夢幻廻廊     
       夢幻廻廊 感想



タイトル:夢幻廻廊
メーカー:Black Cyc
機種:PC
ジャンル:ペットライフADV
原画:椎咲雛樹
シナリオ:伊藤ヒロ/奈落ハジメ/土田太郎/千堂琉宇衣/らまんちゃ

OPテーマ :トキのかたりべ
歌:海原エレナ
作詞、曲:谷上純三(CUBE)




■あらすじ

目が醒ますと、そこは時代がかった大きなお屋敷の一室。
何故か自分の名前も、何故ここに居るのかも思い出せない。

「―――そう、名前もないのね」

黒の喪服のようなドレスを着た一人の見目麗しき妖艶な夫人の姿があった。
その深い暗黒色夜光虫画漂う深海のようでもあり、
見つめていると盲目の深海魚のようになって為す術なく水底へと引きずりこまれてしまいそうな…。
「妾が、あなたを拾ったの」
婦人の言葉を聞いて少年の瞳から唐突に涙が溢れ出した。
そう、少年には身寄りがなかった。身寄りだけではない。彼には何もなかった。この世で唯一、孤独だった。
「あなた、何処へも行く場所がないのね……?」
婦人の言葉は優しく、少年の心を柔らかく包み込んだ。
涙が溢れたのは、少年のことを見つめてくれる人がいる―――ただそれだけのことが与えてくれる、安心感からか。
婦人の言葉のひとつひとつが、少年へ潤いに満ちた感情を与えてくれる。
人間らしさ―――そう言って構わないのなら、
その人に見られ、言葉をかけられている間だけは、自分が人間なのだということを実感することができるのだから。
「ぼくを……ここに置いてください」
気づけば少年は涙を流しながら婦人に懇願していた。婦人は変わらぬ微笑を浮かべながら言った。
「貴方が望むのなら、"かとる"として屋敷に置いてあげましょう」



■"たろ" CV:森藍子

本編の主人公。記憶喪失状態で館に運び込まれ、労働を条件に館に住まうことになる。
名前は屋敷の女主人につけられたもの。性格的には内気で大人しい目立たないタイプ。
苛めて光線を常時発射中。声が小さく、どもり気味。

■九条 環/くじょう たまき CV:海原エレナ

館に住む娘達の母であり、九条家の主。非常に美しく、性格も温和で気品のある女性。
主人公はその美しさと気品に強い憧れを抱く。ミステリアスでオカルティックな雰囲気も持っており、
主人公を屋敷に引き込んだ理由も含めて全てが謎に包まれている。

■九条 薫子/くじょう かおるこ CV:金田めい

九条家の四姉妹の長女。病弱で臥せっており、食事以外は殆ど自室に篭っている。
そのため外界を知らず、世間知らずというか、様々な面で天然ボケ的な一面を見せる。

■九条 麗華/くじょう れいか CV:みすみ

九条家の四姉妹の次女。男装の麗人風の少女。武道の心得があり、合気道の段持ち。
怒りっぽく、すぐ他人に手を上げる。ややレズぎみで、ガールフレンドがいる。
サラシを巻いているので分かり辛いが、実は九条家で最もスタイルが良い。

■九条 祐美子/くじょう ゆみこ CV:まりもりん

九条家の四姉妹の三女。姉妹の中でも最も優しく、最も常識的な性格で、よそ者である主人公にも分け隔てなく接してくれる。
病弱な長女に代わって、飼っているペットの世話をしたりしている。

■九条 奈菜香/くじょう ななか CV:ひかり

九条家の四姉妹の四女。末っ子ということで、ご多分に漏れず我侭でいたずらっ子。
見た目も精神も実年齢よりもさらに幼く見えるが、無邪気さから残酷なことを言う
(する)こともしばしば(というかフルタイム残酷)。

■麻耶/まや CV:阿倉優

九条家に仕えるメイド。機械的で冷徹な印象。四姉妹のアシスタント的存在で、実質志乃よりも立場的には上。
上品な四姉妹に代わって、声を荒げたり、怒鳴ったりもする教育係的な存在でもある。
■志乃/しの CV:柴田蕗

九条家に仕えるメイド。気弱な眼鏡っ娘。借金を返すために屋敷で働いている不幸娘。
「次にドジをしたら、家畜として扱う」と脅されている。
事実上、半家畜の扱いを受けており、似た立場にいる主人公に同情を示す。
■グモルク

物語の端々で主人公の前に現れては、様々な謎掛けを残していく異形の存在。
常に斜に構えた態度とニヒルな言動、一方でこの世の全てを知り尽くし、
その全てを諦めたかのような厭世的言動で主人公を翻弄する。その正体は一切不明。







一応言っときますが、18禁のゲームです。(また同じ出だしか
なのでえちーシーンがあります。


いやはやこれはすごい強烈なゲーム・・・。
ショタっぽい少年(女の子にも見える)が
お屋敷の主であるドSの奥様やお嬢様に調教されていくゲーム

と・・・簡単に書きましたが、そんな生易しいものではありません。
主人公である「たろ」が段階を経て人間から家畜(このゲームでいうかとる)へと
落ちていく様を描いていますが、プレイヤーにひどく訴えてくるものがあります。
主人公の「たろ」と一緒にプレイヤーも調教する気まんまんです。
「たろ」と一緒にプレイヤーも社会復帰できなくさせるつもりでしょうか。

はっきり言って、18歳以上でも精神年齢がちゃんと到達してないと絶対にヤバイです。
18歳以下の人にやらせたら影響を与える事間違いなし。
なぜならばプレイしていくうちにプレイヤーがたろに精神的共感を
覚えてしまうからです。

でも本当に面白かったです。自分の中で評価は最高です。
ただオススメはしません。あまりに強烈すぎます。
自分の中の何かが揺らぎます。
話は哲学的と言いますか、シナリオは本当にいいですね。
調教シーンはかなり辛かったですが。

主人公の「たろ」は自分のいる社会が灰色に見えていた少年でした。
自分に対して干渉してこない孤独で優しくない世界
(段階により、自分を誰もいじめたり干渉してこない優しい世界)と感じている。
そしてそれを恐れている。だがお屋敷は違う。

最初「たろ」にとっていっぷ(調教)はとても苦しいものでした。
第一段階で軽い調教・・・
だがその後、第一段階の調教の真実が判明した時点で、
「たろ」の状況は最悪のものであるようにプレイヤーは感じてしまいます。
ですが段階が進むにつれ、

お屋敷の人は自分をちゃんとかとるとして認識し、干渉してくれる。
かとるとして正しくあれば褒められ、いっぷをしてくれる。
かとるとして正しくなければ、叱られ、お仕置きをされる。
そしてどちらもそこには愛がある。お屋敷の中にたろの敵はいない。

その事に「たろ」とプレイヤーが気がつく。
その瞬間からお屋敷はたろの中で楽園となるのです。


くつしたおいしい 薫子さま大好き は、まじで強烈でした。



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