土と埃に塗れた手で顔の汗を拭いながら空を見上げた。

夏の時間は長く、この時間であっても空はまだ明るい。

西の空を向いて見れば、太陽はゆるゆると落ちてゆくところだった。

空の色は真昼の群青に橙の絵の具を流しかけた様な

微妙な色に変わってゆく。

これがもう少しすれば、完全に橙に支配され、

その後夜の帳に支配されるのだろう。




自分の恋人を思わせる色が次第に空から消えゆくのを見て、

ああ、今日もまた一日が終わる、と思った。






み、短・・・!!!