コンチェルトノート
コンチェルトノート 感想

タイトル:コンチェルトノート
メーカー:あっぷりけ
機種:PC
ジャンル:成長と絆を描く学園純愛ADV
原画:オダワラハコネ
シナリオ:桐月
音楽:鷹石しのぶ
OP主題歌
「コンチェルトノート」
歌:NANA
作詞作曲:中山真斗(Elements Garden)
作/編曲:藤田淳平(Elements Garden)
挿入歌
「輝いたまま」
歌:中山マミ
作詞:中山マミ(Angel Note)
作曲編曲:不知火つばさ(Angel Note)
ED主題歌
「あの頃のように」
歌:Riryka
作詞:Riryka(Angel Note)
作曲編曲:不知火つばさ(Angel Note)
『――進退窮まった』
倉上進矢は追い詰められていた
事故により長期の入院が開けた後、彼の立場は一変していた。
あきらめて働こうとしていた時に初めて訪れた幸運。
懐かしい幼馴染との連絡と再会。
彼女がもたらしたのは、新しい学園と月光館という古い洋館だった。
懐かしい街で、進矢は少女達と出会う。
絶対無敵の幼馴染『神凪莉都』
事故の原因のクラスメート『今里和奏』
負けず劣らず不幸な下級生『東条白雪』
莉都と犬猿の仲の生徒会長『名凪星華』
月光館を預かるメイドさん『夕月小夜璃』
新天地での新しい生活。
暖かい人たちと、新しい家。
ここでイチから頑張ろう。
そう決意した彼に、ある夜、一人の少女が告げる。
――おぬし、今のままだと10日ほどで死ぬぞ。
幸御魂《タマ》という少女との出会い。
彼女の力で幸運を与えられピンチを助けられるが、
ますます窮地に立たされる事になる。
幸運を前借りした負債は3つ。
一つ、進矢たち本人の運がなくなる
一つ、他人の不運を肩代わりする
一つ、返済しきれない場合「不幸」となって訪れる
この日から、進矢達には様々な事件、事故が降りかかる。
学園で起こった窃盗や誘拐事件。
女子寮の不審者。ストーカー。盗難事件。
街にも学園にも、不幸の種は眠っている。
人々の抱える不幸を解決し、少しずつ集めて窮地を救え!
明るい未来を掴むため、仲間達と東奔西走することになる。
【倉上進矢(くらかみしんや)】
手先がスーパー器用で頭もいいようだ。
奨学生として学園に転校してきた主人公
特技は修理と手品。不運体質だが前向き。
個人的好印象主人公。気持ちのいい性格です。
【神凪莉都(かんなぎりと)】
冷静沈着。容姿端麗。頭脳明晰。運動神経抜群。
スーパーハイスペック幼馴染。そして学園の理事長&金持ち
人付き合いが苦手というよりは、人に対してあまり興味を持ってない様子。
主人公とはなんでも話せる仲。
【タマ】
古風なしゃべりかたをする。幸御魂の少女。神霊らしい。
人形サイズの大きさ。
生意気な幼女だが、長く生きているようだ。
【今里和奏(いまさとわかな)】
ソフト部エース、だが部活への参加は逃亡中。
主人公とは前の学校でクラスメート。
そして主人公が入院する原因となった事件に関係する。
現在もクラスメート。莉都の唯一の友人。
元気系ヒロイン。
【東条白雪(とうじょうしらゆき)】
主人公と同じく不幸体質の1年生の後輩。
天然系で世間知らずな感じ。家は資産家。
おどおどしていると思いきや意外に芯が強いのが好印象。
【名凪星華(ななぎせいか)】
生徒会長。3年生の先輩。
長髪の黒髪でルックスは美人だが、姉御肌。
莉都を目の敵にしている。神凪の家と過去に何かあった模様。
こういう性格の人は気持ちがいいですね。
【夕月小夜璃(ゆうづきさより)】
月光館の管理をしてる莉都付のメイドさん。
主人公とは初対面のはずだが、面影が懐かしい気がするらしい。主人公談
伏線がばればれすぎます。
まあライターの人もその辺は分かってて書いているのでしょうけど。
いつ本当の事を言うんだと気になる不具合。
一応言っときますが、18禁のゲームです。(また同じ出だしか
なのでえちーシーンがあります。
it is not one person.
一人じゃない
Moreover,they are not two people either
二人でも足りない
Story drawn by everyone's person
それは――コンチェルトノート
(みんなで描く物語)
上の英文はタイトルの下に書いてある文です。
まあこれがこの作品のテーマなんですけどね。
友人たちとの絆の物語なわけです。
シナリオ的には良い方だと思いますが、
すべてのENDをやってナンボの物語です。
なので途中で投げ出しそうな方にはオススメできません。
ただ攻略サイトでも見ないとルートを進めるのが結構きついのが弱点でしょうか。
フローチャートというのがあって、
行きたいルートにいつでも行けるというのがいい所。
ただ通るだけではダメで一旦エンディングを迎えないとルート開放されません。
ゲーム自体は丁寧につくられている感じがして、好印象。BGMも悪くない。
誤字・脱字が多少あるのが弱点でしょうか。パッチで直るんですかね?
涙腺崩壊というようなシーンはありません。ホロリとくる程度でしょうか。
と言ってもシナリオが悪いわけではなくむしろいい方だと思います。
自分は莉都ENDのボーカル曲が流れた瞬間に無理でした。
シナリオ自体はいいにはいいのですが、すごく良かったと感じるわけではありません。
EDも王道的なものですし。ただなんというか、
全編丁寧なつくりに感じるんですよね。
そういう所がユーザーにシナリオを
ちゃんと読ませられる重要な要素だと思います。
それと・・・莉都ゲーであるということだけは最初に言っておきます。
今回はネタバレを含んで書きますので
作品をやっていない方はご注意を。
それでは感想です。
10日後にあなたは死にます。
身長15センチの謎の超常現象的幼女にそう告げられました。
生きる方法は周りの人から運を少しずつ吸い取って、
10日後の最大の不運での死(事故死的な何か?)を回避するしかない。
あなたはそう告げられたらどうするでしょうか。
多少、心は痛んでも他人から少しずつ運を吸い取って、
自分が生きる道を選ぶのがほとんどだと思います。
不幸モードに巻き込んでしまったヒロイン達と共に
幸運集めにいそしむ。そういうお話です。
主人公の倉上進矢はこの手のゲームの中ではかなり上位に入りそうな
気持ちのいい性格。そしてこの手のゲームの例にもれず、かなり鈍感。
多少、壊れている部分があるような気もしますが。
理由として
不幸体質なので常に不幸に見舞われるが不幸に慣れている為か、
考え方がポジティブ。
悪人には容赦なく攻撃。
不幸に見舞われている人をみかけたらそれを助ける。
しかし、不幸に慣れているとはいえ、人まで助けるだろうか。
自分のことだけで精一杯になってしまうのではないだろうか。
首でも釣りそうなくらい過去から不幸の連続。幸運は一切なし。
学校では主人公に近づいた人間は不幸になることから
敬遠され、父は自殺。自分は右手を怪我し、一生直らないかもしれない。
そんな状況で未来に希望が持てるだろうか。人のことをかまってられるだろうか。
でも主人公は不運な人を助け、自らの不運に負けない。
そこが主人公の良さ、強さであり、心が鈍感とも言える部分。
人に対して線引きをしていて、自分に近づくと不運になる事から
必要以上に踏み込まない。
ある意味壊れているというのはその点。
ただ過去の進矢がそうであったのであって、
学園に転校してきた時はそうでもなく、
むしろ人との付き合いを積極的に行っている。
そこが成長した所なんでしょうか。
さて、主人公の話はこれくらいで、物語の話へ戻ります。
物語を進めていくとアイテムが手に入り、
キーアイテムがないとルートが開放されないようです。
『今里和奏』>『東条白雪』>『名凪星華』>『夕月小夜璃』>『神凪莉都』
この順番で話を進めるのが攻略的にもシナリオの流れ的にもいいと思います。
好きなキャラがいる人もぐっと我慢が必要なのがこの作品の罠でしょうか。
前にも書きましたが、シナリオをすべてプレイが必須です。
そうでないとこの作品をやった意味がないと思います。
友人との絆の話はあるのですが、なぜか家族との絆の話は欠片もありません。
主人公は一人。
莉都は家を出ていて、実家とは不仲。
和奏も引越し時家の人からあっさり許可。
白雪も親と折り合いがよくない。
小夜璃は親の話題は欠片も出ず。
星華は寮住まいで一家とは離れている。
各シナリオの感想
『今里和奏』
ご都合的に引っ越してきたように感じます。
普通の親なら許可しないだろ。常識的に考えて。
あんまり仲良くない様子。
異様に描写の細かいソフトボールの試合には驚き。
ライターの人、ソフト経験者ですか?
すれ違いの話。
日頃真面目に活動していないソフトボール部。
部長はある理由があって文化祭に行われる大学生との試合でいいところを見せたい。
和奏は日頃真面目にやってないのに試合だけ頼りにされる状況が気に入らない。
そういう状況なのですが、
隠されていた部長の理由を知ったらあっさり納得してしまう不具合。
あーそういう理由で頑張りたかったんだ、なるほどねと。
最後はスポコン的王道シナリオでした。
ソフトボールの試合が燃えましたが、シナリオ自体は普通。
印象に残るのはソフトの試合ばかりという不具合。
とても面白かったです。ソフトボールの描写。
野球のしょっぱい版とか思ってました。自分もかなりなめてました。
ほんとすいません。認識改めました。
『東条白雪』
南条麻里香と確執シナリオ。
白雪と麻里香は過去仲が良かったが、
現在は麻里香に嫌われている。それを紐解くシナリオ。
この話は詳しく感想を書くと全ネタバレになりそうなので自重します。
いつもおどおどしている様子の大人しめお嬢様ヒロインですが
強さをみせるのが好印象。
『名凪星華』
生徒会長は莉都を一方的に嫌っている。
それはなぜなのか。それを紐解くシナリオ。
この話は・・・すいません。上と一緒の理由で自重します。
シナリオ自体は普通。
かっこいい生徒会長様。
彼女の性格が好きになれたらたぶん勝ち組。キャラ魅力で頑張るシナリオ。
『夕月小夜璃』
昔隣に住んでいたお姉さんかもしれない。
という伏線とも言えないバレバレな要素をかなりひっぱるのが罠。
パーフェクトメイドかと思いきや弱点も多いので微笑ましいヒロイン。
『神凪莉都』
主人公と指だけで会話したり、異様に仲がいい。
ただ表情は、にこりともしない。そんなツンツン?ヒロイン。
莉都が好きになれたら勝ち組。
好きになれない方はご愁傷様でした。
神凪グループを二つに割り、
しかも神凪グループを壊滅寸前まで追い込むほどやり手の
スーパーヒロイン。
主人公の父を自殺に追い込んだ神凪グループ。
そして父の会社を潰したのは莉都本人だったという。
それを知っても主人公は莉都を嫌いにならない。
主人公の愛のパワーが見られるシナリオ。
序盤は確かに莉都ルートでした。
ですが後半は、タマシナリオになっていると思うんですけど。
絶対、気のせいじゃないと思う。
後半は超展開が待っているのでご注意を。
学園モノじゃねーです。
主人公の不運の理由。
タマの存在。
莉都のインチキ能力の理由。
それらの伏線が回収できるシナリオ。
最後までやらないとこのゲームを
やった意味がないというのはそういう理由です。
BADエンドでは莉都がツンツンモードでした。
この終わり方も未来が想像できて楽しい話。
「後は頼んだ」という莉都の約束を守り続けて、
きっと莉都を元の莉都へと戻したに違いない。
Trueエンドは自身で確かめてください。
TOPへ戻る