私は今、タクシーの中にいる
祐一「場所が解りましたか?………はい………はい………そこですね」
電話の子機を使って話の内容は聞き出した
祐一「了解、準備後直ぐに向う」
私はタクシーの中にいる
栞を助け出す為に………………
『エキドナ』篇
-潜入-
公道を走る一台の大型バイク
横につけられたサイドカーにはシートが被せられいる
運転している男はライダースーツ?の上から革ジャンパーという妙な格好をして
制限速度を無視して公道を滑走していた
祐一「あの嬢ちゃんはいったい何を考えてるんだ!!」
研究所で装備を固めた後、再び俺は美坂家の様子を見に行った
すると長女が俺達が帰ったあとに家を飛び出したという
どうやら子機を使って話の内容を聞いてたらしい
祐一「………ったく……手間をかけさせやがって、
……間に合えば良いが………早まるなよ………」
バイクはなおも滑走していく………
* * *
香里「ここね……」
表向きはただの製薬会社のビル………
しかし、話によるとこのビルは米軍が日本内に内密で作った軍事研究施設の一つらしい
香里(こんな非常識な施設が日本内にまだ沢山あるのね、呆れるわ)
周りを見渡す………
良く見ると監視カメラがいくつか見える
香里(アレに見つかるわけにはいかないわね)
さらに忍び込めそうな場所を探す
香里「あそこ……」
少しあけられた窓を見つけた
明かりは消されている、どうやら席をはずしているらしい
香里(上手くすれば監視カメラにも見つからずに入れそうね)
私は覚悟を決めその窓に向って走り出した
* * *
ビル横の茂みから敷地内を見つめる一つの影
祐一「ふ〜ん……ここねぇ………」
今から敵地内に入るというのに緊張感が見当たらない
さすがにこの近くで爆音を鳴らすわけにもいかないので
少しはなれた駐車場にバイクは置いて来ている
祐一「兎に角中に入りますか………」
そう呟くと一瞬のうちにビル2階の窓の縁まで移動し鍵を破壊して侵入する
祐一「恐らく荷物も増えてるだろうし………
無事だと良いけど……達樹さん、頼んだよ」
* * *
香里「んっ……」
目がさめると私はどこかの部屋の床に寝かされていた
いや、放置というほうが正しいだろう
周りを見渡しても部屋は暗く中の様子は良くわからない
香里(確か……階段下りたところで後ろから捕まって……)
どうやら捕まったらしい………
香里「貴方達に何ができると言うの?
たかだか一会社の研究員でしょ?
そんな人に妹を助けることができるわけないじゃない!!」
ふと先ほど相沢君達に言った言葉を思い出す
香里「人のこと言えないわね………………
無様だわ…………」
雪国なのに暖房一つつけていない
必要ないといえばそうなのだが、一応着込んできたとはいえ冷える
香里(栞は大丈夫かしら………)
そう考えると突然あせりを感じ出す
あの子は制服だったはず………
この気温で制服ならもっと冷えるはずだ………
体調を崩してないだろうか………
おかしな事をされてないだろうか………
考えが悪い方向ばかりに働いてしまう
香里「こんな所でぐずぐずしているわけにはいかないわね」
そう考え私はあたりを散策し始めた
* * *
祐一「あらら、気づかれてたのね………
というより、香里が捕まったか、俺の素性がばれたかどっちかか」
正面にはバリケードが作られその陰や通路の角に兵士達が待ち受けている
祐一「みんな、そろいも揃って装甲服なんて着ちゃってよ………」
そんな事も関係ないのか祐一は敵が待ち受けている通路に向って歩き出す
同時に両手で拳を作る
それと同時に上半身の筋肉が増幅した
祐一「テメーらが着ている代物とこのAMスーツの出来の違い…………
存分に味あわせてやるよ………」
その場所に響く低く冷たい声
その刹那その場所から相沢祐一の姿が消えた

エキドナ篇もやっと敵地に入りましたので後3〜4話で修了ですかね
次どうしよう(まだ勢いで書いてる奴)
あぁ、皆様こんなヘタレを見捨てないでください