?「そぉ、よかったわね」

?「うん!今夜家に来るんだよ!!」

私の親友、水瀬名雪は興奮気味で話を続けている。

「で?彼はどういう人なの?」

名雪「う〜ん……と、不思議な人……かな?」

?「不思議な人?」

名雪「香里も会ってみたらわかるよ」

名雪は本当に嬉しそうだ。よほど彼のことが好きらしい。

香里「そういうものかしら?」

?「名雪、ご飯よ」

名雪「はーい!!ゴメン香里もう切るね」

香里「はいはいまた明日ね」

名雪「うん、バイバイ」



カチャ………



名雪との電話の後、私は窓の外を眺めた



世界有数の大企業アーカム財団の考古学研究所

私がのも心つく前からここに建っている

(ここ……考古学研究所って言うけれど本当はいったい何をやってるのかしらね?)

ここは考古学研究所とはいっているが不自然なことが多い。

人の出入りはほとんど無く、たまに妙に厳重な警備の中研究物資のような物が運ばれてくる。



香里「あらっ?」

研究所から一人の男が出て来た。

スーツを着ているが見た目は私と同じぐらいの年齢だ。

香里「物凄く場違いな気がするわ……」











































『エキドナ』篇

‐来訪‐


































香里「本当に場違いな気がするわ……」







何故だかわらないが…………







本当に何故だかわからないが…………







先ほど研究所から出てきた男が客間に座ってる…………







それも机の上にある金額は数百万はあるだろう。







あの程の金、見るのも初めてだ。







香里(どう見ても同い年ぐらいだわ)







栞「変な営業マンですね?それに凄いお金、どう見てもお姉ちゃんと同じぐらいなのに………」



妹の栞も同じ事を考えているようだ。



青年………いや、まだ少年と呼んだほうがしっくりとくるだろうその男は屈託のないその笑顔で私の父親にこう話していた。



祐一「先日からお話がありました石版のことですがどうしても譲ってくれないのですか?」

義彦「えぇ………あんなに苦労して手に入れたものなのでそう簡単に手放すつもりはありません」

祐一「先日、『あの話』もお聞きになられてると聞いてますが……」

義彦「多少の危険はあると覚悟していましたし………………
    ですがもうここは日本です。そんな連中がおいそれと来れるとは思いませんが………」





香里(連中?)





義彦「それに私はこれを気に入ってますから………」



二人の会話を台所で聞いていた私の耳に妙な言葉がいくつも聞こえてくる。

先日、父は海外出張の時に変な石版を手に入れてきた。

考古学マニアの父は海外出張に出かける度に変な物を買ってくる。

今回もその一つだと考えていたのだが、こういう人が来るのは初めてだ。

それに父も『危険』とか『覚悟』などおかしな事を言っている。

今回のものは普通の所ではなく危ない所から購入してきたのだろうか?















*          *          *
















祐一(やっぱりダメか?)

俺は心の中でため息をつく

祐一(少しでも穏便に事を進めたかったんだが……はぁ………)

せっかく自腹叩いて持ってきたのにこの男はイヤだと言っている。

祐一(無知は幸せとはよく言ったものだ、このおっさんこれがどんなに危険な物かわかって…………
    ってわかって無いから言ってんだよなぁ)











?「祐一……この石版の調査結果だが、これは『エキドナ』精製方法が記されていることがわかった」

祐一「エキドナってあの賢者の石やホムンクルスと同クラスの錬金術士の最終目標ってあれだろ?
    確か完璧の万能薬だったと聞いたけど………」

?「伝説上はな」

祐一「実物はやっぱり違うのか?」

?「ある意味合ってるよ。
  でもなこれの本当の効果は薬版の賢者の石なんだ。
  あらゆる有機物とあわせることによって全てを治す薬も作れるが……………」









俺の背筋に寒気が走った。









「………………それと同時に全てを殺す強力な毒にもなる」

祐一「ヤバイ代物だぜ。こいつは…………。
    こんなもん軍事兵器にでもされてみろどれだけの犠牲者が出るとことになるんだよ」

?「そうだな、もし今現在中和不可能な毒でも造られたら人類存亡の危機にもなりかねん。

   これは絶対に封印するべきだ。」












祐一(そう……。こいつは絶対に手に入れて封印しなければならない)

その為にも………







祐一「そうですか……、わかりました」

義彦「わかってくれましたか。」

この言葉で男の顔が明るくなるが………

祐一「また、日を改めて伺いますので・・・・・・……」

この言葉と同時に表情が元に戻る。

そのまま俺は美坂家を去っていった。

祐一(また明日来るよ…………下見にね・・・・……)

そのまま本日の夕飯を食べに俺は夜の住宅街に消えていった。









*          *          *









香里(それにしても変な人だったわね)

次の日の朝、冬休みも終わり再び学校出るべく私は歩いていた。

校門が見えてくると私は門の横に見慣れた後姿を見つけた。



?「祐一………足、速いね」

?「そうか?」

?「それに、息切れ一つしてない」



私はその後姿に声をかける。



香里「おはよう、名雪」

彼女は私の言葉振り向き「あっ、香里おはよう!」っと答えてくれた。

香里「久しぶりね」

名雪「この前会ったよ」

香里「3日もたてば十分久ぶ………えっ?」



私は彼の顔を見て思わず声をもらす。

彼は一瞬顔が曇ったがすぐに元に戻った。



名雪「あれっ?香里、祐一のこと知ってるの?」

香里(えっ?まさか彼が名雪の従兄弟?)

香里「知ってるって程じゃないわ。昨日駅前で偶然道を聞かれただけ」






私は思わずそう言ってしまった。



正直驚いてしまった。

当然だろう。昨晩、数百万の大金を持って父親に『石版を売ってくれ』と交渉していた男がうちの制服を着て

その上私の親友と従兄弟だと称しているのだから。




香里(確か相沢祐一だったわね………この人……何者なの?)











祐一「どうした?俺の顔に何かついてるか?」


香里(よく落ち着いて話せるわね………つかみ所が無いわ)


香里「いいえ、それより二人共そろそろ行かないと予鈴が鳴るわよ」

祐一「ヤバイッ!!初日から遅刻なんて洒落になんねぇ!!」

彼はそう言うと猛スピードで校舎の方へ走っていった。









香里「相沢君か………
        本当に不思議な人」











PS:名雪より速い人初めて見たわ








こんにちは。

SYUです。

もう、勢いだけで書いているから本当に話がメチャクチャです。

こんなの立ち上げて本当に馬鹿ッスね。





………はい………後でちゃんと修正しますので………………



それにして三点リーダ多いなぁ………。