君が若い男に説明を求めると、男の前にローブを着た半透明の姿が現れた。その存在は、ゆっくりと君に背を向けると、並んでいる軍団の駒を指差し解説を始めた。

「これは軍団を指揮する為の盤だ。君がここで駒を動かせば、指令によってその駒は君の命じた行動をとる。君の目的は、主に敵軍隊の殲滅だ。配下として君に付き従うのは、ヴァンパイア以下、グールやスケルトン、ゾンビといった命なき者。ヴァンパイアの統率と魔力の下、整然と進軍する彼らは「VampireCounts」と呼ばれる。
 では早速、戦術の基礎知識について触れておこう。

「まず、これは戦場を一時期支配下に置く為の物だ。拠って一定の制限時間内か、相手が戦意を失って逃亡するまでその場での戦闘が続く。相手が逃亡した場合はともかく、時間で勝敗の行方が決まる場合には、その戦闘単位、即ち「ユニット」と呼ばれる物に戦力的に対応させたポイントを与え、それをどちらがより多く相手から奪い取ったか、によって勝敗を決する。ただし、戦闘の情報を持って帰る等の利点がある為、相手のユニットを全滅、もしくは敗走させなければポイントを得られない。
 次に、部隊の編成についてだが、部隊の編成にはその役割が大きな重要性を持つ。ポイントが必要である以上、相手の持つポイントを奪うことが出来る部隊、ユニットがまず必要であるのは自明の理であろう。要するに相手の部隊を殺せるユニットである。これで相手を叩いて勝つという訳だ。彼らを「メインユニット」、もしくはその用途から「アタッカー」と呼ぶ。
 だが、前項に関しては相手も同じ事である。相手の主力とこちらの主力がぶつかった場合、戦況の想像は容易ではない。確実に勝つ為には、相手の「殺すユニット」を封じ込める役割を持つ、「壁」が必要である。耐久性に優れ、もし全滅させられても被害の少ない低ポイントの部隊。「ウォールユニット」と呼ばれる捨て駒部隊である。用途から彼らは「ブロッカー」とも呼ばれる。

 これらのユニットを用い、いかに効率よく相手の部隊を殲滅し相手の主力を無効化するかが戦場の支配権に関わってくるという訳だ。

 以下は各戦術論の詳細である。しかしここでその全ては紹介しかねるのでその導入だけに留めてある。


攻撃ユニット

防御ユニット

ロスター

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