ホラー小説
ここでは、作者名順に本を並べています
- 水妖記
官能的な作風の短編集。
下手なエロ小説よりもハードです。
恐怖と官能ばかりではなく、どの作品も読後に一抹の寂しさを感じさせて
くれる点がお見事。
凄まじい結末の'姫香が匂う'、"失楽園"を思わせる'水妖記'、'鬼子血飲児
数え唄'の3篇が特に好き。
恐いけれど、こんな恋愛に少しだけ憧れます。
丸尾末廣氏による挿し絵も最高! 美しくも妖しい作品世界にピッタリ!
「恐怖と官能は似ている」とは、よく言ったモノです。
- 最後の子
こちらは神話的、SF的な作風の短編集です。
作品の所々に散りばめられた様々な書物からの引用が、世界を重厚に
しています。
'柔らかい卵'がお気に入り。
- ファミリー
何とは無しに読み始めて、ついつい徹夜してしまった一冊。
某パソコンゲームを彷彿とさせるストーリーでした。
少しずつ明かされていく、夫とその家族の秘密・・・・・身内なだけに、
その恐怖も一塩です。
ホラーと言うよりはサスペンスですが、角川ホラー文庫なので、ここに
分類しました。
- 心の旅路
自選の恐怖小説集です。
全体的に、怖さよりも不思議さを感じさせてくれます。
どの話の主人公も、何処にでも居そうな感じの人物なので、非常に感情移入
し易いです。明日は我が身、と思うと・・・・・。
僕の友達は、'夜ごとの白い手'にマジでビビッてました。
僕は幻想的で不気味な'踊る指'と、読後感の切ない'慶州奇談'が好き。
- 多重人格殺人 サイコキラー
題名があまり適切でない気がするのは、僕の気のせい?
- 転校生
常に転校生である主人公が遭遇する、5つの物語が収められています。
学校祭が舞台の'美術室'が、個人的にはベスト! 切なくも美しい終わり方が
印象的。何よりも悲恋モノだし。