション。3人に振り回されながらも、使命を果たす。)
オリヴィエ 「今回の旅は聖地のでこぼこ水好きトリオによる、究極の水を求める旅。
六甲の山々を温泉に入りながらまわる、楽しい旅なんだ。
・・でもねェ、この3人で、ホントに大丈夫かな・・?ま、いいか。
頑張ってね、リュミエール、ゼフェル、セイラン!」
リュミエール「・・・というわけで、六甲ですね。」
ゼフェル 「というわけって何だよ。」
リュミエール「いいんですよ。私が話している時は黙っていなさい、クソガキ!
おいしい水を求めて、私たちリュミエール、ゼフェル、セイランの3人が
温泉に入りながら楽しい旅をします。」
セイラン 「どうでもいいけど、この3人で楽しい旅ができるのかい?」
リュミエール「うるさいですね。私が話している時は、黙っていろとさっき言ったでしょう?!
・・全く・・こっちだってクラヴィス様もいらっしゃらない所に・・
誰が好きこのんで来たりしますか・・。」
セイラン 「ゼフェル様、彼はしきりたがりですか?」
ゼフェル 「まぁな。クラヴィスがいるときゃ、おとなしいんだけどよー。」
リュミエール「そこっ!何をこそこそ話しているんです?さぁ、行きますよ。」
セイラン 「はいはい。」
ゼフェル 「ったくよー。めんどくせーなー。」
オリヴィエ 「おやおや、こんなんでいいのかね。うまくやってくれるといいんだけどな。
さて、3人は1日目の水探しに向かったようだよ。」
ゼフェル 「げっ、この階段上るのかよ〜??」
セイラン 「ま、仕方ないね。面倒なことは、さっさとすまそうよ。」
リュミエール「そうですよ。この上には、おいしい水があるんですからね。」
ゼフェル 「まぁ・・それなら・・いいけどよ。」
セイラン 「現金だね。」
ゼフェル 「うっせーな!行くんなら、早く行こうぜ!!」
リュミエール「さあさあ行きましょう。」
オリヴィエ 「階段を上り始めた3人。でも・・?」
ゼフェル 「おい・・どっ・・こまで続くんだよ?!この・・階段・・(息切れ)。」
セイラン 「(平然と)さあ・・?3265段って聞いたけど?」
ゼフェル 「その数・・何の意味があるんだよ・・。」
リュミエール「確かサニーロゴという言葉が関係あると、地元の方がおっしゃってましたけど・・。」
ゼフェル 「さにー・・??32−65(サニーロゴ)っていうコトか??
サニーロゴって何だ??」
セイラン 「さあね・・上に行けば、分かるんじゃないかい?」(スタスタと行ってしまう)
ゼフェル 「何だよあいつ・・元気だな。あんなひょろっちい体してるくせに。
・・実はナイショで鍛えてるんじゃねーか?」
リュミエール「芸術家というものは、ナゾが多いんですよ。
さあ、さっさと歩いてください、ゼフェル。」
ゼフェル 「・・・疲れてんのオレだけじゃねーかよ・・。
そういえば、リュミエールの奴も芸術家だったな・・そーゆーコトか・・。」
オリヴィエ 「どーゆーコトなんだか・・。
やれやれ、3人とも全っ然息の合ったトコ見せてくんないじゃない。
さぁて。疲れてはいてもやがて頂上は来る。
ついに3人は、おいしい水のある頂上に着いたようだよ。」
リュミエール「はぁ・・やっと着きましたね。」
ゼフェル 「・・おめー全然疲れてねーじゃねーか・・。」
セイラン 「芸術家ってのは、ナゾが多いんだよ。」
ゼフェル 「・・・オレ、この旅ちゃんとやってけるか不安になってきたぜ・・。」
リュミエール「さぁさぁ2人とも、アホ面下げて、ムダ口たたいてるヒマがあったら、
このボトルを持って、おいしい水のわいて出る滝に向かってください。」
セイラン 「はいはい。・・やれやれ明日は筋肉痛だよ。」
ゼフェル 「おめーは何ともないと思うぜ・・。」
リュミエール「水の音が聞こえてきますね・・美しい音色です・・。」
ゼフェル 「おーい!ここ水出てるぜ!」
セイラン 「本当だ。汲んでみよう。」
ゼフェル 「うまいかなー。この水・・。」
セイラン 「さてね。まぁ、今は階段を上った後で喉も渇いてるし、味も格別だと思うけど?」
ゼフェル 「楽しみだよな!」
リュミエール「・・では、3人の旅を祝して。」
ゼフェル 「・・あまりめでたくないけどな。」
セイラン 「・・そうだね。」
リュミエール「クソガキどもは無視して、カンパイ。」
ゼフェ&セイ「(あまり乗り気でない)カンパーイ。」
ゼフェル 「(ごくごく)ん!うまい!さすが3265段の上にある水だな!!」
セイラン 「本当だね。ただ、少し酸味が強すぎるかな・・。」
リュミエール「そうですか?私には・・あまり分かりませんね。」
ゼフェル 「そりゃ、お前この旅に指名されたのが、水の守護聖だっつー理由だからだろ?
オレやセイランはれっきとした、水愛好家なんだよ。」
リュミエール「失礼ですね。私も水の守護聖として、水の味くらい分かります!」
セイラン 「さっきと言ってることが違わないかい?」
リュミエール「うるさいですね。人は一生のうちで何度心変わりすると思ってるんです?!」
ゼフェル 「おめーの場合、早すぎんだよ。」
リュミエール「さて、おいしい水を飲んだ所で。この水に点数をつけてみましょう。」
セイラン 「話のそらし方が上手だね。さすがは優しさを司る水の守護聖様だよ。」
リュミエール「皮肉を言うのは顔だけにしてください。
100点満点でこの水の点数をつけるとしたら、どのくらいですか?」
ゼフェル 「・・そーだなー。オレは80点くらいだな。」
リュミエール「最初からそんな高得点でいいんですか?」
ゼフェル 「それも考えたんだけどよ。階段上った後ってことで、おいしさ倍増なんだよな。
まぁだからその分、−20点として・・60点ってところだな。」
セイラン 「僕は50点くらいだな。この水はちょっと酸味が強いような気がするんだ。」
リュミエール「そうですね・・私は70点くらいでしょうか。」
ゼフェル 「おめーだって高得点じゃねーか。」
リュミエール「いいんですよ。私はおいしいと思ったんですから。」
セイラン 「さぁ今日はもうこれでシメだね。」
リュミエール「ええ。さぁ、宿に向かいましょう。」
オリヴィエ 「1日目の水探しを終えて、3人はその日の宿に向かったようだね。
今日の宿は温泉の露天風呂がついている、旅館「六甲の光」。
おいしい料理を食べて、お風呂に入って、仲良くしてくれるといいんだけどな。
・・でも、あの3人じゃねェ・・。」
ゼフェル 「おお!割とでっけー部屋だな。」
セイラン 「そうだね。ながめもいいし。」
リュミエール「・・『六甲の光』は和室4人部屋1泊3万円。6人部屋では5万円・・。(棒読み)」
ゼフェル 「な・・なんだ?」
リュミエール「洋室はスイート1泊5万円。2人部屋1泊1万5千円・・。(棒読み)」
セイラン 「へぇ。安いんだね。」
リュミエール「ええ。その割に設備も整ってますし、これはお得ですよ。」
ゼフェル 「どーでもいいけどよー、リュミエール。お前今のガイドまるっきし棒読みじゃねーか。
だいたい、そーゆーガイドはフツー、ナレーションがやるもんだろ?!」
リュミエール「フン、くやしいから仕事をとりあげてやったまでです。」
セイラン 「おやおや、まだクラヴィス様と来れなかったことを根にもっているのかい?」
ゼフェル 「だっせーなァ。別にオリヴィエのせいじゃねーだろうがよ?」
リュミエール「おだまりまさい。だいたいあなた達ときたら、年長者の私を敬うどころか、
バカにして、しかも私のやることなすことに文句をつけて、それにさっきの水だって
あんな低得点をつけて番組になると思ってるんですか?
おまけに私がそれを考慮して高得点をつければまた文句を言いますし、いいかげんに
なさい!そもそも私はですね、こんなTVのチャンネルが3つしかないような
ド田舎にはクラヴィス様でもご一緒しない限り、来たりしないんですよ?
それを無理して来てみれば、何ですか!こんな何も知らないハナタレ小僧と
顔はやたらとキレイなくせに、口を開けば毒霧を撒き散らす女男がアホ面そろえて
待っているなんて・・・。全くこの私が何をしたっていうんです?
・・・聞いているんですか?お二人とも・・。?
・・今度は置いてきぼりですか?!全くなんて悪ガキどもなんでしょう?!
こうなったらせっかんですッ!!」
(※いいかげんになさい!が終わった所で、リュミがマイクを離れ、後ろでしゃべり続ける)
セイラン 「これが長くなりそうだね。」
ゼフェル 「そうだな。早めにズラかるか。」
セイラン 「いいね。僕は少し外を散歩してくるよ。」
ゼフェル 「じゃ、オレ風呂入ってくんな。あ、夕飯までには戻れよ。」
セイラン 「言われなくても。」(リュミ、マイクに戻る)
オリヴィエ 「あーらら。早速これだよ。それにしてもリュミちゃ〜ん?
ワタシの仕事とるなんて・・んふふ〜ん・・覚えてなさいよ?
さて、お風呂に入りにいった、ゼフェルくんの後を追ってみよっか。」
ゼフェル 「おわーーっ、でっけーーなーーー。」
オリヴィエ 「ここは大欲・・(咳払い)失礼。大浴場。通称ローマ風呂。
どこがローマかというと・・?」
ゼフェル 「うわっ!何だよこれ?!『真実の口』から湯がじゃーじゃー出てっぞ?!」
オリヴィエ 「・・とまあ、こーゆーところがローマなんだねぇv」
ゼフェル 「げっ!あっちには『ミロのビーナス』が立ってんじゃねーか!
・・おいおい、ここはどこぞの健康センターかぁ?」
オリヴィエ 「・・・ローマじゃないものもあるねェ・・。」
リュミエール「田舎者の感覚なんて所詮そんなもんです!」
ゼフェル 「おわっ?!どっから出てくんだよ!心臓にワリィな・・。」
セイラン 「何だい、シュミの悪い内装だね。ギリシャ、ローマ、おやおや、パリまであるよ。」
ゼフェル 「あっホントだ!エッフェル塔!!」
リュミエール「さしずめ『ヨーロッパ風呂』というところでしょうか?」
セイラン 「それにしたって、これはめちゃくちゃだよ。
製作者は一体何を考えていたんだろうね?」
ゼフェル 「・・お前らさぁ、もっとホメねーと番組にならないぜ・・?」
リュミエール「やかましいですね。私はあなた方にならって思ったことをストレートに
口に出すことにしたんですよ!」
セイラン 「僕に嘘をつけっていうのかい?ナンセンスだね。」
ゼフェル 「アホか!ワガママ言ってんじゃねーよ!!
だいたい、おめーら今どっからどう入ってきたんだよ?!しかもセイラン!
あんた散歩行ったんじゃなかったのか?!」
セイラン 「さぁ・・ただ何も見るものがなかったから戻って来たんじゃないかな・・。」
ゼフェル 「うわっ・・ヤな奴だな。自分の事他人事みたいに話してやがる!」
リュミエール「私は露天風呂の方に行きますよ。こんなシュミの悪い空間にいつまでもいたら
脳みそがとろろコンブになってしまいます!」
セイラン 「同感だね。」
ゼフェル 「あっ!おいっ・・!何だよアイツら。ホント芸術家ってわかんねーなッ。」
オリヴィエ 「何だか大変・・。『六甲の光』さんも災難だねェ。
こーんな身勝手を3人も抱え込んでさ。
・・さて、露天風呂に来たリュミエールとセイラン。
どれどれ、覗いてみましょうねー。」
リュミエール「ふぅ・・いい湯ですね・・。」
セイラン 「さっきのヨーロッパもどきとは雲泥の差だね・・。」
リュミエール「ええ・・ここは非常に趣のあるながめです・・。」
セイラン 「ここの温泉は少し乳白色なんだね・・?」
リュミエール「ええ、ここのお湯は・・。」
オリヴィエ 「肩こり、腰痛、筋肉痛、あと美容にも最適!お肌ツルツルよんv」
リュミエール「・・といったものによく効くんですよ。」
セイラン 「へぇ。ところでリュミエール様。今の説明、たぶんカットされると思いますよ。」
リュミエール「何でそう思うんです?」
セイラン 「別に・・。なんとなくそんな感じがしただけです。
・・何にせよ、ここは僕にぴったりの温泉だ・・。」
リュミエール「・・・あなた、腰痛持ちですか・・?」
セイラン 「いいえ。ただ、肩こりがひどいんでね。
よく夜通し同じ姿勢で絵を描いたり、作曲したりするから・・。」
リュミエール「・・変な人ですね。」
セイラン 「あなたに言われたくないですけどね。」
リュミエール「ふふ・・そうですか?ふふふふ・・・。」
セイラン 「ははははっ、そうですよ。」
(二人、かわいた笑い)
オリヴィエ 「さてさて、3人とも清潔になった所で・・おいしいおいしいご飯の時間だよーんv
今夜のメニューは、もちろん和食。
見てよ、見てよ!この燦然と輝くごちそうの数々・・。
んーーっいいなぁ。ワタシもたべたーーいっ。」
ゼフェル 「おわーー・・。こりゃルヴァが見たら泣いて喜びそーだなぁ。」
セイラン 「ふぅん・・和食・・ね。」
リュミエール「おやセイラン。和食、召し上がったことないんですか?」
セイラン 「ええ、まあ・・。」
リュミエール「では私がチョップスティックの使い方をご説明いたしましょう。」
セイラン 「チョップ・・?」
ゼフェル 「素直にハシって言えよ。ほら、セイラン、こう使うんだ。」
リュミエール「違います!片方は鼻の穴に入れるんですッ!」
セイラン 「こうかい?」
ゼフェル 「どわっ?!こ・・こらリュミエール!デタラメ教えんな!!」
セイラン 「デタラメなのかい?」
ゼフェル 「おめーもさっさととれッ!!ハシはこう使うんだ!」
リュミエール「何です!ほうっておけば、おもしろいことになったというのに!!」
セイラン 「でもFANは泣くよね。」
ゼフェル 「・・セイラン・・おめー確信犯だなッ?!」
オリヴィエ 「これこれ・・。何をやっているのかね?こんなにおいしそーなごちそうを前にして
さぁ・・。ところでこの食事、実はお泊りの客じゃなくても食べれるんだな。これがv
旅館のお隣りにある料亭で3000円のコースから楽しめるようになってるんだ。」
試してみてね。」
ゼフェル 「んー、うめーな・・。ん?これは・・何だ?」
セイラン 「え?どれのこと?」
ゼフェル 「ほら、この・・魚みたいな肉みたいな・・。」
リュミエール「ああ、それはサニーロゴですよ。」
ゼフェル 「サニーロゴ?・・待てよ、そのフレーズどっかで・・。」
セイラン 「階段の数だね。」
ゼフェル 「そうそう!3265段でサニーロゴな!・・で、サニーロゴって何なんだ?」
リュミエール「この辺でとれる特別な植物ですよ。」
ゼフェル 「植物?!肉じゃねーのかよ!!」
リュミエール「植物です!」
セイラン 「へぇ・・これがねぇ・・。」
ゼフェル 「どーみたって肉だぜ?味も・・(食べながら)肉か魚だな。」
リュミエール「でも植物なんです!」
ゼフェル 「ホントかぁ〜?」
リュミエール「植物ですッ!ここに書いてあるじゃないですか!
『山の中にある杉林のくぼみを探すと落ちてる』って!」
ゼフェル 「『落ちてる』?!」
セイラン 「『生えてる』の間違いじゃないのかい?」
リュミエール「え?いいえ、『落ちてる』と書いてありますよ?ええと・・
『山中の杉林に、銀色の金属と一緒に落ちている植物。
初めに発見した人がサニー・ロゴと名乗ったのでサニーロゴと名づけられた。』
とありますね。ほら、ここに初めてみつけた人の写真も載ってますよ。」
セイラン 「これは・・。」
ゼフェル 「宇宙人じゃねーーーかーーーー!!」
リュミエール「ゼフェル!それは失礼ですよ。この方は少し目が大きくて耳がなくて
あごが細く、鼻も目立ちませんけど・・。」
セイラン 「宇宙人だね。典型的な。」
ゼフェル 「そんなアブないもん食ったのか?!オレたち!」
リュミエール「何を言うんです。おいしいじゃないですか。」
セイラン 「まあそうだね。おいしければそのものの背景なんてどうでもいいことさ。」
ゼフェル 「おめーら何で平気なんだあーーー!!」
リュミエール「これっ!お行儀の悪い・・。」
セイラン 「そうだよゼフェル様。」
ゼフェル 「おめーら人間じゃねぇーーーーーーー!!」
オリヴィエ 「ちょっと大変なコトがあったけど、これで1日目は終了。
3人とも、お疲れさま。
今夜はゆっくり休んで、明日に備えてね・・。」
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