外苑通りを右に折れて、早稲田通りに進む。
坂の途中、右手に見えてきたのは、ポスターを持った少女の集団。
以前の、「八雲立つ」のOAV試写会の経験から、市民会館のようなものを想像していた長谷は、場所とビル名に僅かな疑問を持っていたのですが、その予想は見事に当たってしまったのでありました。
それもその筈、長谷は知らなかったのですが、今回会場となったその場所は、かの「パラパラ」発祥の地であった…らしいです。
ミラーボールや照明器具、ステージに映写器材等、通常の飲み屋ではありえない設備に、中に入ってすぐディスコとの見当はついたのですが…此処の創始者も、まさか、あんな年齢層の集団を、真っ昼間から入れる事になるとは、予想もしていなかったに違いありません…合掌。

さて、中に入れば、「ロウソクの館」の名に相応しく、並べられた沢山のロウソク。
灯りの消された暗い会場内、張られたスクリーンの中には、松下先生のイラストが…そして開演。
ホストは勿論、伯爵様。
但し、首尾一貫、姿は現さず、声だけの出演でしたけど…。
先ずは伯爵秘蔵のコレクション…もとい、アニメ設定資料の公開。
都筑、密、巽、亘理、先生、倶生神、とお約束のメンバーの、全身、及びアップの設定が、フルカラーで映され、その度に歓声が上がります。
…しかし巽だけ、腕組みなんかしてたりして、やけに決まってたのは一体…普通、設定集のポーズって、結構お間抜けなものが多いんですが。
因みに、この巽の資料が映る直前、放送時間外によく画面を彩っている、あの縞縞画面が映ってました。
伯爵曰く、「あの巽の事だ、出演料の請求がくるやも…いや、既に口座から引き落とされているかも知れん!」だそーで。
さて、やたら所有格のついた伯爵の問題発言の後、続いて声優さんご登場!
都筑役の三木氏と、巽役の森川氏のお二人です。
しかし、声優さんのこういった質問コーナーの会話って、どうして必ずおちゃらけてるというか、ズレ捲ってるんでしょう?
単に受けを狙ってるのか、はたまた、毎度同じ様な事ばかりやってる為にもううんざりしてるのか…。
澱みないと言うか、手慣れてる、というのは間違いありませんけどね。
その場に来れなかった他の声優さんは、録画映像にて御挨拶。
アフレコ現場で取り急ぎ、という雰囲気の中、何故か速水さんだけが背景その他、やたらに決まってたのが印象的でした。
そしてお待たせ、本日のメインイベント、上映会の開始です。
グラフィックを多用した、美しいOPにレベルの高い映像。
難を言えば、グラフィック部分が多少浮いている事と、OPに密が少ない事、かな。
まあ、OPは黒と白の対比をメインにしてるんで、仕方がない事ですが、個人的に…。
内容に関しての焦点は、第1巻から現在の間に大きく変わってしまった都筑の性格のバランスを如何に取るか…であったと思われますが、なかなかに巧く行っていたのではないでしょうか。
しかし、しかし…あんな所で「つづく」なんて〜!!
衛星入ってない長谷には、はっきりいって拷問です。
まあ、何はともあれ、出来はかなり良さそうですし、期待が持てるのではないでしょうか。
因みに、もう一つの見所を挙げるとすれば、OPから内容まで、そこ此処に散りばめられた長崎の街並み、と言う所ですね。
丁度7月に長崎に行ってきた長谷は、まだ割と記憶が鮮明である為、背景の忠実な描写が殊の他眼につきました。
実際に行った事がなくとも、観光名所の中でも有名所が何個所も出てきていたので、旅行ガイドブックを片手に観てみれば、楽しさが増す事請け合いです。
さてさて、イベントの締めくくりは、矢張りこれ。
お約束のブレゼント抽選会ですね。
この為に、入場時、各人トランプの札を一枚ずつ配られていたのですが…なんと、長谷のカードはスペードの4。
何と言っていいのか…どこかの白髪の先生が、影でにやりと口許を歪めているような気がします。
先生の呪いが効いていたのか、予想に違わず、抽選はぺけ。
予定時間を少々過ぎて、お開きとなりました。

これにて、終幕!