いつ更新するかわからないけど。
まだ中途半端だけど(^^;;;
無題(実はある)
ある日突然空から女の子が降ってきた。
ことの発端は近所のコンビニまで暇つぶしに立ち読みをしにいった帰りであ
る。
「なぁに〜、また来たの?あんたそんな暇があるのなら帰って勉強くらいやっ
たら?」などとちょうどそこでバイトをしている近所の幼なじみに悪態をつか
れて、おまけに缶ジュースまでおごらさせられたあげくに、「ちょっとこれか
らあがるところだからそれまでなら読んでいていいわよ」とそんな彼女につき
あって帰るのはごめんだったので、そそくさと目的だった立ち読みは出来ずに
しょうがなく帰路についたときである。
と、しばらくしたらどこからともなく女の子の悲鳴が聞こえてきた。
地域がらそんな場所とも無関係なので気のせいだと思っていたが、どうも聞
こえてくるのは上の方からである。
そう、空から女の子が悲鳴を上げながら降ってきたのである。
「ちょっとまて、そんなことがあるのかよ!!」
どう見たって何もない、空には星まで瞬いている。そんなところから女の子
が意味もなく降ってくる、もとい現れるはずはない。そもそも悲鳴をあげてい
るではないか!?
と思考が巡った瞬間、星が舞った。
閑席休話。
なんだか、なま暖かいものを首筋に感じ気づいてみると、目の前に女の子の
顔がある。まだあどけない幼さが残った顔立ちである。
と、そんなことはどうでもいい、この状況はどう考えてもおかしい。
そもそも何故、女の子顔が俺の目の前にあるのだ。おまけに首に腕が巻き付
いている。と、いきなりそれが俺の顔を彼女の胸に引き寄せる。
「ちょい待ちぃ〜」思わず、こんな幸福な状況にも関わらず身を引いてしまっ
た。と、その声に彼女が気がついたみたいである。
「う〜ん。なぁにぃ」ふわぁ、と延びをしながら、その場に座り込む。
というか、起きあがった。そう、俺たちは道ばたに寝転がっていたのである。
よくよく見ると、その女の子は、何か、こう、危ない恰好をしている。
一昔前のアイドルがしていた恰好というか、どこかの俺的にはかかわり合い
たくないイベントに参加する奴等の中にいそうな恰好をしているというか、ど
うにも説明しがたい恰好である。
「と、と、と、とにかくおまえは何なんだ?」何か忘れているような、釈然と
はしないが、当たらずも遠からずな問いをしてしまうが。
「私はこういう者です」と手持ちの荷物から名刺のようなカードを差し出すが
どう見てもどこから見ても銀色としか見えないカードである。
「これ、何?」思いあまって聞き返してみたが、返ってきた答えはとてもあっ
さりしていて「名刺ですが」という当たり障りのない答えである。
俺が首を傾げていると「何か私の言葉が変でしょうか?」などと意味不明の
問いをしてきながら「この地方はこの言語セットでいいのでしたのよね」など
とつぶやき、一人合点する始末である。
「あ〜、そのぉ」ついていけない。
「あっ、どぉしましたか」
「そうですね、そういえば私上の方から落ちてきたんですよね」
「たしか、下にあなたがいて、そうそう、あなたの上に」
そこまでいっぺんにいうと何か、ハッとしたらしく、「ごめんなさいです、
でした、ええと、その」
「出現座標を間違ったらしくて、その」
「そんなことはいいから、その、怪我してんじゃないのあんた?」
ほぇ、っと自分の体を一回り見回してから、わぁ、っと慌てふためいている
らしいしぐさをする。
「こ、こ、こんな辺境で未確認な病原体が私の体内に侵入してしまうのね」
「ぅぐっ、最初にして最悪の状況だわ、ぅぇっぐ」
なんか、俺にはわけが分からないまま泣き崩れてしまったんだがそこに間の
悪いことに先ほどの幼なじみである。
「あ〜、慎也また女の子を泣かしてるぅ〜」
「おい、またとは何だまたとは」
「と、そういう問題ではないが」と弁解しようとするといきなり平手が飛んで
きた。
「あっ、ごめんなさい、何かわかんないんだけど手が出ちゃったわ」
ぃゃ、俺はおまえのそういうところがわからないのだが。
謝るぐらいなら手を出すなよ。