| タイトル | 「護人まもりびと」 | ||||||
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| ブランド | ボンびぃボンボン | プレイ機種・供給媒体 | Windows95 CD | 状況 | 発売中 | ジャンル | AVG |
| ◇はじめに すいませ〜ん。 世界を背負う者、みたいなストーレトな設定を主人公(PLAYER)として演じるには 少々気恥ずかしい年代に入ってしまっている為に楽しみきれませんでした。 以下のレビューは、その点割り引いてお読みください。 《9/24:改訂2版》 ◇以下、レビュー 難点は三つ。 主人公の人となりが掴めなかった点。 幻獣界の住人の生活が見えてこなかった点。 暗躍する(?)SILLIUS機関の実体が見えなかった点。 これらが自分的に評価を下げています。 基本的に一本道なのですが、演出に工夫が足りないのか個々の人物・世界観共に深みを感じません。スケールの大きな舞台・話だけに、少々「もったいない」感じです。途中で挿まれるMOVIEシーンも幾つかありますが、これもあまり効果的な使われ方はして居ない様な気がします。 構成の不備。 それを強く感じました。 序盤は もう少し覚醒までの日常を折り交ぜながら 主人公の人となりを見せた展開にした方がよかった様に思います。 主人公と巳鈴。十郎と深雪。 原案は、この二組を二軸に据えたダブルプロット構成だった様に見受けられます。そう考えると、ゲームとして再構成する中で「十郎と深雪」側のプロットが削られた為に全体的な「物語としてのバランス」が損なわれたと見ることも可能です。 (俺的にはホボ確信:以下、その前提で続く) その為か深雪の扱いが中途半端に見えます。もう少し中盤で動かす(PLAYERが演じられる)か、そうでなければ十郎たち並みに出番を抑えた方がPLAYERの意識が分散せずに良いと思います。いっそ主人公の従妹と云う設定も、実妹にしてしまっても良かったかも?そうすれば深雪の性癖や十郎との絡みもバッサリ省略できたハズですネ。 そこまで削ったら原型跡形もないやん?! でも「商品」にまとめ上げるには多分必要な痛みだと思う。 それが解ってるから「ダブルプロット」の一方を削ったと見るが、それでも中途半端。 それだからこそ中途半端、か? 結果として、壮大な物語ではありるがアドベンチャーゲームとして見ると歪な形になってしまっていますネ。この内容であれば、むしろビジュアルノベル形式にしてしまった方が語るべき事を容易に伝えられたと思います。その方が多分、「十郎と深雪」側のプロットも充分に織り込めたハズでしょうし…‥。 ◇結論めいたモノ CGは綺麗ですし、声をあてている役者さんも良い演技しています。物語も基本ラインは良い感じなのですが、構成&演出面で損をしている様です。制作期間の長さから云っても相当な難産だったと思いますが、持てる魅力の全てを伝えきれていないのは残念ですね。どうでしょう?「十郎と深雪」を主軸にした物語(後日譚?)で もう一本別の作品を作ってみては?今作と対をなす形でまとめられれば非常に面白い構成になりそうな気がするんですが…‥。 ◇システム システムは御馴染みのビジュアルアーツ系システム。 昨年暮れ辺りからは安定度も高くなってきており、その面の不安はありません。 ただ、Window表示にした際、他のアクティブなアプリケーション側のキー操作をも 拾って、画面が進んでしまうのは改善して欲しいと思います。 # この文章打ちながらWindow表示で実行したら、 # 漢字変換の際のCTRLキーを拾って、勝手に進んでしまったのヨ(苦笑 '98/09/24 |
| ◇余談 やっぱり、レビューはFirst Impressionでまとめ上げないとダメですね。中途半端に時間が開くと「単なる粗探し」みたいになって少々自己嫌悪に陥ってしまいました。 '98/09/24 |