色とりどりの包みも、こうも沢山あると 壮観でもある。
それが 全部チョコレートだというのには、
甘いモノの嫌いな自分にはウンザリする事実なのだが、
「レディ達の気持ちだから」と、一口ずつでも食べようとしている
目の前の男には
呆れを通り越して 尊敬さえ覚えてしまいそうになる。
「何でチョコレートなんだ?」
プレゼントの整理が一段落ついたのか、立ちあがった彼の背中に
ふと思った疑問を口にしてみる。
「さあ。 …甘いから じゃないのか?」
チョコレート特有の甘い香りが漂う部屋で、アイスブルーの瞳がクスリと笑う。
「…んな甘いモンかねぇ…」
彼の出ていった部屋で 憎憎しげに包みを眺めつつ、一人ごちる。
***
「ほら」
出ていった彼は、どうやらキッチンに居たらしい。
トレイに乗せたカップを目の前に差し出される。
「何だ? 愛の告白か?」
「ばぁか」
差し出された 【ホットチョコレート】 を受け取り、
聞くと、素気無く返される。
洋酒の香りに口をつけると、苦味のきいたビターな味。
なるほど、お前は甘いだけじゃ無いって事か
アリオスにチョコをあげたかったんですが、MY設定
【甘いモノが嫌い】なので、こんなコトに…
又は、 『恥ずかしくて、アイツにチョコなんてやれるか!』的なオスカーっちゅーコトで…
さて、チョコの美味しい時期ですね。
どれを【あげたいか】じゃなくて、【食べたいか】で買い込んでいる私はダメダメでしょうか?