首都高バトル2とSEGAGTの考察
文:キオさん

 セガGTと首都高バトルの比較(超長文)。
僕はPSを持ってないのでGTシリーズとの正確な比較ができません。 ですからほぼ同種のゲームであるセガGTと比較してみたいと思います。 (最近この2作品を比較する方も多かったということもあります) その中で雰囲気や難しさについても触れるので、 少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。 (ちなみに僕はセガGTのネット要素以外全要素を攻略済みで 首都高バトルも同様にネット要素以外クリアしてます 首都高バトル2の体験版もさわり程度やりました)

●主なゲームモード● セガGTではいくつかの段階に分かれてゲームが進行していきます。 まず技術テストをクリアしてライセンスを取得し、 参加できるレースカテゴリを増やしていきます。 そしてそれに出場して勝利し賞金を獲得します。 それを資金に自車を買い換えたりチューンナップしたりして、 より高いレベルのレースへ出場します。 この辺の基本的な流れはPSのGTと変わりませんよね。
首都高バトルはセガGTと違い、ライセンスが存在しません。 ゲーム開始時に与えられる資金で自車を購入し、 即、首都高へ出向いてライバルを探すことになります。 ライバルは環状線をぐるぐると周回しているので、 その後ろに付き、パッシング(ハイビーム明滅)で挑発し、 バトルへ突入することになります。
首都高はこのバトルのシステムが独特の物で、 他のレースゲームと決定的に違う点でもあります。 まずバトル開始と同時に、プレイヤーとライバルに 同量のSP(スピリットポイント)が与えられます。 ライバル側のSPは自車が先行することで減少し、 プレイヤー側のSPは敵車が先行することで減少します。 このポイントがゼロになることは戦意喪失を意味し、 その瞬間バトルに敗北したことになります。 (2では壁などへの接触によってもSPは減少しますが オプション画面で1と同様の設定に変更できます)
もちろん首都高だけにライバル以外の一般車両も多数存在します。 これを避けながらコーナーをクリアすることはなかなか難しく、 他のレースゲームよりもアクション性が高いと言われるゆえんです。
バトル終了後は勝っても負けてもCP(クレジットポイント)が 手に入り、それを使って車の購入やチューン・塗装ができます。 入手できるCPはライバルの強さによって決まるボーナスと 残存SPボーナス、バトルでの走行距離ボーナスの総量で決まります。 もちろん敗北すれば走行距離ボーナスしかもらえません。
最終目標は全てのライバルを倒し、最強になることです。

●画像関連● セガGTはシミュレーション指向が強く、 挙動の演算に処理能力を多く割いているためか、 画像的に取り立てて美しいとは言えません。具体的に分析すると、 現在ほとんどのレースゲームで行われている「光源処理」が セガGTでは一部を除いて使用されていません。 そのため立体感に欠け、せっかく念入りに作り込まれた 車体のモデリングも生かし切れていません。 周囲の景色を(擬似的に)車体に映り込ませる「環境マッピング」は施されていますがあまり効果は見られず、 背景などの造形やテクスチャの粗さも手伝って、 「ベッタリのっぺりした色彩」という印象を拭えません。 テールランプなどの光の軌跡を表現する「ブラー効果」はあります。 フロントライトと照明には「レンズフレア」も表現されており、 夜のコースでの幻想的な表現に一役買ってます。
画面解像度は640×480ピクセルのハイレゾリューション。 これは一般のテレビモニタの表示できる最高の解像度です。 それゆえ映像の鮮明さはトップクラスです。 (PSのGTのワンランク上の解像度です) 画像全体の滑らかさを左右する秒間フレーム数は30fps。 一秒間に30コマの画像を表示しています。 (PSのGTと同じフレーム数です) 最近のレースゲームの必要最低基準とされつつある数字ですが、 セガGTは車の挙動が滑らかに作られているため、 個人的には不自然さは感じられませんでした。
対する首都高バトルは画像のあらゆる面でセガGTを超えています。 1の段階で「多点光源処理」(複数の光源による陰影を表現します)や 「反射光エフェクト」(いわゆるテカリの表現です)のほか、 セガGTでもあった「ブラー効果」や「レンズフレア」も施され、 DCの中でも屈指の映像美を達成しています。 セガGTにはなかった自車のエアロパーツ交換という要素により 自車の魅力が増し、さらに飽きさせない映像が期待できます。
車体のモデリングも十分及第点を満たしています。 2に至ってはホイールやブレーキキャリパー、インパネ部なども セガGT以上に緻密に、こだわりを持って作られています。 (発表初期の写真ではオープンカーの写真もあったけど、 製品版には入るのだろうか・・・?)
画面解像度はセガGTと同じく640×480。 秒間フレーム数は60fps。 これらは一般のテレビモニタで表示可能な最高の数値です。
画面が暗いという印象があるそうですが、 実際は照明に明るく照らされているためそれほど暗くありません。 店頭の体験版ではコースの先が見えないほど暗い場合がありますが、 それはモニタの問題であり、自宅では調節することで修正できます。

●サウンド関連● エンジン音に関してはおそらくセガGTが勝っているでしょう。 (僕はこういうことに詳しくないので、意見がある方はお願いします) タイヤのスキール音やブローオフバルブの音は互角でしょうか。 BGMについては両者とも心に残る曲はなかったのですが、 首都高バトルはテーマ曲をZIGGYが歌っていたので 一歩リードといったところでしょうね。 (謎の女性ボーカルの歌もありましたね(笑)) ジャンル的にはセガGTが控えめなロックで、 首都高バトルがロックとユーロビート系の曲でした。

●車種● セガGTが約150車種(正確な数を憶えてません)、 首都高バトル1は25車種27グレード、 首都高バトル2は60車種120グレード以上ですから、 数ではセガGTが勝っています。 車種に実名を使っているのもセガGTのみです。

●コースについて● セガGTのコース数は逆走コースを含めて 20コースぐらい(正確な数忘れました)ですが、 かなり道幅が広く(開発者の方の意図らしいです)、 コースレイアウトもややこしい物がないので、 走破に職人芸を必要とするようなコースはありません。 ここのBBSでもコースの単調さが指摘されていましたね。 単調ゆえにちょっとしたミスでタイムが開き、 ライセンステストなどで規定タイムを満たすのはかなり困難です。 ただそれゆえに手応えがあり、やるたびに自分の上達を実感できます。 タイム設定が絶妙ということもあるでしょうが、 道幅が広いことによってラインにも幅ができ、 攻略のしがいのあるコースになっているのも確かです。 いわゆる「壁ターン」は可能です。 タイム短縮の過程で使うこともあるでしょう。
首都高バトルはその名前通りコースは首都高です。 1では環状線(内回り&外回り)のみとなっています。 ですがセガGTと違いコースが変化に富んでいる上、 映像も美麗なのでただブラブラ走っているだけでも楽しいです。 2では環状線に加え深川線、台場線、湾岸線、横羽線が追加され 実距離180kmとなり、前作の6倍にもなりました。 その他にもゼロヨンコースやオーバルコースも追加されています。 コース難度ですが、もともと首都高は300km/hオーバーの スピードで走行するようにはできてませんから、 壁に当たらずにコーナーをクリアするのは至難の業です。 だから「壁ターン」なるものが生まれたわけですが・・・。 タイムを縮めるのが目的のレースゲームと違い、 首都高バトルではライバルに勝つことが目的なわけですから、 コーナー手前で減速してもブロック次第で阻止できるので、 僕は基本的に使わないようにしています。 (もちろん首都高バトルにもタイムアタックはありますが・・・)

●対戦について● セガGTは普通の画面分割型2P対戦とネットランキングでした。 首都高バトル1も同様の内容でしたが、同2では技術的な問題から 画面分割型2P対戦が見送られることになりました とても残念ですよね・・・。 でもその代わりリプレイデータを使ったゴースト対戦ができます。 さらなる次回作では通信対戦も模索しているそうです。

長文にお付き合いいただいてありがとうございました。 拙い文章ですが、参考になりましたでしょうか? 結論を言いますと、首都高バトルは1も2もお薦めなので 両方買っちゃってくださいってことです(笑)。 「首都高バトルは他のレースゲームとジャンルが違う」 と言われていますが、車好きなら全然OKだと思いますよ。 セガGTも車好き必携の一本だと思います。

(なおこの文章はTOMBさんの質問にキオさんがお答になった文章です)

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