推理作家紹介−天樹征丸氏
・書籍紹介
・以下の書籍はすべて、「講談社」より発売されています。(マガジンノベルス)
・価格はすべて本体価格です。
Last Updated:04/04/04
・オペラ座館・新たなる殺人(757円
金田一少年ノベルス第一弾。アニメ映画化されたので、小説を読む前にご覧になった方も居られるかと思います。映画版と原作では少しだけの違いがあります。
謎解きのレベルは、ふつう。伏線を素直に読めばむずかしくないでしょう。
・幽霊客船殺人事件(757円)
今現在放映されているアニメ版でも放送されたようです。内容は確認していませんので、内容にどれほどの差があるのかはわかりません。
謎解きのレベルはやや難(?)って所でしょうか・・・。
・電脳山荘殺人事件(777円)
これは、テレビのアニメ版で放映されたかどうかは知りません。(^^;)
謎解きのレベルはかなり難しいと思いました。(私だけでしょうか?)
正直最後まで読んでもあんまり納得できなかったような・・・・・・
・鬼火島殺人事件(770円)
この話も、テレビアニメ版で放送されたようですが、例によって内容に関してはわかりません。
この話は、推理小説の基本の一つである、「密室殺人」と「Who
done it?」がテーマです。
個人的には、このシリーズのここまでの中で一番おすすめです。
トリックのレベルは、ふつう。
いろいろな点から見て、ちょうどいいのではないでしょうか?
・上海魚人伝説殺人事件(780円)
実写版(ドラマ版)金田一少年の事件簿の”総締めくくり”として映画公開されました。
小説の方もはじめから映画化される予定のもとでかかれているので、映画を意識した表現になっているようです。
どちらかというと、ストーリーや演出に重点がありますので、トリックのレベルは非常に簡単です。
小説を読んだけど、映画を見ていないと言う人は、レンタルビデオででも、映画版を一度ご覧になることをおすすめします。(大きな変更はありませんが、1つおもしろい(?)変更点があります。(笑))
・雷祭殺人事件(760円)
全体としては、短編集といった感じになっています。書き下ろしの「雷祭殺人事件」に加え、コミックの短編集に収録されていた短編2つが加えられています。
「雷祭」自体の難易度は、中程度。”ワンアイデアトリック”と表現できるのではないでしょうか?
・殺戮のディープブルー(上巻:800円 下巻:771円)
シリーズ初の上下巻になった作品です。この作品も、「アニメ版映画:金田一少年の事件簿」の原作として制作されたストーリーでやはり映画かを意識した表現・描写が多数出てきます。
まだ、映画版を見に行っていないので(これを書いている時点ではまだ公開もされていない。)映画版とどれぐらい違うのかは確認していませんが、原作者の天樹征丸氏曰く「全然別のストーリー」とのことです。(詳しくは、下巻あとがき参照)
小説版の難易度は、中程度。
(追記)
映画、見てきました(笑)。
あれは、「全く違う話」ですね。間違いなく(笑)。
ということは、小説を読んだ人でも新鮮な気持ちで(?)映画を見ることができると言うことですね・・・。
あと、”あの”京極夏彦氏が友情出演(でいいんですよね?)されています。
・邪宗館殺人事件 (857円)
ノベルスシリーズではかなり久々の登場です。本編の方は一応、「完結」しましたが、ノベルスの方はまだ続くようです。
さて、問題の本編の方ですが、作者もあとがきで述べているように「センチメンタル」な雰囲気となっています。(それを大切にするために、今までずっと付いていた”挑戦状”は今回はありません。)しかし、内容の方はそれほど甘くはありません(笑)。わりと伏線は拾いやすい方だとは思うのですが、それを1本の線につなげる作業がなかなかうまく行きませんでした・・・。
というわけで、難易度は中(フーダニットのみ)〜やや難(完答)というところではないでしょうか?
このシリーズ全体の傾向として、「実際にその行動(犯行)が可能か?」という観点にとらわれると、かえってわからなくなってしまうことがあると多いと思います(^^;)
小説の中で出てくる伏線を探し出し、「その条件下ではどのようなトリックが可能か?」という観点で読んでいくのが謎解きとしてはおもしろいと思います。
全編に「読者への挑戦状」があります。当然、そこまでですべての情報が示されていますので、そこで犯人・トリックに自信がもてなければ、一度、気になる部分だけでも読み直すことをおすすめします。
全体的に、少し力を抜いて推理を楽しむのにおすすめです。
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