何処へ行くの あの日レビュー     
       何処へ行くの あの日
〜光る明日へ…〜 感想



タイトル:何処へ行くの あの日 〜光る明日へ…〜
メーカー:プリンセスソフト
機種:PS2
ジャンル:ADV
原画:かんの糖子 鷹乃みすづ
シナリオ:呉

オープニング曲「追憶の破片」
作曲編曲:たくまる
作詞・歌:霜月はるか
コーラス:ミズヒ




俺が殺した少女は、誰だったんだろう−

主人公・国見恭介は、一つの映像を抱き続けてきた。
遠い過去の記憶。細部は何処までも曖昧に、核心だけが恭介の心を貫いている。
「俺は確かに、一人の少女をこの手にかけた・・・ ・・・」
時間も場所も不確かで、それが誰だったのかすら分からない。

思い出は、頭にばかり詰め込まれるのではないと、恭介は思う。
身体が覚えている。
主の意志からは隔たった場所から、身体が一つの映像を映し出す。

国見恭介は、一つの罪を抱き続けてきた。



国見恭介は、一つの映像に悩まされ続けていた。
遠い過去の記憶。
細部は何処までも鮮明に、恭介の緋色の追体験へと誘い出す。
「ふふっ・・・ ・・・お兄ちゃん・・・ ・・・」

恭介には、絵麻という妹が居た。
頭も身体も覚えている。
記憶は何処までも鮮明に、追体験の必要もなく、今日も同じ行為が繰り返される・・・。

国見恭介は、もう一つの罪を抱き続けてきた。



高低差が激しく、自然に囲まれた森園町。
森園町において、とある噂が、まことしやかに流れていた。
“マージ”という名の薬、それが町に出回り、その薬はタイムトリップを可能にするという。
“マージ”を巡る騒動が次第に町を騒がしくさせ。やがて、恭介もそれを手にする事になる。
その時、恭介の脳裏に浮かんでいたのは、過去に犯した過ちの事だった。

“マージ”によって、浮かび上がってくる過去。
それはやがて、恭介を、彼を取り巻く少女達が抱える心の深みへと導いていく・・・ ・・・。




【国見 恭介】
自分しか覚えていない過去に犯した罪に悩まされている本作の主人公。

【国見 絵麻】
主人公の妹。かつて心臓を患っていたが、手術により直る。
過去は明るい少女だったが、現在は冷静沈着で大人しい印象。
主人公を実の妹でありながら、一人の男性として見てる節がある。

【神崎 千尋】
幼馴染。「あの夏」の後、引っ越した為、疎遠となっていたが、
主人公の学校に転入。数年ぶりに再会をする。
サンデーという猫を飼っている。

【茂木 一葉】
主人公の一つ下の幼馴染。
家庭の事情で一家はバラバラになり、主人公たちとも疎遠になる。
千尋に案内された喫茶店で、主人公達との友人付き合いを再開。
妹の双葉との復縁を望む。

【麻生 桐李】
主人公の家の近所に住む、ひとつ年上の幼馴染。
主人公に対して、お姉さんぶる。一葉同様、家庭内に問題を抱えている。

【青井 智加子】 
主人公の親友であった「トモ」の姉。図書委員の活動で知り合う。
以前は体が弱かった為、留年し、年上でありながら、同学年。
今でも智久の死は自分のせいだと思っている。

【青井 智久】
愛称は「トモ」主人公の親友。智加子の弟。
「あの夏」の後、転落事故の為、死亡。

【三木村 良】
桐季の兄。母親に対して執着心を抱く。

【マージ】
過去に戻ることが出来る薬。
ただし2週間以上飲み続けると、自分の望んだ幸せの世界の虜となり、
永遠に目覚めない昏睡患者となる。
マージは上手く使うことにより可能性を変える。つまり歴史を変えることが出来る。

【あの夏】
主人公達が過去に「虫食い」と戦った夏の事を指す。

【虫食い】
世界を白に塗りつぶし、消そうとする謎の存在。
主人公達は「あの夏」に「虫食い」と戦い、撃退することに成功する。






すごい大人のお話です。そして暗い。
「死」が絡むので、鬱になる人もいそうです。
シナリオに関しては、考えながらやらないと分からなくなりそう。

最初は 智加子、桐李、一葉のみ攻略でき、
3人をクリアすると千尋と絵麻が攻略できる。
二人をクリア後、真のエンディングへと続く。


シナリオの悪かった点

1.共通部分が多すぎる。

2回目くらいなら大丈夫ですけどね。
何度も同じ文章を見るのはきつい。
3回目以降は、既読スキップ必須。


2.友人の島君がマージを求める理由が分かりにくい。

考えればとりあえず分かりますが、ほとんど語られてません。
もう少し説明があっても良かったと思います。脳内補完は辛い。


3.いまいち物語に引きつける力が足りない。
  面白くないというわけではないのがワナ。
  やればやるほど面白くなっていくのでそこが残念。

攻略をしていくとどんどん謎が解けていくのですが・・・
ただ最初は何が謎なのか分からない。
「虫食い」の存在も最初の方は謎の現象程度に抑えられているので。
逆に千尋、絵麻のシナリオまで進めていくと気になっていくのですが。
共通部分が多いせいというのも大きいと思います。
ちなみに千尋をクリアしたあたりから引力が強くなります。


4.サンデーの存在。

あんま意味なくないですか?w


5.虫食い

もっと主人公達を脅かしてもいいと思います。
白に塗りつぶされる世界。存在を消される恐怖。
世界を消す存在なのですから、恐怖感を出していたら、
もっと物語が盛り上がったかも知れません。
正直コイツの存在が軽すぎて、世界が消えるという事に
私はまったく恐れを抱きませんでした。
本来はそれは死と同義の恐ろしさのはずです。
ちょっと残念。



さて微妙に酷評をしましたが、面白かったです。
純粋に大人向けのミステリーとしてやれました。
ミステリー好きにはおすすめかもしれません。
ちなみにこのゲーム、絵麻が真のヒロインと言っても
過言ではありません。彼女の為のゲームのような気がします。
というわけなので、彼女のルートに行くまでは、
このゲーム始まってないようなものなのです。

ネットで公式サイトに行ってみたら、このゲーム、
本来は18歳以上のゲームとしてPCで出ていて、
その移植だったようです。通りで微妙な表現が多いわけだ。
当然PS2なのでえちい表現はありません。
しかし最近は18歳以上のゲームがコンシュマー化されるのも、
多くなってますね。シナリオがいいって事なんでしょうけれど。

全部クリアした後、絵麻のCGが1%うまらねー・・・
結構必死になって探してあきらめて、
久々にシーン回想を見てたら、一番下におまけシナリオが・・・

クリアしたときにおまけシナリオが追加されましたーー!!
とか言ってくれればすぐ気がつくのに・・・。


何処へ行くの、あの日、ネタバレ編へ


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