サスペンス「花の女子高生4人旅 湯けむり連続殺人事件〜草津編〜」
いきなり謎解きから始まるという・・(笑)まあ、この前に何があったのかは、予想してください!
女子高生です、ティムカもメルちゃんも!それにしても、セイラン、やたらと出番が多いような・・。
この話でも主役だし!これを書いてた頃の作者の趣味なんでしょうか?
むしろ、動かしやすいキャラ!?
裏話としては、「大浴場」が「大欲場」になっていたのに、本番まで気付かなかったり・・(笑)
しばらく、笑いが止まらなくて大変でした!
登場人物・・セイラン (各地を旅しながら、事件を解決していく画家。)
アンジェ・レイチェル・ティムカ・メル(友達で、草津に遊びに遊びに来ていた。)
チャーリー (スクープを狙ってる記者。)
ヴィクトール(警部。ティムカの親戚のおじさん。)
エルンスト (ヴィクトールの部下。)
ルヴァ (旅館の人。)
〜予告〜
ナレーション「流れる画家セイランシリーズ第3弾!!」
セイラン 「草津か・・僕の絵心によく響く景色だ・・。」
アンジェ 「きっ・・きゃあああーーーー!!」
レイチェル 「死・・死んでる・・・。」
ヴィクトール「容疑者全員の過去を洗い直せ!今すぐだ!!」
エルンスト 「はいっ!」
セイラン 「この子が・・死んだ・・?」
メル 「ティムカを殺した犯人を捜して!お願い絵描きさん・・!」
チャーリー 「・・大スクープや・・!!」
セイラン 「・・この二人が殺された・・そのつながりは・・。」
ナレーション「花の女子高生4人旅、湯けむり連続殺人事件〜草津編〜」
セイラン 「犯人は・・・あなたです。」
セイラン 「皆さんに集まってもらったのは他でもありません。」
エルンスト 「何?!・・もしかして・・。」
セイラン 「そうです・・。この事件のナゾは解明されました。」
アンジェ 「それで、ティムカたちを殺した犯人は誰なんですか?!
教えてください!!セイランさん!!」
セイラン 「まぁ待ちなよ。アンジェリーク。
まずは、第一の殺人、ティムカ嬢の場合はこうさ。」
(回想)
ティムカ 「すみません・・レイチェル。でも、僕はあの人のことが・・。」
レイチェル 「言い訳なんて聞きたくない!!
・・あなたみたいにヒドイ子・・見たことないよっっ!!」
ティムカ 「レイチェル・・・。」
レイチェル 「アナタがいなければ・・ワタシだって・・・(泣く)。」
ティムカ 「・・すみません・・。」
レイチェル 「・・そうよ・・アナタさえ・・アナタさえいなかったら・・・!!」
ティムカ 「レ・・レイチェル・・?!あっ・・うわああーーー!!」
アンジェ 「じ・・じゃあ・・レイチェルが・・・。」
セイラン 「そう。おそらくこれは、事故のようなものだろう。」
エルンスト 「じゃあ、第二、第三の事件は・・。」
セイラン 「それももう分かっている。」
エルンスト 「そういうことじゃありません!第一の殺人が事故なら・・
どうして先輩が死ななきゃならないんですか?!」
セイラン 「・・第二の殺人、チャーリーは・・おそらく、第一の殺人を偶然目撃して
しまったんだろう、」
エルンスト 「ありそうなことですね。あの人なら。」
セイラン 「チャーリーはそれをネタに、レイチェルをゆすった・・。
そうでしょう?レイチェル。」(レイチェル無言でそっぽを向く。)
メル 「・・レ・・レイチェル・・。」
(回想)
チャーリー 「あんたやろ?ティムカちゃん殺したの。」
レイチェル 「何のことかしら?」
チャーリー 「夜・・旅館の裏の橋でな。オレ、夕涼みしとったんやわ。
いやー、偶然っちゅーもんはホンマにいつ来るか分からん、神の贈り物やなぁ。」
レイチェル 「ちょっと!!いいかげんにしてよ!ワタシとティムカは親友同士なのよ!!」
チャーリー 「その親友殺したんやろ。コレが証拠や。」(写真見せる)
レイチェル 「・・・!!」
チャーリー 「さぁーて。何してもらおーかねぇーーっ。」
セイラン 「チャーリーの残したダイイングメッセージ・・あのカードの意味は、
R・A・C・H・E・L・・レイチェル、だったんだ。」
レイチェル 「いいかげんにしてよ!!アナタが言ってるのは・・全部推測にすぎないんだよ!
・・だいたいワタシには、アリバイがあるんだからね!」
セイラン 「そう、君にはアリバイがある。完璧すぎるアリバイがね。」
アンジェ 「そういえば・・レイチェルには必ずアリバイがあったわ・・。」
セイラン 「第一、第二、第三の事件とも、君には必ずアリバイがあった。
おかしいと思わないかい?三つも事件がありながら、事件のあった時には
必ず誰かに自分の居場所を確認させることができる・・。」
エルンスト 「ですが、チャーリーの死亡推定時刻に、彼女はフロントへ電話しているんですよ。」
レイチェル 「そ・・そうよ!無人の部屋から、どうやってかけるっていうの?!」
セイラン 「・・もし、君の部屋・・101号室からの電話じゃなかったとすれば?」
レイチェル 「えっ・・・!」
セイラン 「君がフロントへかけた電話は、101号室ではなく、701号室だったんだ!」
メル 「で・・でも、絵描きさん。フロントの人はちゃんと101号室の所にランプが
ついてたって・・!!」
セイラン 「701号室の7・・この7という数字、黒いテープをはっただけで
・・ほら、1に見えるだろ?」
メル 「ほんとだ・・!!」
エルンスト 「701号室・・確かにあそこの部屋なら、窓からすぐチャーリーの死んでいた
土手に行ける・・。」
アンジェ 「そんな・・レイチェル・・。」
レイチェル 「で・・でたらめよ!!」
セイラン 「君のバッグから、このロープが出てきた。そして、701号室の窓にロープの
すれたような跡・・。その跡からとれた糸くずと、このロープの繊維質とが、
一致した。そうですよね?ルヴァさん。」
ルヴァ 「はぁーーまぁーー。」
レイチェル 「・・かっ・・仮に・・ワタシがチャーリーさんを殺したとして・・
ヴィクトールさんは?!ヴィクトールさんが殺された時、ワタシはお風呂に
入ってたのよ!!」
アンジェ 「そうです、セイランさん。私たち一緒に大浴場にいました!」
メル 「メルもいたよ!レイチェルは違うよ!」
セイラン 「彼は毒殺されたんだ。現場に犯人がいなくても、殺せるんだよ。」
エルンスト 「先輩は・・大好物のもみじまんじゅうを食べて亡くなったんです・・。」
セイラン 「そのもみじまんじゅうは、レイチェル、君がヴィクトール警部に渡したものだ。」
レイチェル 「何を証拠に・・!!」
セイラン 「君が言ったんだよ!フロントで買い物をしたってね。」
レイチェル 「ワタシが買ったのは鹿せんべいよっ!」
セイラン 「フロントには、鹿せんべいは売ってない。」
レイチェル 「!!そ・・それは・・。」
セイラン 「どうして鹿せんべいを買ったと嘘をつく必要があったのか・・。
それは、毒をしこんだもみじまんじゅうを君が持っていたからだ。
その後ろめたさが、君に嘘をつかせた・・。」
エルンスト 「では、やはりあなたが・・!!」
レイチェル 「う・・うそをついたのは、疑われたくなかったからよっ!
こんなの理由にならないよっっ!!第一、どうしてワタシがヴィクトールさんを
殺さなきゃいけないの?!」
セイラン 「8月23日、今日彼女に自首をすすめた。彼女は始め拒否したが、すぐに頷いて
くれた。ティムカは俺の従姉妹だが、俺は彼女を恨んではいない。
あれは事故だったのだ。」
エルンスト 「そ・・それは先輩の日記・・!!」
セイラン 「チャーリーが死んだのは不幸だが、彼女にもやむを得ない事情があったから、
罪に問われたとしても軽くてすむだろう・・。
この彼女とは、レイチェル・・君のことだ。」
レイチェル 「そんな証拠・・どこにも・・!!」
セイラン 「8月24日、彼女が俺のところに、もみじまんじゅうを持ってきた。
俺の大好物をわざわざ持って来て、ありがとう、と言った。」
エルンスト 「・・・彼女、レイチェルは素直でいい子だ。
殺人は決して犯してはいけない罪だが、彼女は十分に立ち直れるだろう。
と、日記は締めくくってありますね。」
レイチェル 「・・・ワ・・ワタシ・・。」
セイラン 「君の事情はよく分かる・・けれど、君はこの世で一番してはならないことを
したんだ。君の為にも、罰は受けるべきだと思うけど・・。」
レイチェル 「・・そうね・・。」(ユラリとテーブルの前に行き、果物ナイフをとる)
アンジェ 「レイチェル!何するの?!」
レイチェル 「ゴメンね・・アンジェリーク、メル・・ウソついて・・親友なのにね・・・。」
メル 「いいの・・いいの、メル、気にしてない!だからレイチェルやめて!」
セイラン 「レイチェル・・!!」
レイチェル 「セイランさん。悔しいけど、あなたの言う通り。ワタシば罪を犯した・・。
神様さえ全然知らないと思ってたけど、きちんと見てるんだね・・。」
セイラン 「神様なんていないよ。レイチェル。」
レイチェル 「そうだね・・。」
アンジェ 「レイチェル!!やめて!」
メル 「レイチェル!!また草津に・・一緒に来ようって言ったよね?!
約束をやぶるの?お願い!!やめて!メルとの約束を守って!!」
レイチェル 「・・ゴメン・・ね。」(グサッ!)
セイラン 「レイチェル!!」
レイチェル 「ごめんね・・みん・・な・・。」
アンジェ 「レイチェル!レイチェル!!いやあああーーーー!!」
〜ED(BGMは、私たちは松田聖子のよくサスペンスに使われる曲を使いました)〜
メル 「絵描きさん!」
セイラン 「やぁ、メル。まだ・・いいのかい?」
メル 「うん・・。もう少しでバスの時間だけど・・あと10分くらいなら。」
セイラン 「そう。・・元気を出すんだよ。君には笑顔が一番似合うから。」
メル 「うん・・うん。ありがと・・絵描きさん・・ううん、セイランさん。」
セイラン 「いや・・。」
メル 「さようなら。セイランさん。」
セイラン 「さようなら。」
メル 「メル・・メルね・・本当は・・ううん、何でもない。」
セイラン 「メル・・。」
メル 「じゃあね。バイバイ、セイランさん!」
セイラン 「・・・さようなら。僕の初めてのモデルさん・・・。」
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